キバナノホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【黄花杜鵑】
(Tricyrtis flava) キバナホトトギス
日本固有種で、宮崎県にしか自生しない黄色いホトトギス。
谷沿いの林床斜面に生育し、互生する葉には暗色の斑紋があり、茎には開出毛が疎らに生えます。
葉腋から花柄を伸ばし、1-2個の黄色い花を上向きに咲かせます。
6枚の花被片は平開し、紫色の斑点を疎らに散らし、中心部の周りに蜜標が取り巻いています。
「ホトトギス属」の仲間の中でも、上向きに咲く黄色い花をつけ茎に開出毛の出る、日本固有種のみからなる「キバナノホトトギス節」に属し、「キバナノホトトギス」、「チャボホトトギス」、「タカクマホトトギス」、「キバナノツキヌキホトトギス」の4種のうちのひとつです。
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
宮崎県:準絶滅危惧 (NT-r,g)