特集

3月

オオミネイワヘゴ

オオミネイワヘゴ  (シダ植物オシダ科)【大峰岩杪羅】(Dryopteris lunanensis)国内では奈良県の大峰山中に数十株生育しているのみという、極めて危機的な状況にある常緑シダ。三重県にも生育地があったが、そちらは既に絶滅したと...

オリヅルスミレ

オリヅルスミレ (スミレ科スミレ属)【折鶴菫】(Viola stoloniflora)沖縄本島のやんばるの渓流に生育していた、幻のスミレです。「生育していた」と過去形なのは、今では野生絶滅種とされているため。唯一といわれた生育地が、ダム建設...

キンキエンゴサク

キンキエンゴサク (ケシ科キケマン属)【近畿延胡索】(Corydalis papilligera)「ヤマエンゴサク」に酷似する種類で、明確な違いは種子に乳状突起があるかどうかだけのようです。(キンキエンゴサク=有り、ヤマエンゴサク=無し)外...

アマミスミレ

アマミスミレ (スミレ科スミレ属)【奄美菫】(Viola amamiana)奄美大島、沖縄本島の固有種で、日本最小のスミレと称されています。奄美大島の中でも現在では一箇所の生育地とされているようで、近年見つかった沖縄本島の自生地も北部やんば...
国内希少野生動植物種

ヒメタツナミソウ

ヒメタツナミソウ (シソ科タツナミソウ属)【姫立浪草】(Scutellaria kikai-insularis) 別名:キカイタツナミソウ奄美群島の中の、喜界島だけに自生する固有種です。背が低くて5cm程度しかなく、茎が地を這うように伸びま...
3月

オカメザクラ

オカメザクラ (バラ科サクラ属)【阿亀桜】(Prunus incamp cv. Okame)「カンヒザクラ」と「マメザクラ」を人工交配して作られた園芸品種の桜です。1930年ごろにイギリスの園芸家が作出したもので、「カワヅザクラ」などと同時...
野山の植物

キンランの種子

キンラン (ラン科キンラン属)【金蘭】(Cephalanthera falcata)ランの仲間は、どれも極めて微小で単純な構造の種子を、膨大な数量で作ります。キンランも同じで、長さ1mm程度の細長い軽い種子で、見た目には粉末かホコリのような...
11月

アシズリノジギク

アシズリノジギク (キク科キク属)【足摺野路菊】(Chrysanthemum japonense var. ashizuriense)普通に広く栽培ざれる「イエギク」の母種が「ノジギク」ですが、その地域変種です。名前の通り、高知県足摺岬あた...
高山植物

キタダケソウ

キタダケソウ (キンポウゲ科キタダケソウ属)【北岳草】(Callianthemum hondoense)南アルプスの北岳山頂付近(標高2,750メートル以上)に自生している、日本固有の高山植物です。氷河期の遺存種とされ、ほぼ北岳山頂部南東斜...
野山の植物

サワシロギク

サワシロギク (キク科シオン属)【沢白菊】(Aster rugulosus)秋に咲く野菊の仲間ですが、ちょっと目立たず貧弱な感じを受ける種類です。花弁があまり大きくなくやや疎らで、細い花茎が長く伸びるので花の近くに葉がなく、ひょろひょろした...
野山の植物

イナカギク

イナカギク (キク科シオン属)【田舎菊】(Aster semiamplexicaulis) 別名:ヤマシロギク(山城菊)「シロヨメナ」に近い仲間で、似ていますが散房状の花が大きめで、花つきがよい感じです。東海以西の本州や四国、九州に分布、明...
野山の植物

ヤチアザミ

ヤチアザミ (キク科アザミ属)【谷地薊】(Cirsium shinanense)長野県と群馬県の湿地に生育し、夏の終わりから秋に咲きます。茎は直立し、頭花は上向きに咲きます。総苞片は8-9列で鋭角的に斜上します。大きな株では上部で分岐し数個...
9月

イガアザミ

イガアザミ (キク科アザミ属)【毬薊】(Cirsium comosum)← 「タイアザミ」に同じ説(Ylist)(Cirsium nipponicum var. comosum)← 「ナンブアザミ」変種説千葉県から静岡県にかけて太平洋岸の山...
野山の植物

ヒメシオン

ヒメシオン(キク科シオン属)【姫紫苑】(Aster fastigiatus)帰化植物の雑草「ヒメジョオン」とたいへん紛らわしい名前ですが、こちらはやや稀な在来種。「ゴマナ」に似た感じですが、遥かに小型で繊細な植物で、花も1cm以下ぐらいしか...
高山植物

ハヤチネウスユキソウ

ハヤチネウスユキソウ (キク科ウスユキソウ属)【早池峰薄雪草】(Leontopodium hayachinense)学名(種小名)にも「hayachine」と付くように、岩手県・早池峰山の特産種です。至仏山の「ホソバヒナウスユキソウ」と同様...

