野山の植物

アカバナマンサク

アカバナマンサク (マンサク科マンサク属)【赤花満作】(Hamamelis japonica var. obtusata f. incarnata)「マンサク」の赤い花のもので、園芸品種としても使われますが「ベニバナトキワマンサク」とは違い...
野山の植物

ムラサキオニシバリ

ムラサキオニシバリ (ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属)【紫鬼縛】(Daphne pseudomezereum f. atropurpurea)「ジンチョウゲ」の仲間の「オニシバリ」は、黄緑色の花で目立たないものですが、その萼筒の外側が紫褐色に...
2月

キダチアロエ

キダチアロエ (ツルボラン科アロエ属)【木立蘆薈】(Aloe arborescens) 別名:キダチロカイ健康食品や薬用としてポピュラーな、南アフリカ原産の多肉植物です。製品として使われるアロエは、この「キダチアロエ」と「アロエベラ」ですが...
野山の植物

フウトウカズラ

フウトウカズラ (コショウ科コショウ属)【風藤葛】(Piper kadsura)常緑性の蔓性植物で、関東南部以南の海岸沿いの常緑樹林内などに分布し、樹木や岩などに這い上がり伸びた先は垂れ下がります。特徴的な心形の葉は5脈が目立ち先が尖ります...
野山の植物

シマカコソウ

シマカコソウ (シソ科キランソウ属)【島夏枯草】(Ajuga boninsimae)小笠原諸島の固有種で、父島、母島、妹島に分布し、日当たりのよい湿った岩場に生育します。「カコソウ(夏枯草)」というと、通常「ウツボグサ」のことで、たしかに見...
12月

ヒラタケ

ヒラタケ (担子菌類ヒラタケ科)【平茸】(Pleurotus ostreatus) 別名:カンタケ、アワビタケクヌギやコナラなどの倒木や枯れ木に、重なり合って生える木材腐朽菌で、冬場に生えるキノコです。半円形で大型になり、黒褐色から灰色で表...

ムニンタツナミソウ

ムニンタツナミソウ (シソ科タツナミソウ属)【無人立浪草】(Scutellaria longituba)「ムニン」の名が表すとおり、小笠原諸島の固有種です。小笠原諸島の中でも、父島と兄島だけに分布し林内や岩場に自生するようです。花は白色で、...

シマムラサキツユクサ

シマムラサキツユクサ (ツユクサ科ムラサキツユクサ属)【縞紫露草】(Tradescantia zebrina) 別名:ゼブリナ「ムラサキツユクサ」の仲間で、中央アメリカ原産です。「ゼブリナ」の名で園芸品種として流通しています。ピンク色の小さ...
野山の植物

シロバナセツブンソウ

シロバナセツブンソウ (キンポウゲ科セツブンソウ属)【白花節分草】(Eranthis pinnatifida f. albida)「セツブンソウ」は白い花の中心部が紫色で花茎が赤褐色なのが特徴ですが、ごく稀にいわゆる「素心」「青軸」のものが...

ブーゲンビリア

ブーゲンビリア (オシロイバナ科イカダカズラ属)(Bougainvillea glabra cv. 'Sanderiana') ブーゲンビレア、イカダカズラ、ココノエカズラ「ブーゲンビリア」は、「ハイビスカス」と並んで南国の花の代名詞のよう...

オオキバナカタバミ

オオキバナカタバミ (カタバミ科カタバミ属)【大黄花片喰】(Oxalis pes-caprae) 別名:キイロハナカタバミ南アフリカ原産で、園芸用に移入されたものが逸出し、関東・中部以南で帰化植物として野生化しています。逸出帰化は日本だけで...
2月

ヒメキンセンカ

ヒメキンセンカ (キク科キンセンカ属)【姫金盞花】(Calendula arvensis) 別名:ホンキンセンカ、フユシラズ地中海沿岸原産で、冬季に咲くので「冬知らず」の名で呼ばれる園芸種ですが、各地に帰化していて道端や草地などで見られます...
野山の植物

ハゼノキ

ハゼノキ (ウルシ科ウルシ属)【櫨の木】(Toxicodendron succedaneum)晩秋から冬の雑木林に鮮烈な赤色の紅葉が目立ちます。関東地方南部以西に自生しますが、かつて木蝋を採取するために栽培されていたものの野生化が多いといわ...

