鳥類

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メボソムシクイ

メボソムシクイ (ムシクイ科ムシクイ属) (Phylloscopus xanthodryas) 夏に本州や四国の亜高山帯で繁殖し、冬には中国や東南アジアに渡って越冬する夏鳥です。 中部地方の山地の針葉樹林で特徴的な鳴き声がよく聞かれます。 ...
4月

キジ

キジ (キジ科キジ属)【雉子】 (Phasianus versicolor) 本州、四国、九州に分布する古来から馴染み深い、日本の国鳥ですが実際に近くで見る機会はありませんでした。 しかし、里山から平地に生息し農耕地でも繁殖するので、多く見...
4月

ヒガラ

ヒガラ (シジュウカラ科シジュウカラ属)【日雀】 (Periparus ater insularis) 「シジュウカラ」の仲間で、全国に分布しますが山地性なので冬以外は里で見ることは少ないようです。 シジュウカラとよく似ていますが、やや小型...
鳥類

アオゲラ

アオゲラ (キツツキ科アオゲラ属)【緑啄木鳥】 (Picus awokera) 日本固有のやや大き目のキツツキで、本州から九州に分布する留鳥です。 オリーブグリーンの背中と縞模様の白い腹、白い頭に真っ赤な頭頂と頬というのが特徴です。 市街地...
3月

アカハラ

アカハラ (ツグミ科ツグミ属)【赤腹】 (Turdus chrysolaus) 同じツグミ属の「シロハラ」によく似た兄弟分のような鳥で、名前の通り腹部が赤い(オレンジ色)。 ただし、腹といっても腹部下面の中央部は白腹です。 同属の「ツグミ」...
3月

イカル

イカル (アトリ科)【鵤】 (Eophona personata) 黄色く太いくちばしと黒覆面が特徴のイカルは、ほぼ全国に生息し何処にでもいるようなのですが、その割には見かける機会が少ないようです。 おそらく樹木の上の方にいることが多くあま...
1月

カンムリカイツブリ

カンムリカイツブリ (カイツブリ科カンムリカイツブリ属)【冠鳰】 (Podiceps cristatus) 「カイツブリ」の仲間ですが、カイツブリとはかなり印象の違う鳥です。 普通のカイツブリは子供のカモという感じの体形ですが、カンムリカイ...
6月

コガラ

コガラ (シジュウカラ科コガラ属)【小雀】 (Poecile montanus) 全国各地に留鳥として生息しますが、本州では夏は山岳地から亜高山の森で繁殖し、冬には平地で「シジュウカラ」などと混群となって生活します。 「シジュウカラ」より小...
鳥類

イソヒヨドリ

イソヒヨドリ (ヒタキ科イソヒヨドリ属)【磯鵯】 (Monticola solitarius) 元々、日本ではその名の通り磯や海岸の岩場などに住む鳥で、街では珍しい鳥でしたが、何故か近年は内陸部に広がり都市部でも繁殖するようになったようです...
3月

オナガ

オナガ (カラス科オナガ属)【尾長】 (Cyanopica cyanus) 真っ黒い頭と水色の羽根、灰色と白色の体のクールなコントラストが美しい鳥です。 「ギューイ ギエーイ」と騒々しく鳴く鳥で、樹の上の方を群れで移動していることが多いです...
3月

ムクドリ

ムクドリ (ムクドリ科ムクドリ属)【椋鳥】 (Sturnus cineraceus) 郊外では「ヒヨドリ」と並んで、都市部ではそれ以上に、人里に馴染んで群れで生息する野鳥です。 畑や公園などの開けた場所で、地面の虫や種子をついばんで歩く点で...
2月

ハシボソガラス

ハシボソガラス (カラス科カラス属)【嘴細烏】 (Corvus corone) もともと田園地帯に広く分布するカラスで、「ハシブトカラス」と違って今も都心部などにはいないようです。 「権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」のカラスはきっとハシボ...
1月

スズメ

スズメ (スズメ科スズメ属)【雀】 (Passer montanus ) およそ日本中の人里にどこにでもいるスズメは、あまりに日常的なので「カラス」同様、あまりバードウォッチングや撮影の対象にもならず、いささか無視される存在のようです。 ま...
2月

トラツグミ

トラツグミ (ツグミ科トラツグミ属)【虎鶫】 (Zoothera aurea) 夜間に悲しげに鳴く「鵺」の声として有名で、少し昔にはUFOの音として話題になったこともあったようです。 身近な里山にいるわりには目にする機会が少ないのは、昼間に...
2月

