野山の植物

3月

アマミエビネ

アマミエビネ (ラン科エビネ属)【奄美海老根】(Calanthe amamiana)名の通り、奄美大島に生育する固有のエビネです。形状は普通の「エビネ」とほぼ同様で、高さ30cmほどになり、花色は白っぽいものを中心に淡紫色、淡紅色などバリエ...
野山の植物

キツネノエフデ

キツネノエフデ (担子菌類スッポンタケ科)【狐の絵筆】(Mutinus bambusinus)細長い円錐形で先端が細く尖る、特異な形状のキノコ。梅雨時から秋にかけて、林の中や竹林の中、草地や畑など様々な場所に発生します。幼菌の段階では、何か...
野山の植物

アオモリアザミ

アオモリアザミ (キク科アザミ属)【青森薊】(Cirsium aomorense) 別名:オオノアザミ「ノハラアザミ」の北方型近縁種とされ、以前は亜種とされていたようですが、今は別種になっています。大きな根生葉が花期にも生存し,頭花は直立し...
野山の植物

アカソ

アカソ (イラクサ科カラムシ属)【赤麻】(Boehmeria silvestrii)昔から「カラムシ」や「ヤブマオ」などと同様に繊維の材料とされた植物です。全国の山地や丘陵地に広く分布し、雌雄同株です。茎や葉柄が赤く、「クサコアカソ」や「コ...
9月

オナモミ

オナモミ (キク科オナモミ属)【葈耳、巻耳】(Xanthium strumarium subsp. sibiricum)子どもに大人気の「ひっつきむし」の代表格で、誰しも子供の頃にイガイガの実をセーターなどに投げて遊んだものです。しかし、じ...
野山の植物

コヒロハハナヤスリ

コヒロハハナヤスリ (シダ植物ハナヤスリ科)【小広葉花鑢】(Ophioglossum petiolatum) 別名:ナガバハナヤスリこの仲間は皆よく似ていて区別が難しいのですが、「ヒロハハナヤスリ」に比べて栄養葉がやや細身で、基部が急に狭く...
野山の植物

ゴウソ

ゴウソ (カヤツリグサ科スゲ属)【郷麻】 (Carex maximowiczii)  別名:タイツリスゲ(鯛釣菅)全国の湿地に生えるスゲで、雌性の小穂が別名の「鯛釣り」のごとく、数個垂れ下がって目立ちます。同じ茎の先端には細長い褐色の雄性の...
野山の植物

クスダマツメクサ

クスダマツメクサ (マメ科シャジクソウ属)【薬玉詰草】(Trifolium campestre)1940年代に確認された、ヨーロッパから西アジア原産の帰化植物で、道端や空き地などに群生します。同類の「コメツブツメクサ」によく似ていますが、花...
野山の植物

ヤナギトラノオ

ヤナギトラノオ (サクラソウ科オカトラノオ属)【柳虎の尾】(Lysimachia thyrsiflora)本州中部地方以北~北海道に分布し、山地の湿原に生育します。ただし、湿原といっても低層湿原に生育し、高層湿原には生えないので、例えば尾瀬...
春

ケラマツツジ

ケラマツツジ (ツツジ科ツツジ属)【慶良間躑躅】(Rhododendron scabrum)慶良間諸島(沖縄)で発見されたため無つけられていますが、慶良間諸島だけの固有ではなく、沖縄本島、奄美大島にも分布します。山地や渓流沿いの岩場などに大...
野山の植物

トウゴクシダ

トウゴクシダ (シダ植物オシダ科オシダ属)【東谷羊歯】(Dryopteris nipponensis)数ある「ベニシダ」似の常緑シダのひとつ。葉にはあまり光沢がなく、最下羽片の下向き第一小羽片が中裂から深裂程度まで裂けます。また、鱗片が黒褐...
野山の植物

リュウキュウハナイカダ

リュウキュウハナイカダ (ハナイカダ科ハナイカダ属)【琉球花筏】(Helwingia japonica subsp. liukiuensis)「ハナイカダ」の亜種で、ハナイカダに比べて葉が細長く艶があり、鋸歯が鋭くはっきりしています。雌雄異...
3月

タニムラアオイ

タニムラアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【谷村葵】(Asarum leucosepalum) 別名:シラユキカンアオイ(白雪寒葵)琉球・徳之島の固有種であり、極めて希少な種で、推定開花株数が50個体程度といわれています。日本で唯一の...
6月

