園芸植物

10月

ダンギク

ダンギク (シソ科ダンギク属)【段菊】(Caryopteris incana) 別名:ランギク和名に「菊」とありますが、キクの仲間ではなく、シソ科(クマツヅラ科)の植物です。段々につくお団子状に密集した花序が、下から上へ咲き上がり、葉が菊に...
野山の植物

ルリスズカケ

ルリスズカケ (オオバコ科クガイソウ属)【瑠璃鈴懸】(Veronicastrum stenostachyum)中国原産の半蔓性の野草で、日本には園芸品として入ってきているようです。。中国でも四川省から陝西省および湖南省といった中南部あたりに...

タツタソウ

タツタソウ (メギ科タツタソウ属)【竜田草】(Jeffersonia dubia) 別名:イトマキグサ朝鮮半島北部から中国東北部、アムール地方に分布し、山地の林床に生育します。日露戦争当時、軍艦「竜田」の乗員が持ち帰ったことから名付けられた...

キバナカタクリ

キバナカタクリ (ユリ科カタクリ属)【黄花片栗】(Erythronium spp.) 西洋カタクリ「キバナカタクリ」は「シロバナカタクリ」とは違い、「カタクリ」の色違いでなく全くの別種です。北米原産の園芸品種で、原種の (Erythroni...

シマムラサキツユクサ

シマムラサキツユクサ (ツユクサ科ムラサキツユクサ属)【縞紫露草】(Tradescantia zebrina) 別名:ゼブリナ「ムラサキツユクサ」の仲間で、中央アメリカ原産です。「ゼブリナ」の名で園芸品種として流通しています。ピンク色の小さ...

ブーゲンビリア

ブーゲンビリア (オシロイバナ科イカダカズラ属)(Bougainvillea glabra cv. 'Sanderiana') ブーゲンビレア、イカダカズラ、ココノエカズラ「ブーゲンビリア」は、「ハイビスカス」と並んで南国の花の代名詞のよう...
3月

オオキバナカタバミ

オオキバナカタバミ (カタバミ科カタバミ属)【大黄花片喰】(Oxalis pes-caprae) 別名:キイロハナカタバミ南アフリカ原産で、園芸用に移入されたものが逸出し、関東・中部以南で帰化植物として野生化しています。逸出帰化は日本だけで...
2月

ヒメキンセンカ

ヒメキンセンカ (キク科キンセンカ属)【姫金盞花】(Calendula arvensis) 別名:ホンキンセンカ、フユシラズ地中海沿岸原産で、冬季に咲くので「冬知らず」の名で呼ばれる園芸種ですが、各地に帰化していて道端や草地などで見られます...

ギンパイソウ

ギンパイソウ (ナス科アマモドキ属)【銀盃草】(Nierembergia rivularis)南米原産の多年草で、園芸用に使われ、白い花の形が盃型なので「銀盃」の名を付けられています。5列した純白の花は中心部が黄色くなっています。葉は丸っこ...
10月

チョウセンアサガオ

チョウセンアサガオ (ナス科チョウセンアサガオ属)【朝鮮朝顔】(Datura metel) ダチュラ、マンダラゲ、キチガイナスビ「気違い茄子」の異名をもつ、有毒植物。江戸時代に薬用植物として渡来して、華岡青洲が麻酔薬として使用したことで有名...
10月

フウセンカズラ

フウセンカズラ (ムクロジ科フウセンカズラ属)【風船葛】(Cardiospermum halicacabum)北アメリカ南部原産とされる蔓植物で、風船のような実が面白く可愛いので人気があり、広く園芸栽培されています。茎は細くて柔らかく、2回...
野山の植物

ミツバ

ミツバ (セリ科ミツバ属)【三葉】(Cryptotaenia canadensis subsp. japonica)お吸い物や茶碗蒸しでお馴染みの、あのミツバです。全国の山野の沢沿いや湿地に生える日本原産種です。三つ葉の名の通り、3小葉の複...

コウリンタンポポ

コウリンタンポポ (キク科ヤナギタンポポ属)【紅輪蒲公英】(Pilosella aurantiaca)ヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道に多く、本州では中部地方以北に多いようです。日本へは明治中期ごろに観賞用として渡来したようです。繁殖力が...

