キクアザミ (キク科トウヒレン属)【菊薊】
(Saussurea ussuriensis)
「アザミ」の名をもちアザミに似ていますが、アザミに非ずのトウヒレンです。
日当たりのよい山地草原に生え、直立して高さ1m以上になります。
花序は茎先に5-10個ほどの花を散房状につけます。
総苞はクモ毛があり、総苞片は5-7列で先端が尖り、先だけわずかに開出するようです。
筒状花は綺麗な紅紫色(濃ピンク)で、葯筒がトウヒレン類によくある紺色ではなく同色のピンクなので、他のトウヒレン類と違った印象です。
中-下部の葉には葉柄があり、葉縁が羽状に切れ込むので、これが「キク」の由来かと。
山梨県:絶滅危惧種ⅠB類(EN)
全国20以上の都府県で絶滅危惧指定