アヤメ科

イチハツ

イチハツ (アヤメ科アヤメ属)【一初】【鳶尾草】 (Iris tectorum) 中国伝来の古い園芸植物で、16世紀ごろに日本に入ってきたものと思われています。 薬用植物として移入され、さらに火除けや雷除けのために茅葺屋根に植えられたことが...
6月

ヒメシャガ

ヒメシャガ (アヤメ科アヤメ属)【姫射干】 (学名:Iris gracilipes) 「シャガ」は中国からの古い帰化植物ですが、ヒメシャガは日本固有の植物です。 ほぼ全国分布ですが、個体数が少なく繁殖地もとびとびのようで、あまり目にする機会...
野山の植物

ノハナショウブ

ノハナショウブ (アヤメ科アヤメ属)【野花菖蒲】 (Iris ensata) 江戸時代から多彩な園芸種が開発されてきた「ハナショウブ」の野生原種です。 全国の湿原、湿地に分布しますが、例によって「カキツバタ」と紛らわしいです。 カキツバタは...
9月

ヒオウギ

ヒオウギ (アヤメ科アヤメ属)【檜扇】 (学名:Iris domestica) あまりに鮮やかで綺麗な花なので、長いこと園芸花だと思っていましたが、日本に自生する山野草だったのですね。 きれいに並ぶ葉の様子が似ているので、「桧扇」という名前...
6月

ハナショウブ

ハナショウブ (アヤメ科アヤメ属)【花菖蒲】 (Iris ensata var. ensata) 野生の「ノハナショウブ」を基に、戦国時代-江戸時代から品種改良が繰り返されてきた園芸種。 特に、江戸時代にはバブル的な大ブームを経過して、膨大...

キショウブ

キショウブ (アヤメ科アヤメ属)【黄菖蒲】 (Iris pseudacorus) この花は、何故か「カキツバタ」の黄花だと思っている人が多いようですが、「カキツバタ」でも「ハナショウブ」でもなく、ヨーロッパ原産の固有種です。 キショウブは明...
6月

アヤメ

アヤメ (アヤメ科アヤメ属)【綾目】【文目】 (Iris sanguinea) アヤメは、「ハナショウブ」、「カキツバタ」と常に混同されがちですが、ハナショウブ、カキツバタが湿地性なのに対して陸生で、湿地にも咲きますが野山の草原状のところに...

カキツバタ

カキツバタ (アヤメ科アヤメ属)【燕子花】【杜若】 (Iris laevigata) 「ハナショウブ」、「アヤメ」と常に混同されがちですが、その中でも一番マイナーな存在という感じがします。 在原業平の歌は有名ですが、実際の花はよく判るようで...
野山の植物

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン (アヤメ科ヒオウギズイセン属)【姫檜扇水仙】 (学名: Crocosmia x crocosmiiflora)  別名:モントブレチア 明治時代に渡来した、南アフリカ原産の園芸種。 ヨーロッパでヒオウギズイセンとヒメト...

シャガ

シャガ (アヤメ科アヤメ属)【射干】 (学名:Iris japonica) 学名が「アイリス・ジャポニカ」というくらいで、日本のアヤメの代表みたいだが、原産は中国で、古い時代の帰化植物と言われています。 そのため、天然自然の深山にはなく、人...
6月

ヒオウギアヤメ

ヒオウギアヤメ  (アヤメ科アヤメ属)【檜扇菖蒲】 (Iris setosa) アヤメは花菖蒲やカキツバタと常にごっちゃにされてますが、ヒオウギアヤメは本州中部では準高山植物ともみられる地位にいるだけあって、異質の野趣があります。 湿原に遠...

ヒメヒオウギ

ヒメヒオウギ (アヤメ科ラペイルージア属)【姫檜扇】 (Anomatheca laxa) 可愛い園芸花ですが、清楚なわりに生命力強く、こぼれ種から自然に増えるので庭で徐々に野生化しています。 小さくてもよく目立つ花で、6弁の花弁の下3弁に赤...
6月

ニワゼキショウ

ニワゼキショウ (アヤメ科ニワゼキショウ属)【庭石菖】 (Sisyrinchium rosulatum) 北アメリカ原産の帰化植物で、現在では全国の日当たりのよい草原や芝生などに幅広く生えています。 白花と赤紫の花があり、青色の「ルリニワゼ...

ルリニワゼキショウ

ルリニワゼキショウ (アヤメ科ニワゼキショウ属)【藍色庭石菖】 (Sisyrinchium angustifolium) 別名「アイイロニワゼキショウ」とも呼ばれ、「ニワゼキショウ」の青色の濃いもので、蕊がひとつにまとまり、花弁の先端が独特...
野山の植物

ナスヒオウギアヤメ

ナスヒオウギアヤメ (アヤメ科アヤメ属)【那須桧扇菖蒲】 (学名:Iris setosa var. nasuensis) 栃木県那須町と那須塩原市の一部にだけに咲く絶滅危惧種。 昭和37年に宮内庁の職員が発見して昭和天皇が研究して名づけられ...