山岳の植物

3月

アマミエビネ

アマミエビネ (ラン科エビネ属)【奄美海老根】(Calanthe amamiana)名の通り、奄美大島に生育する固有のエビネです。形状は普通の「エビネ」とほぼ同様で、高さ30cmほどになり、花色は白っぽいものを中心に淡紫色、淡紅色などバリエ...
9月

アオモリアザミ

アオモリアザミ (キク科アザミ属)【青森薊】(Cirsium aomorense) 別名:オオノアザミ「ノハラアザミ」の北方型近縁種とされ、以前は亜種とされていたようですが、今は別種になっています。大きな根生葉が花期にも生存し,頭花は直立し...
春

ツタウルシ

ツタウルシ (ウルシ科ウルシ属)【蔦漆】(Toxicodendron orientale)落葉つる性の「ウルシ」です。北海道から九州にかけて広く分布し、山林の樹幹や岩肌に気根を密着させてはい上がり高く生長します。葉は3小葉からなる奇数羽状複...
野山の植物

アカソ

アカソ (イラクサ科カラムシ属)【赤麻】(Boehmeria silvestrii)昔から「カラムシ」や「ヤブマオ」などと同様に繊維の材料とされた植物です。全国の山地や丘陵地に広く分布し、雌雄同株です。茎や葉柄が赤く、「クサコアカソ」や「コ...
9月

ハンカイシオガマ

ハンカイシオガマ (ハマウツボ科シオガマギク属)【樊噲塩竃】(Pedicularis gloriosa)関東地方から東海地方の山地、特に富士山周辺の箱根、丹沢、奥多摩、御坂などの林下に生える「フォッサマグナ要素」の植物です。他のシオガマ類に...
7月

ヤマタイミンガサ

ヤマタイミンガサ (キク科コウモリソウ属)【山大明傘】(Parasenecio yatabei) 別名タイミンガサモドキ本州の宮城県以南から中部地方、および四国の一部に分布します。深山の湿気のある落葉樹林の林床に生え、地下茎により群生します...
野山の植物

ヤナギトラノオ

ヤナギトラノオ (サクラソウ科オカトラノオ属)【柳虎の尾】(Lysimachia thyrsiflora)本州中部地方以北~北海道に分布し、山地の湿原に生育します。ただし、湿原といっても低層湿原に生育し、高層湿原には生えないので、例えば尾瀬...
高山植物

カンチコウゾリナ

カンチコウゾリナ (キク科コウゾリナ属)【寒地顔剃菜】(Picris hieracioides subsp. kamtschatica) 別名:タカネコウゾリナ「コウゾリナ」の高山型で、亜高山帯~高山帯の砂礫地、草地などに生えます。茎には黒...
7月

タカネイチヨウラン

タカネイチヨウラン (ラン科イチヨウラン属)【高嶺一葉蘭】(Dactylostalix uniflora)2024年6月、遺伝子解析により「イチヨウラン」から分けられ、新種として再分類されたばかりの野生蘭です。普通のイチヨウランに比べ小型で...
春

リュウキュウハナイカダ

リュウキュウハナイカダ (ハナイカダ科ハナイカダ属)【琉球花筏】(Helwingia japonica subsp. liukiuensis)「ハナイカダ」の亜種で、ハナイカダに比べて葉が細長く艶があり、鋸歯が鋭くはっきりしています。雌雄異...
高山植物

シロバナコマクサ

シロバナコマクサ (ケシ科コマクサ属)【白花駒草】(Dicentra peregrina f. alba)「コマクサ」は、普通濃ピンク色の花ですが、その白花品種を「シロバナコマクサ」と称しています。通常色の群落の中にごく稀に生じ、何故か北海...
高山植物

ミヤマアワガエリ

ミヤマアワガエリ (イネ科アワガエリ属)【深山粟還り】(Phleum alpinum)「アワガエリ」は、元来本州から九州にかけ広く分布する雑草ですが、現在ではあまり見られなくなり一部の県では絶滅認定されています。そのアワガエリの高山タイプが...
高山植物

クロウスゴ

クロウスゴ (ツツジ科スノキ属)【黒臼子】(Vaccinium ovalifolium) 別名:ミヤマクロウスゴ本州の中部地方以北から北海道に分布し、亜高山帯の林縁や低木林に生える落葉低木です。葉が出るのと同じ頃に、葉腋に5mm-1cmほど...
6月

