ムニンタツナミソウ (シソ科タツナミソウ属)【無人立浪草】
(Scutellaria longituba)
「ムニン」の名が表すとおり、小笠原諸島の固有種です。
小笠原諸島の中でも、父島と兄島だけに分布し林内や岩場に自生するようです。
花は白色で、「タツナミソウ」の形には違いないのですが、花筒が異様に細長く4-5cmほどになります。
花筒には細かい毛がびっしり生えていて、上唇開口部には雄しべの先端がちょと出ています。
花筒には蜜が入っているはずなので、よほど口吻の長い昆虫が訪花するはずですが、ポリネータは判っていないようです。
環境省カテゴリ:絶滅危惧ⅠB類 (EN)