帰化植物

3月

オオキバナカタバミ

オオキバナカタバミ (カタバミ科カタバミ属)【大黄花片喰】 (Oxalis pes-caprae) 別名:キイロハナカタバミ 南アフリカ原産で、園芸用に移入されたものが逸出し、関東・中部以南で帰化植物として野生化しています。 逸出帰化は日本...
2月

ヒメキンセンカ

ヒメキンセンカ (キク科キンセンカ属)【姫金盞花】 (Calendula arvensis) 別名:ホンキンセンカ、フユシラズ 地中海沿岸原産で、冬季に咲くので「冬知らず」の名で呼ばれる園芸種ですが、各地に帰化していて道端や草地などで見られ...

ギンパイソウ

ギンパイソウ (ナス科アマモドキ属)【銀盃草】 (Nierembergia rivularis) 南米原産の多年草で、園芸用に使われ、白い花の形が盃型なので「銀盃」の名を付けられています。 5列した純白の花は中心部が黄色くなっています。 葉...
ニガキ科

ニワウルシ

ニワウルシ (ニガキ科ニワウルシ属)【庭漆】 (Ailanthus altissima) 別名:シンジュ 中国原産の樹木で、明治期に伝来し現在では各地で野生化しています。 もともと、「シンジュサン(神樹蚕)」の養蚕目的に栽培するため移入され...
10月

チョウセンアサガオ

チョウセンアサガオ (ナス科チョウセンアサガオ属)【朝鮮朝顔】 (Datura metel) ダチュラ、マンダラゲ、キチガイナスビ 「気違い茄子」の異名をもつ、有毒植物。 江戸時代に薬用植物として渡来して、華岡青洲が麻酔薬として使用したこと...
野山の植物

アメリカネナシカズラ

アメリカネナシカズラ (ヒルガオ科ネナシカズラ属)【亜米利加根無葛】 (Cuscuta campestris) 葉緑素をもたず、従って自ら光合成せず、他の植物に絡まって吸盤状の寄生根で取り付き栄養分を得る寄生植物。 宿主に取り付くと根はなく...

コゴメバオトギリ

コゴメバオトギリ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【小米葉弟切】 (Hypericum perforatum subsp. chinense) 1930年代に千葉や三重などで発見され、東京湾の埋立地などから広がったとされる帰化植物です。 従...
7月

コウリンタンポポ

コウリンタンポポ (キク科ヤナギタンポポ属)【紅輪蒲公英】 (Pilosella aurantiaca) ヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道に多く、本州では中部地方以北に多いようです。 日本へは明治中期ごろに観賞用として渡来したようです。 ...
野山の植物

ハルザキヤマガラシ

ハルザキヤマガラシ (アブラナ科ヤマガラシ属)【春咲山芥子】 (Barbarea vulgaris) 別名:セイヨウヤマガラシ ヨーロッパからの帰化植物で明治時代から渡来しており、現在は全国に帰化自生し、街中から高原にまで進出しています。 ...

セイヨウタンポポ

セイヨウタンポポ (キク科タンポポ属)【西洋蒲公英】 (Taraxacum officinale) 街中を中心にどこにでも見られる、言わずと知れたヨーロッパ原産の帰化植物で、環境省指定の要注意外来生物(重点対策外来種)でもあります。 日本の...
1月

トウネズミモチ

トウネズミモチ (モクセイ科イボタノキ属)【唐鼠黐】 (Ligustrum lucidum) 中国中南部原産の常緑樹で日本原産の「ネズミモチ」とそっくりですが、樹形が少し大型になります。 また、葉も大きめで先端が細く伸び葉脈が透けて見える点...
ヒユ科

ゴウシュウアリタソウ

ゴウシュウアリタソウ (ヒユ科アリタソウ属)【豪州有田草】 (Dysphania pumilio) オーストラリア原産の雑草で、全国の路傍や畑地、荒地などによく分岐して這うように生えています。 葉はやや厚手で独特な波状の鋸歯が特徴的です。 ...
11月