マツユキソウ(スノードロップ)

マツユキソウ(スノードロップ) (ヒガンバナ科マツユキソウ属)【待雪草】(Galanthus nivalis) 別名:ユキノハナ早春に他の花に先駆けて咲く可憐な花で、園芸種として人気が高い所謂「スノードロップ」の一種です。ヨーロッパ原産で、...
野山の植物

ハダカホオズキ

ハダカホオズキ (ナス科ハダカホオズキ属)【裸酸漿】(Tubocapsicum anomalum)他の多くのホオズキのような袋に包まれておらず、実がむき出しで生るので「裸」ホオズキ。本州以南から東南アジアまで分布します。淡黄色で5裂した小さ...
1月

ロウバイ

ロウバイ (ロウバイ科ロウバイ属)【蝋梅】(Chimonanthus praecox)冬の寒い中に香り高い蝋梅は「梅」の仲間ではなく、全く別のロウバイ科の植物です。中国の原産で、日本へ渡来したのは17世紀初めの江戸時代ごろとされています。一...
1月

カンムリカイツブリ

カンムリカイツブリ (カイツブリ科カンムリカイツブリ属)【冠鳰】(Podiceps cristatus)「カイツブリ」の仲間ですが、カイツブリとはかなり印象の違う鳥です。普通のカイツブリは子供のカモという感じの体形ですが、カンムリカイツブリ...
1月

トウネズミモチ

トウネズミモチ (モクセイ科イボタノキ属)【唐鼠黐】(Ligustrum lucidum)中国中南部原産の常緑樹で日本原産の「ネズミモチ」とそっくりですが、樹形が少し大型になります。また、葉も大きめで先端が細く伸び葉脈が透けて見える点で見分...
1月

タヌキ

タヌキ (イヌ科タヌキ属)【狸】(Nyctereutes procyonoides viverrinus)タヌキは極東アジアの動物ですが、20世紀になってから毛皮目的でソ連に移入され、現在ではヨーロッパ各地に帰化しているようです。元来、森林...
12月

ビワ

ビワ (バラ科ビワ属)【枇杷】(Eriobotrya japonica)あの果物の「ビワ」ですが、原産地は中国南西部で、日本では四国や九州に自生するようですが、古い時代に渡来して野生化したもののようです。常緑の高木で、独特の濃緑色の光沢ある...

クロモジ

クロモジ (クスノキ科クロモジ属)【黒文字】(Lindera umbellata)関東以西から中国、四国、九州北部にかけて低山に生える落葉低木です。爪楊枝の代名詞にもなっている名前はこの木から来ていて、今でも高級和菓子などにつける黒皮付きの...

イイギリ

イイギリ (ヤナギ科イイギリ属)【飯桐】(Idesia polycarpa) 別名:ナンテンギリ秋から冬に見られる赤い実が綺麗で、鳥たちの格好の餌にもなります。大きな葉が「キリ」に似ていますが、キリ科ではなくヤナギ科でイイギリ属の一属一種で...
12月

ヒマラヤスギ

ヒマラヤスギ (マツ科ヒマラヤスギ属)【ヒマラヤ杉】(Cedrus deodara)公園や学校の巨大樹の定番ですが、最近はあまり流行らないのか新しい公園などでは少ないようですが、昔は何故か大病院によく見られました。日本には、明治12年に渡来...
12月

ウダイカンバ

ウダイカンバ (カバノキ科カバノキ属)【鵜松明樺】(Betula maximowicziana) 別名:マカバ日本に自生しているカバノキ類の中で最も大きくなる種類で、大きなものでは樹高30m、直径1mに達するそうです。北海道から本州中部以北...

オランダミミナグサ

オランダミミナグサ (ナデシコ科ミミナグサ属)(Cerastium glomeratum) 別名:アオミミナグサヨーロッパ原産の帰化植物で、道端や畑や空き地に普通に分布し、在来種の「ミミナグサ」を圧倒しています。花弁の先端が割れた白い花は「...
3月

ムニンタイトゴメ

ムニンタイトゴメ (ベンケイソウ科キリンソウ属)【無人大唐米】(Sedum boninense)小笠原諸島の父島・兄島・弟島だけに生育する固有種で、海岸ではなく山の頂上付近の岩場に生えるマンネングサです。普通の「タイトゴメ」よりも細かい葉で...
野山の植物

ホソバクリハラン

ホソバクリハラン (ウラボシ科ノキシノブ属)【細葉栗葉蘭】(Lepisorus boninensis)小笠原諸島の固有種で、父島や母島の湿った岩上や樹幹に生える常緑の着生シダです。普通の「クリハラン」とは別属のノキシノブ属で「ヒメノキシノブ...
3月

