ヒメフトモモ (フトモモ科ムニンフトモモ属)【姫蒲桃】
(Syzygium cleyerifolium)
「フトモモ科」という植物は南方系で、「ユーカリ」や「ブラシノキ」などオーストラリア産の種類が多いようですが、これは「ムニンフトモモ」と並んで小笠原諸島の固有種です。
父島列島と母島にのみ分布する、常緑の小低木で乾燥した岩場に多いようです。
厚手の葉には鋸歯が無く、光沢があり対生です。
枝先にまとまった花をつけ、淡いピンクからクリーム色の花弁は開花後すぐに脱落してしまい、乳白色の多数の雄しべが目立ちます。
「ムニンフトモモ」は花の形は似ていますが赤色です。
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)