絶滅危惧種

環境省RDBカテゴリ
絶滅
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野生絶滅
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絶滅危惧IA類
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絶滅危惧IB類
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絶滅危惧II類
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準絶滅危惧
(NT)
我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 飼育・栽培下でのみ存続している種 絶滅の危機に瀕している種 ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種 IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種 現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

カミコウチテンナンショウ

カミコウチテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【上高地天南星】 (Arisaema nikoense subsp. brevicollum) 「上高地」の名の通り、上高地など長野・岐阜県境の北アルプス南部周辺と、福井県白山の...
野山の植物

ヒトツボクロ

ヒトツボクロ (ラン科ヒトツボクロ属)【一黒子】 (Tipularia japonica) 特徴的な葉を一枚だけ地面に生やし、そこから花茎を伸ばして5-10個の花をつける小さな地生ランです。 葉は中央に白線が入り、縁が細かく波...

ベニバナヤマシャクヤク

ベニバナヤマシャクヤク (ボタン科ボタン属)【紅花山芍薬】 (Paeonia obovata) 何とも言いようがない、美しくも儚い紅色の花。 山地の落葉広葉樹林内にひっそりと咲きます。 単に「ヤマシャクヤク」の赤花かと思ってい...

ヤブエビネ

ヤブエビネ (ラン科エビネ属)【藪海老根】 (Calanthe discolor f. viridialba) 別名:ミドリエビネ 「エビネ」には様々な園芸種も各種あるようで、また自然交雑種も各種知られています。 「ヤブエビネ」の...
野山の植物

ユウシュンラン

ユウシュンラン (ラン科キンラン属)【祐舜蘭】 (Cephalanthera subaphylla) 同属の「ギンラン」に似た花を咲かせる地生ランですが、より小型で葉が小さく1-2枚しかなく、全体にとても貧弱な雰囲気です。 「ギン...

ウメウツギ

ウメウツギ (アジサイ科ウツギ属)【梅空木】 (Deutzia uniflora) 関東地方西部から、山梨、静岡にかけて分布する、所謂「フォッサマグナ要素」の分布をする希少な低木です。 山地の石灰岩の岩場を好み、崖の割れ目などに生...
野山の植物

シロバナハンショウヅル

シロバナハンショウヅル (キンポウゲ科センニンソウ属)【白花半鐘蔓】 (Clematis williamsii) 別名:シロバナノハンショウヅル 名前の通り「ハンショウヅル」の仲間の白花ですが、ハンショウヅルとも同じく白い「トリガタ...

コイワザクラ

コイワザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【小岩桜】 (Primula reinii var. reinii) 山岳地に生える「サクラソウ」の仲間ですが、同じ山岳性でも湿地に咲く「ハクサンコザクラ」「エゾコザクラ」などと違い険しい岩場...
野山の植物

ヒメフタバラン

ヒメフタバラン (ラン科サカネラン属)【姫双葉蘭】 (Neottia japonica) 別名:ムラサキフタバラン フタバランの仲間はどれも樹林下の地面に、対生する2枚の葉を生やし、その中から花茎を立ち上げます。 ヒメフタバラン...
3月

ヒナワチガイソウ

ヒナワチガイソウ (ナデシコ科ワチガイソウ属)【雛輪違草】 (Pseudostellaria heterantha var. linearifolia) 別名:ムサシワチガイソウ 山地の落葉広葉樹林内や林縁に生育する「ワチガイソウ」...
11月

ソナレマツムシソウ

ソナレマツムシソウ (スイカズラ科マツムシソウ属)【磯馴松虫草】 (Scabiosa japonica var. lasiophylla) 別名:アシタカマツムシソウ 高原の花としてなじみ深い「マツムシソウ」の海岸型変種です。 多...

ハマラッキョウ

ハマラッキョウ (ヒガンバナ科ネギ属)【浜辣韮】 (Allium pseudojaponicum) 別名:タマムラサキ 「ヤマラッキョウ」の海岸型とされ、三浦半島、伊豆半島の狭く限られた範囲に、それと何故か壱岐諸島に分布します。 ...

ハマアキノキリンソウ

ハマアキノキリンソウ (キク科アキノキリンソウ属)【浜秋の麒麟草】 (Solidago virgaurea subsp. leiocarpa var. ovata) 「アキノキリンソウ」の海岸型で、房総半島、伊豆半島、三浦半島、真...
野山の植物

「ツツザキ」カワラノギク?

