絶滅危惧種

環境省RDBカテゴリ
絶滅
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野生絶滅
(EW)
絶滅危惧IA類
(CR)
絶滅危惧IB類
(EN)
絶滅危惧II類
(VU)
準絶滅危惧
(NT)
我が国ではすでに絶滅したと考えられる種 飼育・栽培下でのみ存続している種 絶滅の危機に瀕している種 ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種 IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種 現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種

高山植物

リシリヒナゲシ

リシリヒナゲシ (ケシ科ケシ属)【利尻雛芥子】(Papaver fauriei)北海道・利尻島の利尻山頂上部近くの砂礫地にのみ自生する固有種で、現在自生地の個体数は減少しており、300株程度しかないといわれています。ケシ科ケシ属の植物は日本...
山岳の植物

ヒゴシオン

ヒゴシオン (キク科シオン属)【肥後紫苑】(Aster maackii)大陸系の遺存種とされ、日本では阿蘇・くじゅう周辺にしか見られない希少種です。山地の湿地草原に生育し、「シオン」より大きめの色の濃い花を咲かせます。総苞片が丸っこく、先が...
山岳の植物

ホソバノツルリンドウ

ホソバノツルリンドウ (リンドウ科ホソバノツルリンドウ属)【細葉蔓竜胆】(Pterygocalyx volubilis) 別名:ホソバツルリンドウ「ツルリンドウ」に似て非なる、一属一種の希少種。似て非なるといっても、ツルリンドウとは全く印象...
10月

キバナノホトトギス

キバナノホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【黄花杜鵑】(Tricyrtis flava) キバナホトトギス日本固有種で、宮崎県にしか自生しない黄色いホトトギス。谷沿いの林床斜面に生育し、互生する葉には暗色の斑紋があり、茎には開出毛が疎らに生...
高山植物

リシリゲンゲ

リシリゲンゲ (マメ科オヤマノエンドウ属)【利尻紫雲英】(Oxytropis campestris ssp. rishiriensis)花の形が「ゲンゲ(レンゲソウ)」に似ているため「ゲンゲ」の名がついていますが、同じマメ科でも「オヤマノエ...
高山植物

レブンシオガマ

レブンシオガマ (ハマウツボ科シオガマギク属)【礼文塩釜】(Pedicularis chamissonis var. rebunensis)礼文島の固有変種で、「キタヨツバシオガマ」の大型のもの。背丈が50-60cm以上にもなり、葉が5-6...
高山植物

ミヤマタンポポ

ミヤマタンポポ (キク科タンポポ属)【深山蒲公英】(Taraxacum alpicola) 別名:タテヤマタンポポ高山性のタンポポで、北アルプス北部、白山、妙高山、戸隠山などに生育しています。標高2000-3000mの高山帯に生育し、開けた...
7月

ウチョウラン

ウチョウラン (ラン科ウチョウラン属)【羽蝶蘭】(Hemipilia graminifolia var. graminifolia)背丈5-20cmほどの小柄で可憐な野生蘭です。主に関東以西の低山の岩場に自生し、白と紅紫色の花を咲かせます。...

カナウツギ

カナウツギ (バラ科コゴメウツギ属)【金空木】(Stephanandra tanakae)同属の「コゴメウツギ」によく似た低木ですが、白い5弁花はやや大きく、5枚の花弁と5枚の萼片が重なり合って複雑な形に見えます。葉が独特の形で、先端が尾状...
6月

グンナイキンポウゲ

グンナイキンポウゲ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【郡内金鳳花】(Ranunculus grandis var. mirissimus)キンポウゲ(ウマノアシガタ)の地域変種のようで、山梨県の東部「郡内地方」に分布するという名称です。「グンナ...
6月

レブンコザクラ

レブンコザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【礼文小桜】(Primula farinosa subsp. modesta var. matsumurae)高山系のサクラソウの仲間ですが、「コイワザクラ」などの系列ではなく、「ユキワリソウ」の...
6月

キバナノショウキラン

キバナノショウキラン (ラン科ショウキラン属)【鍾馗蘭】(Yoania amagiensis)落葉広葉樹林の林下にひっそりと咲く、菌従属栄養植物(腐生植物)。沢沿いなど湿気の多いところに生え、地中の菌類から栄養分を得て自身では光合成を行いま...