ハタザオギキョウ

ハタザオギキョウ (キキョウ科ホタルブクロ属)【旗竿桔梗】(Campanula rapunculoides)ヨーロッパ原産で、日本には1920年代に渡来したそうです。花は青紫色の釣鐘形で、下向きに穂状に並んで咲き、下の方から咲いていくようで...
6月

シンワスレナグサ

シンワスレナグサ (ムラサキ科ワスレナグサ属)【真勿忘草】(Myosotis scorpioides) 別名:ワスレナグサ「ワスレナグサ」というのは、園芸では数種の原種及びそれらを交雑・品種改良したものの総称とされているようです。植物学的な...

マツユキソウ(スノードロップ)

マツユキソウ(スノードロップ) (ヒガンバナ科マツユキソウ属)【待雪草】(Galanthus nivalis) 別名:ユキノハナ早春に他の花に先駆けて咲く可憐な花で、園芸種として人気が高い所謂「スノードロップ」の一種です。ヨーロッパ原産で、...
10月

コハクホトトギス?

コハクホトトギス? (ユリ科ホトトギス属)【琥珀杜鵑草】(Tricyrtis 'Kohaku') 別名:コハクジョウロウホトトギス 「コハクホトトギス」と言われるホトトギスは、広く流通販売されていて、「キイジョウロウホトトギス」と「ヤマホト...
1月

ロウバイ

ロウバイ (ロウバイ科ロウバイ属)【蝋梅】(Chimonanthus praecox)冬の寒い中に香り高い蝋梅は「梅」の仲間ではなく、全く別のロウバイ科の植物です。中国の原産で、日本へ渡来したのは17世紀初めの江戸時代ごろとされています。一...
野山の植物

オオミスミソウ

オオミスミソウ (キンポウゲ科スハマソウ属)【大三角草】(Hepatica nobilis var. japonica f. magna) 別名:ユキワリソウ山形県以西の日本海側に分布し新潟や佐渡に顕著な群生をする、一般に雪割草の名で知られ...
1月

トウネズミモチ

トウネズミモチ (モクセイ科イボタノキ属)【唐鼠黐】(Ligustrum lucidum)中国中南部原産の常緑樹で日本原産の「ネズミモチ」とそっくりですが、樹形が少し大型になります。また、葉も大きめで先端が細く伸び葉脈が透けて見える点で見分...
12月

ビワ

ビワ (バラ科ビワ属)【枇杷】(Eriobotrya japonica)あの果物の「ビワ」ですが、原産地は中国南西部で、日本では四国や九州に自生するようですが、古い時代に渡来して野生化したもののようです。常緑の高木で、独特の濃緑色の光沢ある...
11月

マルバアサガオ

マルバアサガオ (ヒルガオ科サツマイモ属)【丸葉朝顔】(Ipomoea purpurea) 別名:メキシコアサガオ近所の空き地の雑草が生い茂る中に、場違いなほど綺麗な花が目につきました。調べてみると、どうやら「マルバアサガオ」という園芸種で...
10月

イソギク

イソギク (キク科キク属)【磯菊】(Chrysanthemum pacificum)千葉県犬吠埼から静岡県御前崎にかけての太平洋岸と伊豆諸島に分布する海岸性の菊です。海岸の岩場や風衝草原などに群生して、花の全盛期には壮観です。筒状花のみの花...
10月

ヒイラギモクセイ

ヒイラギモクセイ (モクセイ科モクセイ属)【柊木犀】(Osmanthus × fortunei)生垣などによく利用される常緑樹で、野生種の「ヒイラギ」とは違い「ヒイラギ」と「ギンモクセイ」の交雑種です。ヒイラギの葉のトゲトゲは5対以下の鋭い...
3月

ヒマラヤスギ

ヒマラヤスギ (マツ科ヒマラヤスギ属)【ヒマラヤ杉】(Cedrus deodara)公園や学校の巨大樹の定番ですが、最近はあまり流行らないのか新しい公園などでは少ないようですが、昔は何故か大病院によく見られました。日本には、明治12年に渡来...
9月

ルコウソウ

ルコウソウ (ヒルガオ科サツマイモ属)【縷紅草】(Ipomoea quamoclit)熱帯アメリカ原産のつる性植物で、最近の園芸品かと思いきや、江戸時代の初期から渡来しているそうです。たいへん細かく切れ込んだ繊細な葉が特徴で、フェンスや垣根...
6月

ハス

ハス (ハス科ハス属)【蓮】(Nelumbo nucifera) 別名:ハチスハスはインド周辺が原産とされ、中国経由で日本に渡来した史前帰化植物とされています。仏教のイメージが強く、仏教とともに伝来した感じもしますが仏教伝来よりもかなり古く...
6月

アメリカスズカケノキ

アメリカスズカケノキ (スズカケノキ科スズカケノキ属)【亜米利加鈴懸】(Platanus occidentalis)北アメリカ東部原産で、明治時代に渡来した落葉広葉樹です。いわゆる「プラタナス」の仲間ですが、街路樹に多い「プラタナス」は、本...