エンシュウムヨウラン

エンシュウムヨウラン (ラン科ムヨウラン属)【遠州無葉蘭】(Lecanorchis suginoana)「ムヨウラン」に非常によく似た菌従属栄養植物の蘭で、葉緑素や葉を持たず地面からいきなり花が出ます。花は「ムヨウラン」とほぼ同様ですが、少...
春

イヌツゲ

イヌツゲ (モチノキ科モチノキ属)【犬黄楊】(Ilex crenata var. crenata)庭木や植え込みなどによく使われる常緑樹ですが、自生は東北以南の本州と、四国、九州の山地に生育します。灰褐色の滑らかな幹で、小さな葉は楕円型で硬...
春

ニシノオオタネツケバナ

ニシノオオタネツケバナ (アブラナ科タネツケバナ属)【西の大種漬花】(Cardamine dentipetala var. longifurcta)近畿地方以西の本州、四国、九州に分布し、基本種「オオケタネツケバナ」の変種とされています。山...
野山の植物

エビガライチゴ

エビガライチゴ (バラ科キイチゴ属)【海老殻苺】(Rubus phoenicolasius) 別名:ウラジロイチゴ海老ガラの名を思わせる、茎や葉柄、萼片に赤い毛が密生して異様な感じの野イチゴです。しかし、よく考えるとエビは普通毛がないので、...
野山の植物

アワブキ

アワブキ (アワブキ科アワブキ属)【泡吹】(Meliosma myriantha)本州、四国、九州に分布する落葉広葉樹です。初夏に3mmほどの細かい花を多数つけた花序を出し、遠目には「ニワトコ」に似ています。淡黄白色の小花は一見歪んだ3弁で...
野山の植物

ヒラツカスミレ

ヒラツカスミレ (スミレ科スミレ属)【平塚菫】(V. chaerophylloides var. sieboldiana × V. eizanensis)「エイザンスミレ」と「ヒゴスミレ」の交雑種で、両者が混在するエリアで発生します。もとも...
春

コケセンボンギク

コケセンボンギク (キク科コケセンボンギク属)【苔千本菊】(Lagenophora sublyrata)草丈10cmもあるかないか、花は5mmほどの小さな小さな菊です。台湾・東南アジア・オーストラリアなどに広く分布する亜熱帯性のものらしく、...
野山の植物

ベニヤマタケ

ベニヤマタケ (担子菌類ヌメリガサ科)【紅山茸】(Hygrocybe coccinea)何とも見事に赤いキノコです。赤いキノコはいくつもありますが、大概軸は白いものが多く、また傘も白っぽかったり粉っぽかったりしますが、これは全体が透明感のあ...
野山の植物

サンショウソウ

サンショウソウ (イラクサ科サンショウソウ属)【山椒草】(Pellionia minima)山地の沢沿いや湿った森林内に生える、とっても地味な植物です。関東以西から、四国、九州、沖縄本島まで分布する日本固有種。「ウワバミソウ」とか「トキホコ...
野山の植物

カスマグサ

カスマグサ (マメ科ソラマメ属)【カス間草】(Vicia tetrasperma)「カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)」と「スズメノエンドウ」の中間の大きさということで、「カ」と「ス」の間で「カス間草」と、なんともふざけた和名のマメ科の雑草...
野山の植物

アイイノモトソウ

アイイノモトソウ (シダ植物イノモトソウ科)【合井の許草】(Pteris x pseudosefuricola) 別名:セフリイノモトソウ「イノモトソウ」と「オオバノイノモトソウ」の交雑種で、関東地方以西から中国地方、四国・九州の両種が混在...
野山の植物

タマゴケ

タマゴケ (蘚類タマゴケ科)【玉苔】 (Bartramia pomiformis) コケ類の中でも人気の高い種類です。人気の秘密はユニークな胞子嚢(蒴)。春先に直径2mmほどの小さいながら完璧な球体の蒴をつくり、この一部の蓋のような部分が次...
春

キシダマムシグサ

キシダマムシグサ (サトイモ科テンナンショウ属)【岸田蝮草】(Arisaema kishidae) 別名:ムロウマムシグサ「マムシグサ」に似ていますが、仏炎苞先端部が細長く伸びる特徴があります。葉はふつう2個で、鳥足状に分かれた小葉は5-7...
野山の植物

イズセンリョウ

イズセンリョウ (サクラソウ科イズセンリョウ属)【伊豆千両】(Maesa japonica)関東以西の分布で、関西圏では普通種ですが東京近辺ではあまり見ない低木です。関東でも神奈川県や房総などの、古い神社の照葉樹林内ではたまに見られるようで...
野山の植物