シロスミレ

シロスミレ (スミレ科スミレ属)【白菫】(Viola patrinii) 別名:シロバナスミレ極めてシンプルな名前の通り、白色の花のスミレ。しかし「スミレ(マンジュリカ)」の白花ではなく、全くの別種です。本州中部以北の主に太平洋側に分布し、...
野山の植物

チシオスミレ

チシオスミレ (スミレ科スミレ属)【血潮菫】(Viola hirtipes f. rhodovenia)「サクラスミレ」の一品種で、葉の葉脈に沿って暗赤色の斑が入ったものです。花や全体は普通のサクラスミレと変わりありません。ちょうど、「タチ...

トウカイスミレ

トウカイスミレ (スミレ科スミレ属)【東海菫】(Viola tokaiensis)2023年に新種として記載されたばかりの小さなスミレです。それまでは「ヒメミヤマスミレ」の一形状とされていたようですが、別種として扱われることになりました。「...
6月

ケタチツボスミレ

ケタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【毛立坪菫】(Viola grypoceras f. pubescens)「タチツボスミレ」の花茎は普通無毛ですが、毛が生えているものがあります。そこで、「毛タチツボスミレ」。花の色が普通より淡い傾向が...
3月

フイリゲンジスミレ(白花)

フイリゲンジスミレ(白花) (スミレ科)【白花斑入り源氏菫】(Viola variegata sp.)「フイリゲンジスミレ」は、日本自生の「ゲンジスミレ」の母種とされる朝鮮半島や中国東北部に分布するものです。丸い葉の葉脈に沿ってたいへんくっ...

ヤエヤマスミレ

ヤエヤマスミレ (スミレ科スミレ属)【八重山菫】(Viola tasiroi)琉球の西表島に分布する固有種で、山地の水がかかるような渓流沿いに生育します。無茎種で、ロゼット状に生える葉は菱形から三角形の独特の形で、葉脈沿いに斑が入った感じに...
野山の植物

シマカコソウ

シマカコソウ (シソ科キランソウ属)【島夏枯草】(Ajuga boninsimae)小笠原諸島の固有種で、父島、母島、妹島に分布し、日当たりのよい湿った岩場に生育します。「カコソウ(夏枯草)」というと、通常「ウツボグサ」のことで、たしかに見...
山岳の植物

サガミギク

サガミギク (キク科シオン属)【相模菊】(Aster ageratoides var. harae)「シロヨメナ」の変種のひとつで、神奈川県の箱根や丹沢の山地を中心に分布するので「相模」の名がつけられています。シロヨメナより矮小で、花弁が1...
10月

ヒゴシオン

ヒゴシオン (キク科シオン属)【肥後紫苑】(Aster maackii)大陸系の遺存種とされ、日本では阿蘇・くじゅう周辺にしか見られない希少種です。山地の湿地草原に生育し、「シオン」より大きめの色の濃い花を咲かせます。総苞片が丸っこく、先が...
10月

キバナノホトトギス

キバナノホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【黄花杜鵑】(Tricyrtis flava) キバナホトトギス日本固有種で、宮崎県にしか自生しない黄色いホトトギス。谷沿いの林床斜面に生育し、互生する葉には暗色の斑紋があり、茎には開出毛が疎らに生...
9月

タテヤマアザミ

タテヤマアザミ (キク科アザミ属)【立山薊】(Cirsium otayae)アザミの仲間は、地域限定の種類が多いのですが、これは「立山」の名の通り基準産地が立山で、北アルプス北部、白山、頸城山地に分布します。北アルプスでの分布範囲は、三俣蓮...

アツモリソウ

アツモリソウ (ラン科アツモリソウ属)【敦盛草】(Cypripedium macranthos var. speciosum)日本の野生蘭の中でも、たいへんレアで人気が高く、それだけに盗掘などの被害も多い「アツモリソウ属」の代表です。中部地...