「ツツザキ」カワラノギク? (キク科シオン属)【筒咲河原野菊】 (Aster kantoensis f.tubulosus ?? ) 多摩川の「カワラノギク」の中に、妙に花弁(舌状花)が細い花が何株かあるの気付き、よく見ると花弁が...

アマギカンアオイ

アマギカンアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【天城寒葵】 (Asarum muramatsui) 「タマノカンアオイ」に似た感じで、伊豆半島周辺に分布するカンアオイです。 タマノカンアオイより小型のようで、葉柄の色が淡緑...
10月

タカクマホトトギス

タカクマホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【高隈杜鵑】 (Tricyrtis ohsumiensis) 黄色い花のホトトギス類は地域限定の固有種が多く、この「タカクマホトトギス」も「キバナノホトトギス」の亜種とも別種ともいわれるも...
野山の植物

ヒメハッカ

ヒメハッカ (シソ科ハッカ属)【姫薄荷】 (Mentha japonica) 北海道と本州中北部に分布し、低地の湿地に生育する小型で繊細な和ハーブです。 細い茎が直立して、先端のほうに集中して花序がつきます。 花は淡紅紫色で萼...
野山の植物

フジレイジンソウ

フジレイジンソウ (キンポウゲ科トリカブト属)【富士伶人草】 (Aconitum x fudjisanense) 「アズマレイジンソウ」と「レイジンソウ」の中間的形質をもち、関東や中部に分布すると思われる種間交雑種。 雑種起...
9月

ツガルミセバヤ

ツガルミセバヤ (ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属)【津軽見せばや】 (Hylotelephium ussuriense var. tsugaruense) 世界自然遺産の白神山地を中心とした青森県、秋田県にのみ分布する固有種...
野山の植物

タイワンツクバネウツギ

タイワンツクバネウツギ (スイカズラ科ツクバネウツギ属)【台湾衝羽根空木】 (Abelia chinensis var. ionandra) 日本では奄美大島、沖縄本島、石垣島の海岸や山地の岩地に稀に生育する希少種で、「ツクバネウ...

マルバオモダカ

マルバオモダカ (オモダカ科マルバオモダカ属)【丸葉面高】 (Caldesia parnassifolia) 全国の湖沼や池に生える水生植物で、オモダカ科の仲間の中でも日本では一属一種の変わった種類です。 スイレンなどのような丸...

ナガバノモウセンゴケ

ナガバノモウセンゴケ (モウセンゴケ科モウセンゴケ属)【長葉毛氈苔】 (Drosera anglica) 「モウセンゴケ」同様に粘毛で虫を粘着させ養分として消化する食虫植物で、普通の「モウセンゴケ」と違い10cmほどもある細長い葉...
山岳の植物

オゼヌマアザミ

オゼヌマアザミ (キク科アザミ属)【尾瀬沼薊】 (Cirsium homolepis) 「オゼヌマ」の名前の通り、尾瀬とその周辺山域の湿原だけに生育する特産種です。 湿原の中に直立し、やや薄い色の頭花が上向きに1-3個ほどつき、葉...
山岳の植物

ミヤマワレモコウ

ミヤマワレモコウ (バラ科ワレモコウ属)【深山吾亦紅】 (Sanguisorba longifolia) 「ワレモコウ」とよく似ていますが別種で、山地帯~亜高山帯の湿原や草地に生育します。 普通のワレモコウよりもやや花序が長いこと...
水生植物

ヒシモドキ

ヒシモドキ (オオバコ科ヒシモドキ属)【菱擬】 (Trapella sinensis) 葉や果実が「ヒシ」に似ていることから名付けられていますが、分類的には全く異なり独立のヒシモドキ科とされたりゴマ科とされたりしましたが、現在はオオ...
山岳の植物

ジゾウカンバ

ジゾウカンバ (カバノキ科カバノキ属)【地蔵樺】 (Betula globispica) 別名:イヌブシ (写真は樹幹のみ 葉は別物) 栃木から長野までの本州中部、ほとんど埼玉県、群馬県、山梨県、長野県の境界山地中心に限られた分布...
野山の植物

ツルラン

ツルラン (ラン科エビネ属)【鶴蘭】 (Calanthe triplicata) 沖縄や奄美など南方の照葉樹林下で夏に咲く「エビネ」の仲間です。 エビネによく似た幅広の葉が茂った中から高く花茎を立ち上げ、エビネ型でさらに複雑な白い...
野山の植物

ヌマゼリ

ヌマゼリ (セリ科ムカゴニンジン属)【沼芹】 (Sium suave var. nipponicum) 別名:サワゼリ 全国の低地の湿地や沼の水辺に生育するセリで、葉はあまりセリ類らしくない奇数羽状複葉になり、細かいが鋭い鋸歯があ...