ケショウヤナギ

ケショウヤナギ (ヤナギ科ヤナギ属)【化粧柳】(Salix arbutifolia)上高地の梓川の景観を形作る要素のひとつとして、たいへん有名なヤナギです。しかし、上高地には他にも「オノエヤナギ」や「イヌコリヤナギ」「オオバヤナギ」「ドロノ...

ヒメムヨウラン

ヒメムヨウラン (ラン科サカネラン属)【姫無葉蘭】(Neottia acuminata)本州中部以北と北海道に分布し、亜高山帯下部などの針葉樹林下に生える菌従属栄養性の小さなランです。「ムヨウラン」と同様、葉緑素をもたず光合成をしない菌従属...
野山の植物

ネムロシオガマ

ネムロシオガマ (ハマウツボ科シオガマギク属)【根室塩竈】(Pedicularis schistostegia)高山や亜高山に咲く「シオガマ」の仲間は、「ヨツバシオガマ」や「タカネシオガマ」など紅紫色の花のものが多く、白系のものは「エゾシオ...

アツモリソウ

アツモリソウ (ラン科アツモリソウ属)【敦盛草】(Cypripedium macranthos var. speciosum)日本の野生蘭の中でも、たいへんレアで人気が高く、それだけに盗掘などの被害も多い「アツモリソウ属」の代表です。中部地...
6月

キバナノアツモリソウ

キバナノアツモリソウ (ラン科アツモリソウ属) 【黄花敦盛草】(Cypripedium yatabeanum) キバナアツモリアツモリソウ属特有の、大きな袋状の唇弁をもち、独特のまだら模様が迷彩パターンのようで面白い花です。「アツモリソウ」...
野山の植物

レブンアツモリソウ

レブンアツモリソウ (ラン科アツモリソウ属)【礼文敦盛草】(Cypripedium macranthos var. flavum)北海道の礼文島固有種にて、世界で礼文島だけに生育する野生ランです。「ホテイアツモリソウ」の変種で、クリーム色が...

ホシザキユキノシタ

ホシザキユキノシタ (ユキノシタ科ユキノシタ属)【星咲雪ノ下】(Saxifraga stolonifera f. aptera)「ユキノシタ」の一品種で、基本的には普通のユキノシタと同じですが、花の形が特異なものです。通常のユキノシタは5枚...

イワツクバネウツギ

イワツクバネウツギ (スイカズラ科イワツクバネウツギ属)【岩衝羽根空木】(Zabelia integrifolia)本州中部以西から四国、九州に隔離的に分布する低木で、「ツクバネウツギ」に似た花をつけますが、独自の一属一種の日本固有種です。...

クモイコザクラ

クモイコザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【雲居小桜】(Primula reinii var. kitadakensis)山岳地の岩場に咲くサクラソウの仲間は地域によって各種ありますが、これは「コイワザクラ」の変種。南アルプス、八ヶ岳、富...
野山の植物

サワトラノオ

サワトラノオ (サクラソウ科オカトラノオ属)【沢虎の尾】(Lysimachia leucantha) 別名:ミズトラノオ川岸や原野などの低地の湿地に生育し、ヨシ原の中に細い茎を直立して三角錐型の穂状の花序をつけます。花は花序の下から咲き上が...
3月

ヒダカソウ

ヒダカソウ (キンポウゲ科キタダケソウ属)【日高草】(Callianthemum miyabeanum)世界中で、日高山脈のアポイ岳や幌満岳周辺だけに特産する固有種。アポイ岳のカンラン岩による超塩基性土壌に特化した植物で、石灰岩に特化した「...

チチブイワザクラ

チチブイワザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【秩父岩桜】(Purimura reinii var. rhodotricha)「コイワザクラ」の変種で、秩父の武甲山にのみ生育する固有種。コイワザクラとほぼ同様ですが、花が大きめで葉柄や花茎に...
野山の植物

ヒメアマナ

ヒメアマナ (ユリ科キバナノアマナ属)【姫甘菜】(Gagea japonica)「アマナ」とは別属の「キバナノアマナ属」に属し、「キバナノアマナ」によく似ていますが、ずっと小さく弱々しい花です。6枚の花被片の外側が薄緑になっている点なども、...
野山の植物

ムニンタツナミソウ

ムニンタツナミソウ (シソ科タツナミソウ属)【無人立浪草】(Scutellaria longituba)「ムニン」の名が表すとおり、小笠原諸島の固有種です。小笠原諸島の中でも、父島と兄島だけに分布し林内や岩場に自生するようです。花は白色で、...
3月