トネハナヤスリ

トネハナヤスリ (シダ植物ハナヤスリ科)【利根花鑢】(Ophioglossum namegatae)利根川水系と、大阪の淀川流域のヨシ原にだけ生育するシダ植物です。「ヒロハハナヤスリ」に似ていますが、丸い単葉の栄養葉には柄があり、「コヒロハ...
野山の植物

ユキグニミツバツツジ

ユキグニミツバツツジ (ツツジ科ツツジ属)【雪国三葉躑躅】(Rhododendron lagopus var. niphophilum)名前の通り、秋田県あたりから近畿北部の日本海側多雪地域に分布するミツバツツジです。同じく近畿北部から中国...
春

アカボシタツナミソウ

アカボシタツナミソウ (シソ科タツナミソウ属)【赤星立浪草】(Scutellaria rubropunctata)南西諸島固有種のタツナミソウで、種子島・屋久島以南から沖縄諸島に分布します。山野の林縁に生える多年草で、匍匐した茎から枝が直立...
野山の植物

オリヅルスミレ

オリヅルスミレ (スミレ科スミレ属)【折鶴菫】(Viola stoloniflora)沖縄本島のやんばるの渓流に生育していた、幻のスミレです。「生育していた」と過去形なのは、今では野生絶滅種とされているため。唯一といわれた生育地が、ダム建設...
野山の植物

モミジチャルメルソウ

モミジチャルメルソウ (ユキノシタ科チャルメルソウ属)【紅葉哨吶草】(Asimitellaria acerina)福井県、滋賀県、京都府の日本海側に、局所的に分布するチャルメルソウです。中裂して先端が尖った葉がモミジ葉状なので名付けられてい...
野山の植物

シロバナヤマルリソウ

シロバナヤマルリソウ (ムラサキ科ルリソウ属)【白花山瑠璃草】(Omphalodes japonica f. albiflora)「ヤマルリソウ」は、淡い青色が基本色ですが咲き始めはピンク色も多く、色の濃いもの薄いものなど変化に飛んでいます...
野山の植物

コナミキ

コナミキ (シソ科タツナミソウ属)【小浪来】(Scutellaria guilielmii)海岸付近の草地や林床などに生育する、小型のタツナミソウの仲間です。山岳の湿地に生える「ヒメナミキ」によく似ていますが、生育環境は全く違い南方系です。...
野山の植物

キンキエンゴサク

キンキエンゴサク (ケシ科キケマン属)【近畿延胡索】(Corydalis papilligera)「ヤマエンゴサク」に酷似する種類で、明確な違いは種子に乳状突起があるかどうかだけのようです。(キンキエンゴサク=有り、ヤマエンゴサク=無し)外...
3月

フジツツジ

フジツツジ (ツツジ科ツツジ属)【藤躑躅】(Rhododendron tosaense) 別名:メンツツジ「富士ツツジ」ではなく「藤ツツジ」で、藤の花に似た色だという名前です。確かに、「ミツバツツジ」などに一見似た色ですが、もっと薄く青みを...
野山の植物

イヌコリヤナギ

イヌコリヤナギ (ヤナギ科ヤナギ属)【犬行李柳】(Salix integra)沖縄を除く日本全国の川岸などに普通に見られるヤナギ。高さ2-3mの低木で、対生する葉がいわゆる「柳葉」ではなく楕円形で、縁は巻き込まずヤナギらしくない感じです。雌...
3月

ヤマオオイトスゲ

ヤマオオイトスゲ (カヤツリグサ科スゲ属)【山大糸菅】(Carex clivorum)「ヒメカンスゲ」に似ていますがもっと大きめで花の小穂が濃褐色でなく、「カンスゲ」よりもずっと小型で葉が遥かに細いスゲです。密集した株立ちになり、色が全体に...
3月

シマテンナンショウ

シマテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【島天南星】(Arisaema negishii)伊豆諸島の八丈島、三宅島、御蔵島、青ヶ島に分布し、林下に生育する日本固有種です。形状的に「マイヅルテンナンショウ」に似ていますが、遥かに小型...
野山の植物

メヤブソテツ

メヤブソテツ (シダ植物オシダ科ヤブソテツ属)【雌藪蘇鉄】(Cyrtomium caryotideum) 別名:イワヤブソテツ常緑性の単羽状のシダで、頂羽片が大きく、「ヤブソテツ」類の中では側羽片が2-6対と少ない種類です。羽片基部の上側に...