バイカモ

バイカモ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【梅花藻】 (Ranunculus nipponicus var. submersus) 冷涼な流水中に生える沈水植物で、いわゆるキンギョモと言われるような水草の一種ですが何とキンポウゲ属です...
7月

アオフタバラン

アオフタバラン (ラン科サカネラン属)【青双葉蘭】 (Neottia makinoana) 薄暗い杉林の林床にへばりつくように生える双葉。 多くあるフタバラン類の中で、暗い青緑色にぼやけた白筋が入るのが特徴です。 茎は直立し...
高山植物

カトウハコベ

カトウハコベ (ナデシコ科ノミノツヅリ属)【加藤繁縷】 (Arenaria katoana) 生育地の至仏山ではたくさんある「ホソバツメクサ」の花に似ていて、かつ同じようなところに生えていますが、個体数は少ないので探すのに意外...
高山植物

キンロバイ

キンロバイ (バラ科キンロバイ属)【金露梅】 (Dasiphora fruticosa) 亜高山帯から高山帯に生える低木ですが、主に蛇紋岩地や石灰岩地に生育し分布する山域が限られます。 北海道の崕山、芦別岳、アポイ岳、本州では早池...
山岳の植物

ハクウンラン

ハクウンラン (ラン科ハクウンラン属)【白雲蘭】 (Odontochilus nakaianus) 別名:ムライラン、イセラン 小さく目立たない、林下に生える地生ランで、本州~九州の落葉広葉樹や照葉樹の混交林の薄暗い林床に疎らに生え...
山岳の植物

ベニシュスラン

ベニシュスラン (ラン科シュスラン属)【紅繻子蘭】 (Goodyera biflora) ランの中でも「シュスラン属」というと「ミヤマウズラ」などの仲間で、小さな花がずらっと並んでいるものが多いのですが、このベニシュスランは花序に...
山岳の植物

ホザキイチヨウラン

ホザキイチヨウラン (ラン科ヤチラン属)【穂咲一葉蘭】 (Malaxis monophyllos) 別名:ホザキフタバラン 亜高山のブナ林や針葉樹林に生える小型の蘭で、1枚か2枚の葉から花茎を立ち上げ、2-3mmの多数の細かい黄緑...
高山植物

ヒメシャクナゲ

ヒメシャクナゲ (ツツジ科ヒメシャクナゲ属)【姫石楠花】 (Andromeda polifolia) シャクナゲといっても一属一種の特殊な湿原植物で、極小サイズのシャクナゲです。 「エゾノツガザクラ」などのツガザクラ類の花の、葉を...
6月

チシマウスバスミレ

チシマウスバスミレ (スミレ科スミレ属)【千島薄葉菫】 (Viola hultenii) 別名:ケウスバスミレ 「ウスバスミレ」によく似た北方系の無茎スミレですが別種です。 日本では北海道東部に、また本州では中部地方以北の限られ...
6月

オオバタチツボスミレ

オオバタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【大葉立坪菫】 (Viola kamtchadalorum) 「タチツボスミレ」の名がついていますが、分類的にはむしろ「ニョイスミレ」に近い独立的な種類のスミレで、北海道では海岸から山地...
山岳の植物

クロカンバ

クロカンバ (クロウメモドキ科クロウメモドキ属)【黒樺】 (Rhamnus costata) 深山の林中に生える落葉低木で、葉が似ているので「カンバ」の名がついていますが樺の仲間ではありません。 雌雄異株で、束になった長い花柄の...
6月

タガソデソウ

タガソデソウ (ナデシコ科ミミナグサ属)【誰袖草】 (Cerastium pauciflorum var. amurense) 独特の半透明な花弁に白い筋が入り、とても幽玄・清楚な雰囲気をもつ花です。 山梨県・長野県・岐阜県など本...