ヒュウガオウレン

ヒュウガオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【日向黄蓮】(Coptis minmamitaniana)「バイカオウレン」の仲間の分類が見直され、2004年に「シコクバイカオウレン」とともに新種となったものです。ストロンを出さないこと、萼片や...
9月

アケボノシュスラン

アケボノシュスラン (ラン科シュスラン属)【曙繻子蘭】(Goodyera foliosa var. laevis)シュスラン属の仲間には「シュスラン」をはじめ、「ベニシュスラン」「ミヤマウズラ」などがありますが、これは「ミヤマウズラ」に似た...
9月

ツルギキョウ

ツルギキョウ (キキョウ科ツルニンジン属)【蔓桔梗】(Codonopsis javanica subsp. japonica)関東地方以西から九州に分布し、山地の沢沿いの半日蔭の林縁に稀に見られる蔓植物です。同属の「ツルニンジン」や「バアソ...
山岳の植物

チチブリンドウ

チチブリンドウ (リンドウ科シロウマリンドウ属)【秩父竜胆】(Gentianopsis contorta) 別名:ヒロハヒゲリンドウ石灰岩地帯の岩礫地や草地などに稀に生え、5-15cmほどの弱々しい感じのする小さな草です。普通の「リンドウ」...
9月

ヒメヒゴタイ

ヒメヒゴタイ (キク科トウヒレン属)【姫平江帯】(Saussurea pulchella)「姫」の名がついていますが、立派に高さ1m以上になる草原性のトウヒレンです。最大の特徴は丸い総苞部分がピンク色のくす玉のようになっていること。花が咲く...
9月

アキザキヤツシロラン

アキザキヤツシロラン (ラン科オニノヤガラ属)【秋咲八代蘭】(Gastrodia confusa)昼でも薄暗い、荒れた竹林の落ち葉や朽ちた竹が横たわる中にひっそりと生える、とても花とも思えないようなランの花です。葉緑素を持たず光合成を行わな...
9月

クロヤツシロラン

クロヤツシロラン (ラン科オニノヤガラ属)【黒八代蘭】(Gastrodia pubilabiata)葉緑素をもたない、つまり光合成を放棄したランの花です。いわゆる菌従属栄養植物の仲間で、地中の菌類ネットワークの栄養素に依存して生きています。...
9月

キクアザミ

キクアザミ (キク科トウヒレン属)【菊薊】(Saussurea ussuriensis)「アザミ」の名をもちアザミに似ていますが、アザミに非ずのトウヒレンです。日当たりのよい山地草原に生え、直立して高さ1m以上になります。花序は茎先に5-1...
9月

サガミジョウロウホトトギス

サガミジョウロウホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【相模上臈杜鵑草】(Tricyrtis ishiiana)ホトトギス属の中の一群の、ジョウロウホトギス節のものは、深山渓谷の岩場に垂れ下がるように生え、ホタルブクロのような釣鐘型の黄色い花を...
9月

スルガジョウロウホトトギス

スルガジョウロウホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【駿河上臈杜鵑草】(Tricyrtis ishiiana var. surugensis)ホトトギス属の中の一群の、ジョウロウホトギス節のものは、深山渓谷の岩場に垂れ下がるように生え、ホタル...
山岳の植物

シラヒゲソウ

シラヒゲソウ (ニシキギ科ウメバチソウ属)【白髭草】(Parnassia foliosa var. foliosa)「白髭」の名から、サンタクロースのような「ひげじい」を連想してしまいますが、高原に咲く繊細で可憐な花です。茎の先端に一輪だけ...
野山の植物

シロテンマ

シロテンマ (ラン科オニノヤガラ属)【白天麻】(Gastrodia elata var. pallens)菌従属栄養性のランで、光合成を行わずナラタケ属の菌から養分を得る、葉のない植物です。「オニノヤガラ」や「アオテンマ」に似た姿で白花です...
野山の植物

レブンソウ

レブンソウ (マメ科オヤマノエンドウ属)【礼文草】(Oxytropis megalantha)その名の通り北海道礼文島の固有種で、高山植物の「オヤマノエンドウ」の近縁種です。葉は奇数羽状複葉で小葉は17-23個。長く伸びた花茎の先に5-15...
6月

ハクロバイ

ハクロバイ (バラ科キンロバイ属)【白露梅】(Dasiphora fruticosa var. mandshurica) 別名:ギンロバイ【銀露梅】亜高山帯から高山帯の石灰岩地などに稀に生える落葉低木で、「キンロバイ」の変種とされています。...