街での植物

カタバミ

カタバミ (カタバミ科カタバミ属)【片喰】 (Oxalis corniculata) 昔から日本中どこにでもある、ありふれた雑草ですが、最近では都市部などでは帰化種の「オッタチカタバミ」に押され気味な感じです。 道端や畑の縁など乾燥した場所...

オオキバナカタバミ

オオキバナカタバミ (カタバミ科カタバミ属)【大黄花片喰】 (Oxalis pes-caprae) 別名:キイロハナカタバミ 南アフリカ原産で、園芸用に移入されたものが逸出し、関東・中部以南で帰化植物として野生化しています。 逸出帰化は日本...
10月

フウセンカズラ

フウセンカズラ (ムクロジ科フウセンカズラ属)【風船葛】 (Cardiospermum halicacabum) 北アメリカ南部原産とされる蔓植物で、風船のような実が面白く可愛いので人気があり、広く園芸栽培されています。 茎は細くて柔らかく...

ハタザオギキョウ

ハタザオギキョウ (キキョウ科ホタルブクロ属)【旗竿桔梗】 (Campanula rapunculoides) ヨーロッパ原産で、日本には1920年代に渡来したそうです。 花は青紫色の釣鐘形で、下向きに穂状に並んで咲き、下の方から咲いていく...
野山の植物

ハルザキヤマガラシ

ハルザキヤマガラシ (アブラナ科ヤマガラシ属)【春咲山芥子】 (Barbarea vulgaris) 別名:セイヨウヤマガラシ ヨーロッパからの帰化植物で明治時代から渡来しており、現在は全国に帰化自生し、街中から高原にまで進出しています。 ...
街での植物

シロバナツタバウンラン

シロバナツタバウンラン (オオバコ科ツタバウンラン属)(旧ゴマノハグサ科)【白花蔦葉海蘭】 (Cymbararia muralis f. alba) 欧州原産帰化植物の「ツタバウンラン」の白花品種です。 独特の唇形の花で、上唇が2裂し下唇が...

ツメクサ

ツメクサ (ナデシコ科ツメクサ属)【爪草】 (Sagina japonica) 道端のアスファルトの隙間にへばりついている、ごく小さな雑草です。 あまりに小さく地味なので顧みることも少ないですが、よく見ると葉が多肉っぽく、確かに鳥の爪みたい...
3月

セイヨウタンポポ

セイヨウタンポポ (キク科タンポポ属)【西洋蒲公英】 (Taraxacum officinale) 街中を中心にどこにでも見られる、言わずと知れたヨーロッパ原産の帰化植物で、環境省指定の要注意外来生物(重点対策外来種)でもあります。 日本の...

マツユキソウ(スノードロップ)

マツユキソウ(スノードロップ) (ヒガンバナ科マツユキソウ属)【待雪草】 (Galanthus nivalis) 別名:ユキノハナ 早春に他の花に先駆けて咲く可憐な花で、園芸種として人気が高い所謂「スノードロップ」の一種です。 ヨーロッパ原...
10月

コハクホトトギス?

コハクホトトギス? (ユリ科ホトトギス属)【琥珀杜鵑草】 (Tricyrtis 'Kohaku') 別名:コハクジョウロウホトトギス 「コハクホトトギス」と言われるホトトギスは、広く流通販売されていて、「キイジョウロウホトトギス」と「ヤマホ...
1月

ロウバイ

ロウバイ (ロウバイ科ロウバイ属)【蝋梅】 (Chimonanthus praecox) 冬の寒い中に香り高い蝋梅は「梅」の仲間ではなく、全く別のロウバイ科の植物です。 中国の原産で、日本へ渡来したのは17世紀初めの江戸時代ごろとされていま...
1月

トウネズミモチ

トウネズミモチ (モクセイ科イボタノキ属)【唐鼠黐】 (Ligustrum lucidum) 中国中南部原産の常緑樹で日本原産の「ネズミモチ」とそっくりですが、樹形が少し大型になります。 また、葉も大きめで先端が細く伸び葉脈が透けて見える点...
12月

ビワ

ビワ (バラ科ビワ属)【枇杷】 (Eriobotrya japonica) あの果物の「ビワ」ですが、原産地は中国南西部で、日本では四国や九州に自生するようですが、古い時代に渡来して野生化したもののようです。 常緑の高木で、独特の濃緑色の光...
ヒユ科

ゴウシュウアリタソウ

ゴウシュウアリタソウ (ヒユ科アリタソウ属)【豪州有田草】 (Dysphania pumilio) オーストラリア原産の雑草で、全国の路傍や畑地、荒地などによく分岐して這うように生えています。 葉はやや厚手で独特な波状の鋸歯が特徴的です。 ...
11月

マルバアサガオ

マルバアサガオ (ヒルガオ科サツマイモ属)【丸葉朝顔】 (Ipomoea purpurea) 別名:メキシコアサガオ 近所の空き地の雑草が生い茂る中に、場違いなほど綺麗な花が目につきました。 調べてみると、どうやら「マルバアサガオ」という園...