カシラダカ

カシラダカ (ホオジロ科ホオジロ属)【頭高】 (Emberiza rustica) カムチャツカなどユーラシア北方より冬に渡ってくる冬鳥で、「ホオジロ」に似ています。 頭の上の羽をモヒカンのように逆立てるのが特徴で、興奮時などに立てるようで...
9月

ルリビタキ

ルリビタキ (ヒタキ科)【瑠璃鶲】 (Tarsiger cyanurus) 夏は亜高山の針葉樹林で繁殖し、冬に向けて低地に降りてくるので、冬には関東の里山でもよく見られるようになります。 林内や林縁を移動しながら単独行動しています。 成熟し...
3月

モズ

モズ (モズ科モズ属)【百舌鳥】 (Lanius bucephalus) 全国の平地から低山に生息し、はやにえ(早贄)で有名なモズは、スズメとさほど変わらないくらいの小鳥ですが、小さな猛禽類という感じで激しい狩りをする鳥です。 見た目にも可...
3月

メジロ

メジロ (メジロ科メジロ属)【目白】 (Zosterops japonicus) 里で見られる身近な小鳥の中でもシンプルな可愛さは筆頭クラスではないでしょうか。 (実はドアップでみると意外と眼が怖いのだが(^^;;)。 現在では捕獲・飼育は...
2月

ゴジュウカラ

ゴジュウカラ (ゴジュウカラ科ゴジュウカラ属)【五十雀】 (Sitta europaea) 全国の森林に住む小型の留鳥で、キツツキのように木の幹に縦に留まることができ、なおかつ下向きに歩くことができる特技の持ち主です。 背中が独特の青灰色で...
3月

セグロセキレイ

セグロセキレイ (セキレイ科セキレイ属)【背黒鶺鴒】 (Motacilla grandis) 「ハクセキレイ」と同様のサイズと体型でよく似ていますが、遠目にも白黒のコントラストがはっきりしています。 白黒がくっきりしているのですが、白っぽい...
3月

トビ

トビ (タカ科トビ属)【鳶】 (Milvus migrans) 別名:トンビ 「トンビがタカを生む」ということわざがありますが、そもそもトビは立派な「タカ科」の鳥で、大きさも「鷹」というより「鷲」が相応しいほどです。 どうも鷲や鷹よりも一段...
2月

エナガ

エナガ (エナガ科エナガ属)【柄長】 (Aegithalos caudatus trivirgatus) 「シジュウカラ」や「ヤマガラ」などの群に混ざって移動していることが多いのですが、小型でスリムで尾が長いので見慣れると見分けがつきやすい...
1月

トモエガモ

トモエガモ (カモ科マガモ属)【巴鴨】 (Anas formosa) シベリア東部で繁殖し、冬になるとやってくる冬鳥です。 カモ類の中では小型で、雄の頭の模様が独特で「巴」の名の由来となっています。 雄は胴体脇に白線が入り、肩羽が2-3本の...
1月

ヒドリガモ

ヒドリガモ (カモ科マガモ属)【緋鳥鴨】 (Anas penelope) 普通に見られるカモで、「マガモ」の群れなどに混ざっていることも多いようです。 雄は遠目にも判りやすい赤茶色の頭でおでこがベージュです。 体はグレーですが、胸がピンクが...
1月

ホシハジロ

ホシハジロ (カモ科ハジロ属)【星羽白】 (Aythya ferina) 「キンクロハジロ」などと同属の潜水カモです。 オスは赤茶色の頭と黒い胸、灰白色の側面で、黒に青灰色のくちばしと、わかりやすい配色です。 赤い眼が特徴的で、目つきが怖い...
1月

ヒバリ

ヒバリ (スズメ目ヒバリ科ヒバリ属)【雲雀】 (Alauda arvensis) 春を告げる鳥として有名ですが、基本的に留鳥なので春だけでなく冬もいます。 春の繁殖期のように縄張り争いなどしない冬には、ほとんど鳴くこともなくひっそり暮らして...
4月

オシドリ

オシドリ (カモ科オシドリ属)【鴛鴦】 (Aix galericulata) 日本のカモ類の中でももっとも派手な鳥ですが、これは繁殖期の雄の羽根で、非繁殖期や雌は灰褐色系の地味な色です。 「おしどり夫婦」という言葉がありますが、つがいは毎年...
2月

