植物図譜

ヒトツバテンナンショウ

ヒトツバテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【一葉天南星】(Arisaema monophyllum)やや標高の高い山地の谷沿いなど、湿度の高めなところに生えるテンナンショウです。名の通り、通常葉は1本で小葉は鳥足状に7-9枚に分...
山岳の植物

オウレンシダ

オウレンシダ (シダ植物コバノイシカグマ科)【黄連羊歯】(Sitobolium wilfordii)初夏の亜高山の林道沿いに、とても瑞々しい明るい緑色のシダが群生していました。キンポウゲ科の「オウレン」の葉に似ているということから名前がつい...
野山の植物

アワブキ

アワブキ (アワブキ科アワブキ属)【泡吹】(Meliosma myriantha)本州、四国、九州に分布する落葉広葉樹です。初夏に3mmほどの細かい花を多数つけた花序を出し、遠目には「ニワトコ」に似ています。淡黄白色の小花は一見歪んだ3弁で...

アイヅシモツケ

アイヅシモツケ (バラ科シモツケ属)【会津下野】(Spiraea chamaedryfolia var. pilosa)南アルプスの林道に、多くの蕾を付けた低木がありました。ぱっと見「コゴメウツギ」かと思いましたが、葉の形がが違い蕾が大きい...
野山の植物

ヒラツカスミレ

ヒラツカスミレ (スミレ科スミレ属)【平塚菫】(V. chaerophylloides var. sieboldiana × V. eizanensis)「エイザンスミレ」と「ヒゴスミレ」の交雑種で、両者が混在するエリアで発生します。もとも...
野山の植物

コケセンボンギク

コケセンボンギク (キク科コケセンボンギク属)【苔千本菊】(Lagenophora sublyrata)草丈10cmもあるかないか、花は5mmほどの小さな小さな菊です。台湾・東南アジア・オーストラリアなどに広く分布する亜熱帯性のものらしく、...
3月

ショウドシマレンギョウ

ショウドシマレンギョウ (モクセイ科レンギョウ属)【小豆島蓮翹】(Forsythia togashii)公園や庭木でおなじみの「レンギョウ」は、中国原産の「レンギョウ」「シナレンギョウ」もしくは朝鮮半島原産の「チョウセンレンギョウ」で、かな...
野山の植物

ベニヤマタケ

ベニヤマタケ (担子菌類ヌメリガサ科)【紅山茸】(Hygrocybe coccinea)何とも見事に赤いキノコです。赤いキノコはいくつもありますが、大概軸は白いものが多く、また傘も白っぽかったり粉っぽかったりしますが、これは全体が透明感のあ...

ミョウギコザクラ

ミョウギコザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【妙義小桜】(Primula reinii var. myogiensis) 別名:ミョウギイワザクラ群馬県の妙義山地周辺に分布する固有種で、「コイワザクラ」の変種となっています。標高1000m...
野山の植物

サンショウソウ

サンショウソウ (イラクサ科サンショウソウ属)【山椒草】(Pellionia minima)山地の沢沿いや湿った森林内に生える、とっても地味な植物です。関東以西から、四国、九州、沖縄本島まで分布する日本固有種。「ウワバミソウ」とか「トキホコ...

コキンバイ

コキンバイ (バラ科ダイコンソウ属)【小金梅】(Geum ternatum) 別名:エゾキンバイ結構な深山で、こんなところに「ヘビイチゴ」?と思いますが、ヘビイチゴの仲間のキジムシロ属ではなくダイコンソウ属です。本州中部地方以北から北海道に...

アカバナヒメイワカガミ

アカバナヒメイワカガミ (イワウメ科イワカガミ属)【赤花姫岩鏡】(Schizocodon ilicifolius var. australis) 別名:ベニバナヒメイワカガミ「ヒメイワカガミ」は岩場に咲く白花の小型のイワカガミですが、その赤...

ハウチワテンナンショウ

ハウチワテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【羽団扇天南星】(Arisaema limbatum var. stenophyllum)「ミミガタテンナンショウ」に似て葉より先に花をつけるタイプで、山地の林下に生えます。ミミガタテン...
野山の植物

カスマグサ

カスマグサ (マメ科ソラマメ属)【カス間草】(Vicia tetrasperma)「カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)」と「スズメノエンドウ」の中間の大きさということで、「カ」と「ス」の間で「カス間草」と、なんともふざけた和名のマメ科の雑草...
山岳の植物

オトメアオイ

オトメアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【乙女葵】(Asarum savatieri)箱根周辺や天城山地、愛鷹山地などに分布する「フォッサマグナ要素」のカンアオイです。「カントウカンアオイ」に似ていますが、小型で明るい色合いの雲状紋で...

