コミヤマハンショウヅル (キンポウゲ科センニンソウ属)【小深山半鐘蔓】
(Clematis alpina subsp. ochotensis var. fauriei)
「ハンショウヅル」の高山型が「ミヤマハンショウヅル」ですが、「コミヤマハンショウヅル」は北東北の一部の山地に分布する変種です。
八幡平や岩手山、早池峰山、秋田駒ケ岳、姫神山などで見られます。
ミヤマハンショウヅルより小型というわけではなく、花はほぼ同じで、やや開き気味に咲き、違いは葉が1回3出複葉であることです。
(ミヤマハンショウヅルは2回3出複葉)
小葉は3深裂しますが、ときに全裂し2回3出複葉と紛らわしい場合があようようです。
紫の4枚の萼片は大きく開くことはなく、内部に十数本の細い花弁を備えています。
ハイマツや他の木に絡みついて藪の中で咲いています。
秋田県:絶滅危惧種ⅠB類