カラクサナズナ

カラクサナズナ (アブラナ科マメグンバイナズナ属)【唐草薺】 (Lepidium didymum) 南米原産とされる帰化植物で、関東以西に広く自生しています。 地面に低く這いロゼット状に広がります。 葉は深く切れ込み独特の羽状になるのを唐草...
10月

ヒイラギモクセイ

ヒイラギモクセイ (モクセイ科モクセイ属)【柊木犀】 (Osmanthus × fortunei) 生垣などによく利用される常緑樹で、野生種の「ヒイラギ」とは違い「ヒイラギ」と「ギンモクセイ」の交雑種です。 ヒイラギの葉のトゲトゲは5対以下...
12月

ヒマラヤスギ

ヒマラヤスギ (マツ科ヒマラヤスギ属)【ヒマラヤ杉】 (Cedrus deodara) 公園や学校の巨大樹の定番ですが、最近はあまり流行らないのか新しい公園などでは少ないようですが、昔は何故か大病院によく見られました。 日本には、明治12年...
9月

ルコウソウ

ルコウソウ (ヒルガオ科サツマイモ属)【縷紅草】 (Ipomoea quamoclit) 熱帯アメリカ原産のつる性植物で、最近の園芸品かと思いきや、江戸時代の初期から渡来しているそうです。 たいへん細かく切れ込んだ繊細な葉が特徴で、フェンス...
6月

アメリカスズカケノキ

アメリカスズカケノキ (スズカケノキ科スズカケノキ属)【亜米利加鈴懸】 (Platanus occidentalis) 北アメリカ東部原産で、明治時代に渡来した落葉広葉樹です。 いわゆる「プラタナス」の仲間ですが、街路樹に多い「プラタナス」...
9月

イノコヅチ(ヒカゲイノコヅチ)

イノコヅチ(ヒカゲイノコヅチ) (ヒユ科イノコヅチ属)【日陰猪子槌】 (Achyranthes bidentata var. japonica) いわゆる広義の「イノコヅチ」は、主にこの「ヒカゲイノコヅチ」と「ヒナタイノコヅチ」の2変種を含...

トウジュロ

トウジュロ (ヤシ科シュロ属)【唐棕櫚】 (Trachycarpus fortunei) 日本で普通に山野に生える「シュロ」は「ワジュロ」と呼ばれるものですが、庭園や公園に植栽されるものは、この「トウジュロ」が多いようです。 中国南部原産で...
野山の植物

ニシキソウ

ニシキソウ (トウダイグサ科トウダイグサ属)【錦草】 (Euphorbia humifusa) 全国の路傍や空き地、畑などに生える雑草で、同様に生える「コニシキソウ」と混同されることも多いですがこちらは在来種です。 コニシキソウなど帰化種に...
9月

コニシキソウ

コニシキソウ (トウダイグサ科トウダイグサ属)【小錦草】 (Euphorbia maculata) 畑の縁や空き地、路傍や荒れ地など、他の草が少ない土の上を這うように四方八方に広がり勢いよく繁殖する雑草です。 北アメリカからの帰化植物で、明...
野山の植物

ザクロソウ

ザクロソウ (ザクロソウ科ザクロソウ属)【石榴草】 (Trigastrotheca stricta) 全国の道端や畑の縁などに生える雑草で、地面に半ば這うように斜上します。 茎はよく分岐して、分岐点から偽輪生の葉が3-5枚出ます。 花は集散...
9月

クルマバザクロソウ

クルマバザクロソウ (ザクロソウ科クルマバザクロソウ属)【車葉柘榴草】 (Mollugo verticillata) 道端や畑の縁などの裸地状のところに生える雑草です。 「コニシキソウ」や「スベリヒユ」などと同じようなところに生え、同様に地...