クモマナズナ

クモマナズナ (アブラナ科イヌナズナ属)【雲間薺】(Draba sakuraii var. nipponica)高山帯のアブラナ類もいろいろありますが、これは八ヶ岳や北岳の稜線でよく見られます。岩場の間などに株立ちに生え、「ミヤマハタザオ」...
高山植物

ツクモグサ

ツクモグサ (キンポウゲ科オキナグサ属)【九十九草】(Pulsatilla nipponica)日本固有の高山植物で、分布地、個体数とも限られるため見るための目的をもって登山しなければ見られない花です。北海道の利尻島・大雪山群・日高山脈北部...
春

オオサンショウソウ

オオサンショウソウ (イラクサ科サンショウソウ属)【大山椒草】(Pellionia radicans)山地の渓流や谷間の湿った場所に生育し、近畿-中国以西の本州と、四国、九州、沖縄に分布します。同属の「サンショウソウ」よりやや大きく、毛が少...
春

シナノコザクラ

シナノコザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【信濃小桜】(Primula tosaensis var. brachycarpa) 別名:カマナシコザクラ「イワザクラ」の変種で、南アルプス周辺の亜高山帯に生育します。石灰岩地帯に多く、湿り気の...
6月

ミヤマハンノキ

ミヤマハンノキ (カバノキ科ハンノキ属)【深山榛の木】(Alnus alnobetula subsp. maximowiczii)亜高山帯から高山帯に生える低木で、環境の厳しい高山帯では1m程度のブッシュ状になり、山地帯や北海道の低地などで...
野山の植物

イヌツゲ

イヌツゲ (モチノキ科モチノキ属)【犬黄楊】(Ilex crenata var. crenata)庭木や植え込みなどによく使われる常緑樹ですが、自生は東北以南の本州と、四国、九州の山地に生育します。灰褐色の滑らかな幹で、小さな葉は楕円型で硬...
6月

チシマアマナ

チシマアマナ (ユリ科チシマアマナ属)【千島甘菜】(Lloydia serotina)花茎の先に1個の白色の花をつけ、6枚の花被片と6本の雄しべをもちます。花被片の外側には紅紫色の筋が入り、しばしば赤みを帯びることがあります。花の内部基部は...
6月

ウラシマツツジ

ウラシマツツジ (ツツジ科ウラシマツツジ属)【裏縞躑躅】(Arctous alpinus var. japonicus)とても小さな高山植物で、全体の高さ5cm以下ぐらいですが草ではなく低木です。早い時期に開花するので高山植物の全盛期には見...
野山の植物

ニシノオオタネツケバナ

ニシノオオタネツケバナ (アブラナ科タネツケバナ属)【西の大種漬花】(Cardamine dentipetala var. longifurcta)近畿地方以西の本州、四国、九州に分布し、基本種「オオケタネツケバナ」の変種とされています。山...
山岳の植物

シナノキ

シナノキ (アオイ科シナノキ属)【科の木】(Tilia japonica)全国の山地に自生する高木で、日本固有種です。「信濃の国」の語源ともされていて、アイヌ語との関連も指摘されています。最大樹高20-30mに達し、互生する葉はちょっと「カ...
山岳の植物

アシウテンナンショウ

アシウテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【芦生天南星】(Arisaema ovale var. ovale)「ヒロハテンナンショウ」の仏炎苞が紫褐色を帯びる変種で、京都府の芦生(あしう)地域の名がついています。中部~近畿の日本海...
春

オオチャルメルソウ

オオチャルメルソウ (ユキノシタ科チャルメルソウ属)【大哨吶草】(Mitella japonica) 別名:ヤマトチャルメルソウ紀伊半島以西の本州と四国・九州に分布し、山地の谷沿いや林縁の湿地などに生えるチャルメルソウです。比較的大型になり...
春

ヒトツバテンナンショウ

ヒトツバテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【一葉天南星】(Arisaema monophyllum)やや標高の高い山地の谷沿いなど、湿度の高めなところに生えるテンナンショウです。名の通り、通常葉は1本で小葉は鳥足状に7-9枚に分...
山岳の植物