エゾエンゴサク

エゾエンゴサク (ケシ科キケマン属)【蝦夷延胡索】(Corydalis fumariifolia subsp. azurea)長年にわたり、北海道の「エゾエンゴサク」と、本州の東北や北陸に分布するものは同種とみなされてきました。しかし、20...

レブンアツモリソウ

レブンアツモリソウ (ラン科アツモリソウ属)【礼文敦盛草】(Cypripedium macranthos var. flavum)北海道の礼文島固有種にて、世界で礼文島だけに生育する野生ランです。「ホテイアツモリソウ」の変種で、クリーム色が...
野山の植物

ヒメアマナ

ヒメアマナ (ユリ科キバナノアマナ属)【姫甘菜】(Gagea japonica)「アマナ」とは別属の「キバナノアマナ属」に属し、「キバナノアマナ」によく似ていますが、ずっと小さく弱々しい花です。6枚の花被片の外側が薄緑になっている点なども、...
野山の植物

ミチノクエンゴサク

ミチノクエンゴサク (ケシ科キケマン属)【陸奥延胡索】(Corydalis capillipes) 別名:ヒメヤマエンゴサク「スプリング・エフェメラル」のひとつで、「ヤマエンゴサク」や「オトメエンゴサク」に似た仲間ですが、はるかに小型の種類...

キバナカタクリ

キバナカタクリ (ユリ科カタクリ属)【黄花片栗】(Erythronium spp.) 西洋カタクリ「キバナカタクリ」は「シロバナカタクリ」とは違い、「カタクリ」の色違いでなく全くの別種です。北米原産の園芸品種で、原種の (Erythroni...
野山の植物

シロバナセツブンソウ

シロバナセツブンソウ (キンポウゲ科セツブンソウ属)【白花節分草】(Eranthis pinnatifida f. albida)「セツブンソウ」は白い花の中心部が紫色で花茎が赤褐色なのが特徴ですが、ごく稀にいわゆる「素心」「青軸」のものが...
9月

ヒメヒゴタイ

ヒメヒゴタイ (キク科トウヒレン属)【姫平江帯】(Saussurea pulchella)「姫」の名がついていますが、立派に高さ1m以上になる草原性のトウヒレンです。最大の特徴は丸い総苞部分がピンク色のくす玉のようになっていること。花が咲く...
9月

キクアザミ

キクアザミ (キク科トウヒレン属)【菊薊】(Saussurea ussuriensis)「アザミ」の名をもちアザミに似ていますが、アザミに非ずのトウヒレンです。日当たりのよい山地草原に生え、直立して高さ1m以上になります。花序は茎先に5-1...
9月

セイタカトウヒレン

セイタカトウヒレン (キク科トウヒレン属)【背高唐飛廉】(Saussurea tanakae)アザミに似てアザミに非ずの「トウヒレン属」で、「背高」の名の通り、真っ直ぐ伸びた茎は1mほどになります。たいへん特徴的なのは、茎全体に翼がついてい...
国内希少野生動植物種

サガミジョウロウホトトギス

サガミジョウロウホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【相模上臈杜鵑草】(Tricyrtis ishiiana)ホトトギス属の中の一群の、ジョウロウホトギス節のものは、深山渓谷の岩場に垂れ下がるように生え、ホタルブクロのような釣鐘型の黄色い花を...
高山植物

イワインチン

イワインチン (キク科キク属)【岩茵陳】(Chrysanthemum rupestre) 別名:インチンヨモギ亜高山帯から高山帯の日当たりの良い草地や岩礫地に生育し、黄色い頭花を多数咲かせます。花は全て筒状花で舌状花は無く、花だけ見ると「イ...
国内希少野生動植物種

スルガジョウロウホトトギス

スルガジョウロウホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【駿河上臈杜鵑草】(Tricyrtis ishiiana var. surugensis)ホトトギス属の中の一群の、ジョウロウホトギス節のものは、深山渓谷の岩場に垂れ下がるように生え、ホタル...
高山植物

エゾウスユキソウ

エゾウスユキソウ (キク科ウスユキソウ属)【蝦夷薄雪草】(Leontopodium discolor) 別名、レブンウスユキソウ礼文島やニペソツ山など、北海道の限られた地域に限定的に生育するウスユキソウです。葉は茎の下部に10-20個つき、...