ユリ科の花の中でも異彩を放つ「ホトトギス」類は、東アジア特有の植物で、日本列島を中心に台湾、朝鮮半島まで分布します。
ざっと20種ほどある全体の半分の10種が日本固有種で、そもそもの発祥が日本原産であり、分化の中心が日本であると考えられています。
ホトトギス属は4つの節(属内グループ)に分けられます。
・ジョウロウホトトギス節 (黄色の釣り鐘型の花)
ジョウロウホトトギス、キイジョウロウホトトギス、サガミジョウロウホトトギス、スルガジョウロウホトトギス
・キバナノホトトギス節 (黄色の上向きに咲く花)
キバナノホトトギス、チャボホトトギス、タカクマホトトギス、キバナノツキヌキホトトギス
・ホトトギス節 (白色の上向きに咲く花)
ホトトギス、タイワンホトトギス
・ヤマホトトギス節 (白か黄色の上向きに咲く花)
ヤマホトトギス、ヤマジノホトトギス、セトウチホトトギス、タマガワホトトギス