動物図譜

鳥類

アオゲラ

アオゲラ (キツツキ科アオゲラ属)【緑啄木鳥】 (Picus awokera) 日本固有のやや大き目のキツツキで、本州から九州に分布する留鳥です。 オリーブグリーンの背中と縞模様の白い腹、白い頭に真っ赤な頭頂と...
3月

アカハラ

アカハラ (ツグミ科ツグミ属)【赤腹】 (Turdus chrysolaus) 同じツグミ属の「シロハラ」によく似た兄弟分のような鳥で、名前の通り腹部が赤い(オレンジ色)。 ただし、腹といっても腹部下面の中央部は白腹で...
3月

イカル

イカル (アトリ科)【鵤】 (Eophona personata) 黄色く太いくちばしと黒覆面が特徴のイカルは、ほぼ全国に生息し何処にでもいるようなのですが、その割には見かける機会が少ないようです。 おそらく樹木の上の...
1月

カンムリカイツブリ

カンムリカイツブリ (カイツブリ科カンムリカイツブリ属)【冠鳰】 (Podiceps cristatus) 「カイツブリ」の仲間ですが、カイツブリとはかなり印象の違う鳥です。 普通のカイツブリは子供のカモという...
1月

タヌキ

タヌキ (イヌ科タヌキ属)【狸】 (Nyctereutes procyonoides viverrinus) タヌキは極東アジアの動物ですが、20世紀になってから毛皮目的でソ連に移入され、現在ではヨーロッパ各地に帰化している...
哺乳類

ニホンジカ

ニホンジカ (偶蹄目シカ科シカ属)【日本鹿】 (Cervus nippon) 鹿の子供は確かに可愛いし、大人の鹿も姿は美しいし山中で見かければ得した気にもなりますし、山に響く鳴き声も風情があります。 しかし、今や現...
10月

キマダラカメムシ

キマダラカメムシ (カメムシ科) (Erthesina fullo) わりあい大型で星模様が綺麗なカメムシで結構目立ちます。 本来、台湾や中国、東南アジア原産で、江戸時代に長崎での出島から入ってきたらしいのです...
6月

ハサミツノカメムシ

ハサミツノカメムシ (ツノカメムシ科) (Acanthosoma labiduroides) 前胸の両側の赤い突起が印象的なカメムシ。 この突起が「ツノ」という名の所以だと思うが、「ハサミ」とは何か? 実は雄...
甲虫

ナナホシテントウ

ナナホシテントウ (テントウムシ科)【七星天道】 (Coccinella septempunctata) 日本全国に分布し、最も普通に多く見られるテントウムシのひとつです。 成虫も幼虫時代ももっぱらアブラムシを食べる肉...
6月

クロサナエ

クロサナエ (サナエトンボ科ダビドサナエ属) (Davidius fujiama) 「サナエトンボ科」というのは、似たような種類がたくさんあって中でも「ダビドサナエ属」はどれもよく似ていて同定が難しいようです。 ...
6月

アサヒナカワトンボ

アサヒナカワトンボ (カワトンボ科) (Mnais pruinosa) 山中で見たことのない小さなトンボを見つけ撮影しましたが、最初イトトンボの仲間かと思い調べましたが該当が無く判らず。 いろいろ調べ、専門のSNSで質...
6月

コガラ

コガラ (シジュウカラ科コガラ属)【小雀】 (Poecile montanus) 全国各地に留鳥として生息しますが、本州では夏は山岳地から亜高山の森で繁殖し、冬には平地で「シジュウカラ」などと混群となって生活します。...
5月

ホソミオツネントンボ

ホソミオツネントンボ (アオイトトンボ科)【細身越年蜻蛉】 (Indolestes peregrinus) 「オツネン」という名は「越年」という意味で、初夏に成虫になった若い個体がそのまま冬を越して春に成熟するという...
両生類