サルスベリ

サルスベリ (ミソハギ科サルスベリ属)【百日紅】【猿滑】 (Lagerstroemia indica) 酷暑炎天の街路に鮮やかな色彩を与えてくれる、花木の少ない時季に貴重なお馴染みの花です。 たいへん開花期間が長く、別名の通り100日前後も...
野山の植物

コヒルガオ

コヒルガオ (ヒルガオ科ヒルガオ属)【小昼顔】 (Calystegia hederacea) 「ヒルガオ」よりやや小型で、同じような時期に同じような花を咲かせる同属の在来種です。 ぱっと目にはヒルガオと区別がつきませんが、葉の形が基部が横に...
野山の植物

ヒルガオ

ヒルガオ (ヒルガオ科ヒルガオ属)【昼顔】 (Calystegia pubescens) 夏の道端や空き地に涼しげな花を咲かせる季節の在来種ですが、地下茎と蔓で空き地やフェンスに増殖するのでもっぱら雑草としてしか見られないきらいがありますね...

スベリヒユ

スベリヒユ (スベリヒユ科スベリヒユ属) (Portulaca oleracea) 日本全土で畑や路傍に生える雑草で、世界の温帯から熱帯に広く分布しています。 独特の多肉植物っぽい雰囲気は、やはり南方系の感じがしますね。 丈夫で繁殖力が強い...
9月

タマサンゴ

タマサンゴ (ナス科ナス属)【玉珊瑚】 (Solanum pseudocapsicum) 別名:フユサンゴ とある畑の脇にミニトマトを思わせる綺麗な実が生っていました。 調べてみると「タマサンゴ」という園芸植物。 実を観賞するために明治時代...
園芸植物

キバナノコギリソウ

キバナノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属)【黄花鋸草】 (Achillea filipendulina) コーカサスなど中央アジアから南西アジア原産で、明治時代に園芸用に導入されたもので、日本の「ノコギリソウ」とは全く異質な印象の花です。...
6月

ペラペラヨメナ

ペラペラヨメナ (キク科ムカシヨモギ属)【ペラペラ嫁菜】 (Erigeron karvinskianus) 別名:ペラペラヒメジョオン、ゲンペイコギク 何ともふざけたような名前ですが、「ヨメナ」に似た花で葉が薄っぺらいということで名付けられ...

ハナキササゲ

ハナキササゲ (ノウゼンカズラ科キササゲ属)【花木大角豆】 (Catalpa speciosa) 別名:オオアメリカキササゲ 北米原産の落葉樹で、園芸種として明治・大正時代に「黄金樹」の名で大量輸入されていたそうです。 しかし、どういう訳か...

シロツメクサ

シロツメクサ (マメ科シャジクソウ属)【白詰草】 (Trifolium repens) 別名:クローバー 公園やグラウンド、駐車場など開けた人為的な場所に日本中どこにでも見られる草ですが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。 そもそも「ツメクサ」...

マメガキ

マメガキ (カキノキ科カキノキ属)【豆柿】 (Diospyros lotus var. laevis) 「豆柿」の名の通り、僅か2cm弱のミニチュアサイズの実が生る柿の木。 中国からユーラシア原産で、江戸時代に柿渋をとるために日本に持ち込ま...

オランダミミナグサ

オランダミミナグサ (ナデシコ科ミミナグサ属) (Cerastium glomeratum) 別名:アオミミナグサ ヨーロッパ原産の帰化植物で、道端や畑や空き地に普通に分布し、在来種の「ミミナグサ」を圧倒しています。 花弁の先端が割れた白い...

ヤマグワ

ヤマグワ (クワ科クワ属)【山桑】 (Morus australis) 全国の丘陵地や山地に広く自生する桑で、養蚕のために中国から導入された「マグワ」とともに栽培されていました。 何故か住宅地を流れる河川敷や街中の雑木林に増えていますが栽培...

モッコウバラ

モッコウバラ (バラ科バラ属)【木香薔薇】 (Rosa banksiae f. lutea) ゴールデンウィーク前ごろに、街中のあちこちの庭先が淡い黄色に包まれます。 モッコウバラは中国原産ですが、野生種の起源はよく判らないようです。 枝に...
すみれ

二色アツバスミレ

二色アツバスミレ (スミレ科スミレ属)【二色厚葉菫】 (Viola mandshurica var. triangularis f. bicolor) 近所の路傍で見つけた、大柄で派手なスミレ。 「スミレ(マンジュリカ)」の海岸型変種である...