ホシザキユキノシタ （ユキノシタ科ユキノシタ属）【星咲雪ノ下】
（Saxifraga stolonifera f. aptera）
2024/05/26 筑波山
「ユキノシタ」の一品種で、基本的には普通のユキノシタと同じですが、花の形が特異なものです。
通常のユキノシタは5枚の花弁のうち、下の2枚が長くなっていますが、これが上の花弁もしくは雄しべと同等の短さで幅が極端に細くなっています。
このため、10本の放射状の雄しべと混ざってしまい、花全体として星型の形となります。
時々、下の2枚の花弁が不完全に出ている個体もあります。
上花弁には赤と黄色の斑点があり、2本の雌しべの花柱の基部には黄色い花盤が目立ちます。
茨城県の筑波山にのみに生育する固有種で、牧野富太郎が命名し、つくば市の天然記念物となっています。
茨城県：絶滅危惧ⅠA類
2024/05/26 筑波山
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