キセキレイ

キセキレイ (スズメ目セキレイ科)【黄鶺鴒】 (Motacilla cinerea) 山や高原の渓流やその周りで見られ、冬には里の方に降りてきていて、綺麗な黄色が目立ちます。 「ハクセキレイ」や「セグロセキレイ」などと同様の感じですが、やや...
3月

ガビチョウ

ガビチョウ (スズメ目チメドリ科)【画眉鳥】 (Garrulax canorus) 中国南部から東南アジアにかけて広く分布する鳥で、中国ではポピュラーな飼い鳥として籠に飼って鳴き声を競わせるようです。 ペット用の輸入から野生化して1990年...
3月

ダイサギ

ダイサギ (サギ科アオサギ属)【大鷺】 (Ardea alba) いわゆるシラサギの中で最大の種類で、「アオサギ」と同等の大きさとなります。 白鷺類の種名は「ダイサギ」「チュウサギ」「コサギ」と、いささか安易なネーミングとなっていますが、学...
1月

コゲラ

コゲラ (キツツキ科アカゲラ属)【小啄木鳥】 (Dendrocopos kizuki) 「スズメ」程度の大きさの、日本で一番小型のキツツキです。 全国の平地から亜高山帯まで定住する鳥ですが、最近は市街地の公園などでも増えてきました。 地味で...
3月

ヒヨドリ

ヒヨドリ (ヒヨドリ科ヒヨドリ属)【鵯】 (Hypsipetes amaurotis) 東京周辺の街中でも普通に多く見られますが、基本暖地性なので国内で移動することも多いようです。 サザンカや桜の咲くころには大好きな花の蜜を求めて騒がしく群...
3月

コガモ

コガモ (カモ科マガモ属)【小鴨】 (Anas crecca) 冬鳥として渡ってくる小型のカモで、「マガモ」や「カルガモ」に比べると二回りほど小さい感じです。 雄の頭は覆面のような独特の柄となっていて目立ちます。 雌の柄はカルガモなどに似て...
1月

カイツブリ

カイツブリ (カイツブリ科カイツブリ属)【鳰】 (Tachybaptus ruficollis) カモ類と比べるとかなり小型の水鳥で、池などで鴨と一緒にいると、鴨の子供かと思ってしまいますが全くの別種。 渡りをしない留鳥で、ほとんど陸に上が...
1月

カワセミ

カワセミ (カワセミ科)【翡翠】 (Alcedo atthis) 以前の経済成長時代にはほとんど幻の鳥でしたが、都市周辺の公園や池などの水質が改善し環境保護が進んだおかげで、東京周辺や都内などでもだいぶ見られるようになってきています。 留鳥...
1月

カワウ

カワウ (ウ科)【河鵜】 (Phalacrocorax carbo) 主に河川に住む鵜で、「ウミウ」よりもやや小型です。 河鵜といっても、海沿いにも多く生息します。 1970年代には、繁殖地や生息地が少なくなり、かなり個体数が減少したようで...
12月

カルガモ

カルガモ (カモ科マガモ属)【軽鴨】 (Anas zonorhyncha) 都市近郊や街中で一番見かける鴨で、留鳥であり季節移動があまりないので眼にする機会が多いようです。 都市環境に適応しているせいか、都心の公園や庭園で繁殖し、子供を連れ...
1月

オオバン

オオバン (クイナ科)【大鷭】 (Fulica atra) 各種カモ達に混ざって泳いでいますが、これはクイナ科ということでカモよりツルに近い仲間。 全身真っ黒で嘴とそれに繋がる額が白で、よくみると淡いピンク色です。 眼が赤~褐色です。 雌雄...
3月

キンクロハジロ

キンクロハジロ (カモ科)【金黒羽白】 (Aythya fuligula) シンプルな羽色の鴨で、シベリアなどから越冬のためにやって来る冬鳥です。 繁殖期のオスは黒いボディに白い羽根、灰色の嘴と黄色い眼が特徴で、よく見ると頭は紫や緑がかった...
3月

アオサギ

アオサギ (サギ科アオサギ属)【蒼鷺】 (Ardea cinerea) サギ類の中でも「コサギ」や「ダイサギ」などのいわゆる白鷺に比べると、遥かに野性味や迫力を感じるのは色合いのせいでしょうか。 川の中で魚を狙ってピクリとも動かず立っている...