フギレミヤマスミレ

フギレミヤマスミレ (スミレ科スミレ属)【斑切深山菫】(V. eizanensis x V. selkirkii)「ミヤマスミレ」と「エイザンスミレ」が自然交雑した雑種のスミレです。雑種なので、両親の形質をそれぞれ受け継いだ中間的な形になり...
3月

アイイノモトソウ

アイイノモトソウ (シダ植物イノモトソウ科)【合井の許草】(Pteris x pseudosefuricola) 別名:セフリイノモトソウ「イノモトソウ」と「オオバノイノモトソウ」の交雑種で、関東地方以西から中国地方、四国・九州の両種が混在...

ヒメスミレサイシン

ヒメスミレサイシン (スミレ科スミレ属)【姫菫細辛】(Viola yazawana)ブナ帯から亜高山針葉樹林にかけての林縁に生育する、白花のスミレです。花は純白で唇弁に紫条が入り、距は太短いタイプです。花柱はカマキリの頭形で、側弁は無毛です...
野山の植物

タマゴケ

タマゴケ (蘚類タマゴケ科)【玉苔】 (Bartramia pomiformis) コケ類の中でも人気の高い種類です。人気の秘密はユニークな胞子嚢(蒴)。春先に直径2mmほどの小さいながら完璧な球体の蒴をつくり、この一部の蓋のような部分が次...
野山の植物

キシダマムシグサ

キシダマムシグサ (サトイモ科テンナンショウ属)【岸田蝮草】(Arisaema kishidae) 別名:ムロウマムシグサ「マムシグサ」に似ていますが、仏炎苞先端部が細長く伸びる特徴があります。葉はふつう2個で、鳥足状に分かれた小葉は5-7...

キバナハナネコノメ

キバナハナネコノメ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【黄花花猫の目】(Chrysosplenium album var. flavum)高尾山で人気の「ハナネコノメ」は、近畿以西に分布する「シロバナネコノメソウ」の変種ですが、いわば兄弟分の変...
野山の植物

イズセンリョウ

イズセンリョウ (サクラソウ科イズセンリョウ属)【伊豆千両】(Maesa japonica)関東以西の分布で、関西圏では普通種ですが東京近辺ではあまり見ない低木です。関東でも神奈川県や房総などの、古い神社の照葉樹林内ではたまに見られるようで...
山岳の植物

オオキジノオ

オオキジノオ (シダ植物キジノオシダ科)【大雉の尾】(Plagiogyria euphlebia)山地の谷沿いや湿った林床に生育する、一回羽状のスマートな形のシダ。新潟、宮城以西の本州、四国、九州、琉球北部に分布し、80cmぐらいとやや大型...
3月

トネハナヤスリ

トネハナヤスリ (シダ植物ハナヤスリ科)【利根花鑢】(Ophioglossum namegatae)利根川水系と、大阪の淀川流域のヨシ原にだけ生育するシダ植物です。「ヒロハハナヤスリ」に似ていますが、丸い単葉の栄養葉には柄があり、「コヒロハ...

ユキグニミツバツツジ

ユキグニミツバツツジ (ツツジ科ツツジ属)【雪国三葉躑躅】(Rhododendron lagopus var. niphophilum)名前の通り、秋田県あたりから近畿北部の日本海側多雪地域に分布するミツバツツジです。同じく近畿北部から中国...

シロバナネコノメソウ

シロバナネコノメソウ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【白花猫の目草】(Chrysosplenium album)高尾山などの人気者「ハナネコノメ」の西日本版で、分類上は母種にあたります。岐阜県以西の近畿、中国、四国、九州に分布し、「ハナネコ...
野山の植物

アカボシタツナミソウ

アカボシタツナミソウ (シソ科タツナミソウ属)【赤星立浪草】(Scutellaria rubropunctata)南西諸島固有種のタツナミソウで、種子島・屋久島以南から沖縄諸島に分布します。山野の林縁に生える多年草で、匍匐した茎から枝が直立...
3月

オオミネイワヘゴ

オオミネイワヘゴ  (シダ植物オシダ科)【大峰岩杪羅】(Dryopteris lunanensis)国内では奈良県の大峰山中に数十株生育しているのみという、極めて危機的な状況にある常緑シダ。三重県にも生育地があったが、そちらは既に絶滅したと...