オウレンシダ

オウレンシダ (シダ植物コバノイシカグマ科)【黄連羊歯】(Sitobolium wilfordii)初夏の亜高山の林道沿いに、とても瑞々しい明るい緑色のシダが群生していました。キンポウゲ科の「オウレン」の葉に似ているということから名前がつい...
春

アイヅシモツケ

アイヅシモツケ (バラ科シモツケ属)【会津下野】(Spiraea chamaedryfolia var. pilosa)南アルプスの林道に、多くの蕾を付けた低木がありました。ぱっと見「コゴメウツギ」かと思いましたが、葉の形がが違い蕾が大きい...
野山の植物

ヒラツカスミレ

ヒラツカスミレ (スミレ科スミレ属)【平塚菫】(V. chaerophylloides var. sieboldiana × V. eizanensis)「エイザンスミレ」と「ヒゴスミレ」の交雑種で、両者が混在するエリアで発生します。もとも...
3月

ショウドシマレンギョウ

ショウドシマレンギョウ (モクセイ科レンギョウ属)【小豆島蓮翹】(Forsythia togashii)公園や庭木でおなじみの「レンギョウ」は、中国原産の「レンギョウ」「シナレンギョウ」もしくは朝鮮半島原産の「チョウセンレンギョウ」で、かな...
春

ミョウギコザクラ

ミョウギコザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【妙義小桜】(Primula reinii var. myogiensis) 別名:ミョウギイワザクラ群馬県の妙義山地周辺に分布する固有種で、「コイワザクラ」の変種となっています。標高1000m...
野山の植物

サンショウソウ

サンショウソウ (イラクサ科サンショウソウ属)【山椒草】(Pellionia minima)山地の沢沿いや湿った森林内に生える、とっても地味な植物です。関東以西から、四国、九州、沖縄本島まで分布する日本固有種。「ウワバミソウ」とか「トキホコ...
春

コキンバイ

コキンバイ (バラ科ダイコンソウ属)【小金梅】(Geum ternatum) 別名:エゾキンバイ結構な深山で、こんなところに「ヘビイチゴ」?と思いますが、ヘビイチゴの仲間のキジムシロ属ではなくダイコンソウ属です。本州中部地方以北から北海道に...
春

アカバナヒメイワカガミ

アカバナヒメイワカガミ (イワウメ科イワカガミ属)【赤花姫岩鏡】(Schizocodon ilicifolius var. australis) 別名:ベニバナヒメイワカガミ「ヒメイワカガミ」は岩場に咲く白花の小型のイワカガミですが、その赤...
春

ハウチワテンナンショウ

ハウチワテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【羽団扇天南星】(Arisaema limbatum var. stenophyllum)「ミミガタテンナンショウ」に似て葉より先に花をつけるタイプで、山地の林下に生えます。ミミガタテン...
山岳の植物

オトメアオイ

オトメアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【乙女葵】(Asarum savatieri)箱根周辺や天城山地、愛鷹山地などに分布する「フォッサマグナ要素」のカンアオイです。「カントウカンアオイ」に似ていますが、小型で明るい色合いの雲状紋で...
春

フギレミヤマスミレ

フギレミヤマスミレ (スミレ科スミレ属)【斑切深山菫】(V. eizanensis x V. selkirkii)「ミヤマスミレ」と「エイザンスミレ」が自然交雑した雑種のスミレです。雑種なので、両親の形質をそれぞれ受け継いだ中間的な形になり...
春

ヒメスミレサイシン

ヒメスミレサイシン (スミレ科スミレ属)【姫菫細辛】(Viola yazawana)ブナ帯から亜高山針葉樹林にかけての林縁に生育する、白花のスミレです。花は純白で唇弁に紫条が入り、距は太短いタイプです。花柱はカマキリの頭形で、側弁は無毛です...
春

キシダマムシグサ

キシダマムシグサ (サトイモ科テンナンショウ属)【岸田蝮草】(Arisaema kishidae) 別名:ムロウマムシグサ「マムシグサ」に似ていますが、仏炎苞先端部が細長く伸びる特徴があります。葉はふつう2個で、鳥足状に分かれた小葉は5-7...
春

キバナハナネコノメ

キバナハナネコノメ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【黄花花猫の目】(Chrysosplenium album var. flavum)高尾山で人気の「ハナネコノメ」は、近畿以西に分布する「シロバナネコノメソウ」の変種ですが、いわば兄弟分の変...