オナガ

オナガ (カラス科オナガ属)【尾長】(Cyanopica cyanus)真っ黒い頭と水色の羽根、灰色と白色の体のクールなコントラストが美しい鳥です。「ギューイ ギエーイ」と騒々しく鳴く鳥で、樹の上の方を群れで移動していることが多いです。カラ...
3月

バイカオウレン

バイカオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【梅花黄蓮】(Coptis quinquefolia) 別名:ゴカヨウオウレン(五加葉黄蓮)亜高山に近いシラビソなどの苔むした針葉樹林下に多く、「ミツバオウレン」に似ていますが、根生葉の小葉が5枚と...
野山の植物

ミチノクフクジュソウ

ミチノクフクジュソウ (キンポウゲ科フクジュソウ属)【陸奥福寿草】(Adonis multiflola)従来、日本のフクジュソウは、種としては1種類と考えられていました。ところが近年、研究が進み分類が見直された結果、日本のフクジュソウは4種...
3月

ムクドリ

ムクドリ (ムクドリ科ムクドリ属)【椋鳥】(Sturnus cineraceus)郊外では「ヒヨドリ」と並んで、都市部ではそれ以上に、人里に馴染んで群れで生息する野鳥です。畑や公園などの開けた場所で、地面の虫や種子をついばんで歩く点で「ツグ...
2月

ハシボソガラス

ハシボソガラス (カラス科カラス属)【嘴細烏】(Corvus corone)もともと田園地帯に広く分布するカラスで、「ハシブトカラス」と違って今も都心部などにはいないようです。「権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」のカラスはきっとハシボソカラ...
野山の植物

ムクロジ

ムクロジ (ムクロジ科ムクロジ属)【無患子】(Sapindus mukorossi)関東以南の山地に自生する落葉樹ですが、寺社の境内などにもよく植えられています。丸い果実の中に入っている種子が黒い球形でとても硬く、数珠玉に使われたようです。...
1月

スズメ

スズメ (スズメ科スズメ属)【雀】(Passer montanus )およそ日本中の人里にどこにでもいるスズメは、あまりに日常的なので「カラス」同様、あまりバードウォッチングや撮影の対象にもならず、いささか無視される存在のようです。また、昔...
12月

ヤツガダケトウヒ

ヤツガダケトウヒ (マツ科トウヒ属)【八ヶ岳唐檜】(Picea koyamai) 別名:ヒメマツハダ近縁種の「ヒメバラモミ」同様、氷河期遺存種とみられる日本特産の針葉樹で、八ケ岳の西岳と南アルプスの海抜1000-2000mの一部にのみ分布し...
2月

トラツグミ

トラツグミ (ツグミ科トラツグミ属)【虎鶫】(Zoothera aurea)夜間に悲しげに鳴く「鵺」の声として有名で、少し昔にはUFOの音として話題になったこともあったようです。身近な里山にいるわりには目にする機会が少ないのは、昼間にあまり...
2月

カシラダカ

カシラダカ (ホオジロ科ホオジロ属)【頭高】(Emberiza rustica)カムチャツカなどユーラシア北方より冬に渡ってくる冬鳥で、「ホオジロ」に似ています。頭の上の羽をモヒカンのように逆立てるのが特徴で、興奮時などに立てるようです。冬...
9月

ルリビタキ

ルリビタキ (ヒタキ科)【瑠璃鶲】(Tarsiger cyanurus)夏は亜高山の針葉樹林で繁殖し、冬に向けて低地に降りてくるので、冬には関東の里山でもよく見られるようになります。林内や林縁を移動しながら単独行動しています。成熟した雄は日...
3月

モズ

モズ (モズ科モズ属)【百舌鳥】(Lanius bucephalus)全国の平地から低山に生息し、はやにえ(早贄)で有名なモズは、スズメとさほど変わらないくらいの小鳥ですが、小さな猛禽類という感じで激しい狩りをする鳥です。見た目にも可愛いの...
3月

モミジバフウ

モミジバフウ (APG:フウ科フウ属)(マンサク科)【紅葉葉楓】(Liquidambar styraciflua) 別名:アメリカフウ都市の街路樹としてよく使われるアメリカ原産の落葉樹です。中国原産の「フウ」の葉が3裂なのに対して5-7裂で...