スズシロソウ

スズシロソウ (アブラナ科ヤマハタザオ属)【蘿蔔草】(Arabis flagellosa)スズシロ(ダイコン)の花に似ているからスズシロソウとは、いささか安直なネーミングで、ハタザオ類など似ている花は山ほどありますね。本州の近畿以西から中国...
野山の植物

オリヅルスミレ

オリヅルスミレ (スミレ科スミレ属)【折鶴菫】(Viola stoloniflora)沖縄本島のやんばるの渓流に生育していた、幻のスミレです。「生育していた」と過去形なのは、今では野生絶滅種とされているため。唯一といわれた生育地が、ダム建設...

チャルメルソウ

チャルメルソウ (ユキノシタ科チャルメルソウ属)【哨吶草】(Mitella furusei var. subramosa)関東で見られるチャルメルソウ類は全て「コチャルメルソウ」ですが、これは「コ」も「オオ」もつかないチャルメルソウです。本...

シロバナショウジョウバカマ

シロバナショウジョウバカマ (シュロソウ科ショウジョウバカマ属)(ユリ科)【白花猩々袴】(Heloniopsis breviscapa var. flavida)関東以西の本州と四国に分布しますが、分布の中心は近畿圏のようで、六甲山や金剛山...
野山の植物

モミジチャルメルソウ

モミジチャルメルソウ (ユキノシタ科チャルメルソウ属)【紅葉哨吶草】(Asimitellaria acerina)福井県、滋賀県、京都府の日本海側に、局所的に分布するチャルメルソウです。中裂して先端が尖った葉がモミジ葉状なので名付けられてい...
野山の植物

シロバナヤマルリソウ

シロバナヤマルリソウ (ムラサキ科ルリソウ属)【白花山瑠璃草】(Omphalodes japonica f. albiflora)「ヤマルリソウ」は、淡い青色が基本色ですが咲き始めはピンク色も多く、色の濃いもの薄いものなど変化に飛んでいます...
野山の植物

コナミキ

コナミキ (シソ科タツナミソウ属)【小浪来】(Scutellaria guilielmii)海岸付近の草地や林床などに生育する、小型のタツナミソウの仲間です。山岳の湿地に生える「ヒメナミキ」によく似ていますが、生育環境は全く違い南方系です。...
野山の植物

キンキエンゴサク

キンキエンゴサク (ケシ科キケマン属)【近畿延胡索】(Corydalis papilligera)「ヤマエンゴサク」に酷似する種類で、明確な違いは種子に乳状突起があるかどうかだけのようです。(キンキエンゴサク=有り、ヤマエンゴサク=無し)外...
3月

タチネコノメソウ

タチネコノメソウ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【立猫の目草】(Chrysosplenium tosaense) 別名:トサネコノメ山地の渓流沿いに生育し、水しぶきのかかるような水際に生えるネコノメソウです。「ツルネコノメソウ」と形状、生育...

フジツツジ

フジツツジ (ツツジ科ツツジ属)【藤躑躅】(Rhododendron tosaense) 別名:メンツツジ「富士ツツジ」ではなく「藤ツツジ」で、藤の花に似た色だという名前です。確かに、「ミツバツツジ」などに一見似た色ですが、もっと薄く青みを...

イヌコリヤナギ

イヌコリヤナギ (ヤナギ科ヤナギ属)【犬行李柳】(Salix integra)沖縄を除く日本全国の川岸などに普通に見られるヤナギ。高さ2-3mの低木で、対生する葉がいわゆる「柳葉」ではなく楕円形で、縁は巻き込まずヤナギらしくない感じです。雌...

アマミスミレ

アマミスミレ (スミレ科スミレ属)【奄美菫】(Viola amamiana)奄美大島、沖縄本島の固有種で、日本最小のスミレと称されています。奄美大島の中でも現在では一箇所の生育地とされているようで、近年見つかった沖縄本島の自生地も北部やんば...