トウジュロ

トウジュロ (ヤシ科シュロ属)【唐棕櫚】(Trachycarpus fortunei)日本で普通に山野に生える「シュロ」は「ワジュロ」と呼ばれるものですが、庭園や公園に植栽されるものは、この「トウジュロ」が多いようです。中国南部原産で、葉の...

サルスベリ

サルスベリ (ミソハギ科サルスベリ属)【百日紅】【猿滑】(Lagerstroemia indica)酷暑炎天の街路に鮮やかな色彩を与えてくれる、花木の少ない時季に貴重なお馴染みの花です。たいへん開花期間が長く、別名の通り100日前後も咲き続...
9月

タマサンゴ

タマサンゴ (ナス科ナス属)【玉珊瑚】(Solanum pseudocapsicum) 別名:フユサンゴとある畑の脇にミニトマトを思わせる綺麗な実が生っていました。調べてみると「タマサンゴ」という園芸植物。実を観賞するために明治時代に導入さ...
園芸植物

シチダンカ

シチダンカ (アジサイ科アジサイ属)【七段花】(Hydrangea serrata var. serrata f. prolifera)「ヤマアジサイ」の変種で、六甲山の特産種として江戸時代に栽培され、シーボルトによって記載されていましたが...
園芸植物

キバナノコギリソウ

キバナノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属)【黄花鋸草】(Achillea filipendulina)コーカサスなど中央アジアから南西アジア原産で、明治時代に園芸用に導入されたもので、日本の「ノコギリソウ」とは全く異質な印象の花です。「セ...
6月

ペラペラヨメナ

ペラペラヨメナ (キク科ムカシヨモギ属)【ペラペラ嫁菜】(Erigeron karvinskianus) 別名:ペラペラヒメジョオン、ゲンペイコギク何ともふざけたような名前ですが、「ヨメナ」に似た花で葉が薄っぺらいということで名付けられたよ...
野山の植物

キリ

キリ (キリ科キリ属)(旧ゴマノハグサ科)【桐】(Paulownia tomentosa)下駄や箪笥でお馴染みの木材である「桐」ですが、その原産地は中国らしいものの不明とのことです。弥生時代の遺跡からも見つかっているようで、それだけ昔から日...
6月

ハナキササゲ

ハナキササゲ (ノウゼンカズラ科キササゲ属)【花木大角豆】(Catalpa speciosa) 別名:オオアメリカキササゲ北米原産の落葉樹で、園芸種として明治・大正時代に「黄金樹」の名で大量輸入されていたそうです。しかし、どういう訳か現存す...

シロツメクサ

シロツメクサ (マメ科シャジクソウ属)【白詰草】(Trifolium repens) 別名:クローバー公園やグラウンド、駐車場など開けた人為的な場所に日本中どこにでも見られる草ですが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。そもそも「ツメクサ」という...

マメガキ

マメガキ (カキノキ科カキノキ属)【豆柿】(Diospyros lotus var. laevis)「豆柿」の名の通り、僅か2cm弱のミニチュアサイズの実が生る柿の木。中国からユーラシア原産で、江戸時代に柿渋をとるために日本に持ち込まれたも...
野山の植物

エゾムラサキ

エゾムラサキ (ムラサキ科ワスレナグサ属)【蝦夷紫】(Myosotis sylvatica) 別名:ミヤマワスレナグサ日本で唯一のワスレナグサ属の在来自生種です。北海道と本州中部に分布し、広義のワスレナグサとして園芸流通もしています。「ワス...

モッコウバラ

モッコウバラ (バラ科バラ属)【木香薔薇】(Rosa banksiae f. lutea)ゴールデンウィーク前ごろに、街中のあちこちの庭先が淡い黄色に包まれます。モッコウバラは中国原産ですが、野生種の起源はよく判らないようです。枝に棘がない...