キビヒトリシズカ

キビヒトリシズカ (センリョウ科チャラン属)【吉備一人静】
Chloranthus fortunei

キビヒトリシズカ

2025/04/16 都立薬用植物園

ヒトリシズカ」に似ていますが、普通のヒトリシズカより大型で葉に光沢が無く、花糸が長いのが特徴です。

また、赤色系の色素を極端に欠くのか、葉の色が明るくいわゆる青軸系の感じです。

開花時期がヒトリシズカよりも遅めで、葉が展開してから咲くようです。

花序をよく見ると、雌しべの柱頭が苞に包まれ、花糸の陰に隠れて見えません。

分布地が瀬戸内地方と九州北部に限られていて分布地の殆どで絶滅危惧指定されています。

環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)

兵庫県:絶滅危惧Ⅱ類
和歌山県:絶滅危惧ⅠA類 (CR)
岡山県:絶滅危惧Ⅰ類
広島県:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
山口県:絶滅危惧ⅠA類 (CR)
香川県:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
愛媛県:情報不足 (DD)
福岡県:絶滅危惧ⅠA類 (CR)
長崎県:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)

キビヒトリシズカ

開花前に葉が展開する  2025/04/16 都立薬用植物園


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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