ニホンアマガエル

ニホンアマガエル (アマガエル科)【日本雨蛙】 (Dryophytes japonica) カエルの中でもだいたい万人に好感をもたれる種類でしょう。 田園風景の中で身近に存在し、漫画やイラスト、キャラク...
タテハチョウ科

コジャノメ

コジャノメ (タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) (Mycalesis francisca) 本州以南で平地から低山の雑木林などの林内に普通に見られるジャノメチョウ。 薄暗い林下を飛び、樹液などに集まり花にはほ...
セセリチョウ科

ミヤマセセリ

ミヤマセセリ (セセリチョウ科) (Erynnis montanus) セセリチョウの仲間は茶色っぽく地味なのが多く、蛾と思われているものが多いですが、よく見ると地味ながら渋い味わいがあります。 このミヤマセセ...
アゲハチョウ科

ヒメギフチョウ

ヒメギフチョウ (アゲハチョウ科ギフチョウ属)【姫岐阜蝶】 (Luehdorfia puziloi inexpecta) ヒメギフチョウ本州亜種 「春の妖精」とも呼ばれ、早春の林に舞う可憐な蝶です。 ...
鳥類

イソヒヨドリ

イソヒヨドリ (ヒタキ科イソヒヨドリ属)【磯鵯】 (Monticola solitarius) 元々、日本ではその名の通り磯や海岸の岩場などに住む鳥で、街では珍しい鳥でしたが、何故か近年は内陸部に広がり都市部でも繁殖するよう...
3月

オナガ

オナガ (カラス科オナガ属)【尾長】 (Cyanopica cyanus) 真っ黒い頭と水色の羽根、灰色と白色の体のクールなコントラストが美しい鳥です。 「ギューイ ギエーイ」と騒々しく鳴く鳥で、樹の上の方...
3月

ムクドリ

ムクドリ (ムクドリ科ムクドリ属)【椋鳥】 (Sturnus cineraceus) 郊外では「ヒヨドリ」と並んで、都市部ではそれ以上に、人里に馴染んで群れで生息する野鳥です。 畑や公園などの開けた場所...
2月

ハシボソガラス

ハシボソガラス (カラス科カラス属)【嘴細烏】 (Corvus corone) もともと田園地帯に広く分布するカラスで、「ハシブトカラス」と違って今も都心部などにはいないようです。 「権兵衛が種まきゃカ...
1月

スズメ

スズメ (スズメ科スズメ属)【雀】 (Passer montanus ) およそ日本中の人里にどこにでもいるスズメは、あまりに日常的なので「カラス」同様、あまりバードウォッチングや撮影の対象にもならず、いささか無視さ...
鳥類

トラツグミ

トラツグミ (ツグミ科トラツグミ属)【虎鶫】 (Zoothera aurea) 夜間に悲しげに鳴く「鵺」の声として有名で、少し昔にはUFOの音として話題になったこともあったようです。 身近な里山にい...
2月

カシラダカ

カシラダカ (ホオジロ科ホオジロ属)【頭高】 (Emberiza rustica) カムチャツカなどユーラシア北方より冬に渡ってくる冬鳥で、「ホオジロ」に似ています。 頭の上の羽をモヒカンのように逆立てるのが特...
9月

ルリビタキ

ルリビタキ (ヒタキ科)【瑠璃鶲】 (Tarsiger cyanurus) 夏は亜高山の針葉樹林で繁殖し、冬に向けて低地に降りてくるので、冬には関東の里山でもよく見られるようになります。 林内や林縁を移動し...
3月

モズ

モズ (モズ科モズ属)【百舌鳥】 (Lanius bucephalus) 全国の平地から低山に生息し、はやにえ(早贄)で有名なモズは、スズメとさほど変わらないくらいの小鳥ですが、小さな猛禽類という感じで激しい狩りをする鳥です...
3月

メジロ

メジロ (メジロ科メジロ属)【目白】 (Zosterops japonicus) 里で見られる身近な小鳥の中でもシンプルな可愛さは筆頭クラスではないでしょうか。 (実はドアップでみると意外と眼が怖いのだが(^^;;)。...
2月

ゴジュウカラ

ゴジュウカラ (ゴジュウカラ科ゴジュウカラ属)【五十雀】 (Sitta europaea) 全国の森林に住む小型の留鳥で、キツツキのように木の幹に縦に留まることができ、なおかつ下向きに歩くことができる特技の持ち主です。 ...
6月

コノシメトンボ

コノシメトンボ (トンボ科アカネ属)【小熨斗目蜻蛉】 (Sympetrum baccha matutinum) アカトンボの仲間のひとつで、雄は胴体と顔面が赤くなります。 翅の先端に褐色斑があるのが特徴で日本全...
9月

ミヤマアカネ

ミヤマアカネ (トンボ科アカネ属)【深山茜】 (Sympetrum pedemontanum elatum) 広くいう赤トンボのひとつですが、他の種と違い翅にこげ茶色の広い帯があります。 雄は胴が赤くなり、翅脈や縁...
8月

ヒガシニホントカゲ

ヒガシニホントカゲ (爬虫綱有鱗目トカゲ科)【東日本蜥蜴】 (Plestiodon finitimus) いわゆる普通のトカゲです。 幼い個体では尻尾がメタリックブルーで体の縦縞がくっきりしていますが、大人にな...
8月

シオカラトンボ

シオカラトンボ (トンボ科)【塩辛蜻蛉】 (Orthetrum albistylum speciosum) 里山や郊外で最も身近なトンボのひとつです。 名の元となった、塩振りされたような粉を吹いた灰色の胴体は雄で、...
7月

ナツアカネ

ナツアカネ (トンボ科)【夏茜】 (Sympetrum darwinianum) 初夏から現われる赤トンボ。 雄は成熟すると胴も胸も顔も眼も全て真っ赤になります。 「アキアカネ」はこうならないので、雄はすぐ見...
6月

キマダラセセリ

キマダラセセリ (セセリチョウ科) (Potanthus flavus) 「セセリチョウ」の仲間は、どれも蛾に間違われることの多い蝶です。 そもそも、蝶と蛾は明確な区別の線引きはできないのですが、その中でもセセリチョウ...
タテハチョウ科

ヒカゲチョウ

ヒカゲチョウ (タテハチョウ科)【日陰蝶】 (Lethe sicelis) 別名:ナミヒカゲ 雑木林の中など林下の日陰を飛び回り、花より樹液などにやってきます。 ジャノメチョウの仲間なので裏面にはっきりした眼状紋があり...
アゲハチョウ科

ウスバシロチョウ

ウスバシロチョウ (アゲハチョウ科)【薄羽白蝶】 (Parnassius citrinarius) 別名:ウスバアゲハ 「シロチョウ」の名がつきますが、「モンシロチョウ」「スジグロシロチョウ」などの仲間ではなく、アゲハチョウ...
3月

セグロセキレイ

セグロセキレイ (セキレイ科セキレイ属)【背黒鶺鴒】 (Motacilla grandis) 「ハクセキレイ」と同様のサイズと体型でよく似ていますが、遠目にも白黒のコントラストがはっきりしています。 白黒がくっきりして...
3月

トビ

トビ (タカ科トビ属)【鳶】 (Milvus migrans) 別名:トンビ 「トンビがタカを生む」ということわざがありますが、そもそもトビは立派な「タカ科」の鳥で、大きさも「鷹」というより「鷲」が相応しいほどです。 ...
2月

エナガ

エナガ (エナガ科エナガ属)【柄長】 (Aegithalos caudatus trivirgatus) 「シジュウカラ」や「ヤマガラ」などの群に混ざって移動していることが多いのですが、小型でスリムで尾が長いので見慣れると見...
1月

トモエガモ

トモエガモ (カモ科マガモ属)【巴鴨】 (Anas formosa) シベリア東部で繁殖し、冬になるとやってくる冬鳥です。 カモ類の中では小型で、雄の頭の模様が独特で「巴」の名の由来となっています。 雄は...
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