マルバアサガオ

マルバアサガオ (ヒルガオ科サツマイモ属)【丸葉朝顔】 (Ipomoea purpurea) 別名:メキシコアサガオ 近所の空き地の雑草が生い茂る中に、場違いなほど綺麗な花が目につきました。 調べてみると、どうやら「マルバアサガオ」という園...
野山の植物

カラクサナズナ

カラクサナズナ (アブラナ科マメグンバイナズナ属)【唐草薺】 (Lepidium didymum) 南米原産とされる帰化植物で、関東以西に広く自生しています。 地面に低く這いロゼット状に広がります。 葉は深く切れ込み独特の羽状になるのを唐草...
野山の植物

ノヂシャ

ノヂシャ (スイカズラ科ノヂシャ属)(オミナエシ科)【野萵苣】 (Valerianella locusta) ヨーロッパ原産の帰化植物。 もともと欧州ではサラダ菜として食用されていて、江戸時代に長崎で栽培されていたものが野生化したようです。...
野山の植物

ニセカントウタンポポ(仮称)

ニセカントウタンポポ(仮称) (キク科タンポポ属) (Taraxacum sp.)学名未確定  別名:カントウモドキ(仮称) タンポポの日本在来種と「セイヨウタンポポ」などの外来種、または外来種由来の雑種の見分け方として、総苞片がまとまって...
9月

ルコウソウ

ルコウソウ (ヒルガオ科サツマイモ属)【縷紅草】 (Ipomoea quamoclit) 熱帯アメリカ原産のつる性植物で、最近の園芸品かと思いきや、江戸時代の初期から渡来しているそうです。 たいへん細かく切れ込んだ繊細な葉が特徴で、フェンス...

トウジュロ

トウジュロ (ヤシ科シュロ属)【唐棕櫚】 (Trachycarpus fortunei) 日本で普通に山野に生える「シュロ」は「ワジュロ」と呼ばれるものですが、庭園や公園に植栽されるものは、この「トウジュロ」が多いようです。 中国南部原産で...
9月

コニシキソウ

コニシキソウ (トウダイグサ科トウダイグサ属)【小錦草】 (Euphorbia maculata) 畑の縁や空き地、路傍や荒れ地など、他の草が少ない土の上を這うように四方八方に広がり勢いよく繁殖する雑草です。 北アメリカからの帰化植物で、明...
9月

クルマバザクロソウ

クルマバザクロソウ (ザクロソウ科クルマバザクロソウ属)【車葉柘榴草】 (Mollugo verticillata) 道端や畑の縁などの裸地状のところに生える雑草です。 「コニシキソウ」や「スベリヒユ」などと同じようなところに生え、同様に地...
9月

タマサンゴ

タマサンゴ (ナス科ナス属)【玉珊瑚】 (Solanum pseudocapsicum) 別名:フユサンゴ とある畑の脇にミニトマトを思わせる綺麗な実が生っていました。 調べてみると「タマサンゴ」という園芸植物。 実を観賞するために明治時代...
園芸植物

キバナノコギリソウ

キバナノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属)【黄花鋸草】 (Achillea filipendulina) コーカサスなど中央アジアから南西アジア原産で、明治時代に園芸用に導入されたもので、日本の「ノコギリソウ」とは全く異質な印象の花です。...
6月

ペラペラヨメナ

ペラペラヨメナ (キク科ムカシヨモギ属)【ペラペラ嫁菜】 (Erigeron karvinskianus) 別名:ペラペラヒメジョオン、ゲンペイコギク 何ともふざけたような名前ですが、「ヨメナ」に似た花で葉が薄っぺらいということで名付けられ...

シロツメクサ

シロツメクサ (マメ科シャジクソウ属)【白詰草】 (Trifolium repens) 別名:クローバー 公園やグラウンド、駐車場など開けた人為的な場所に日本中どこにでも見られる草ですが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。 そもそも「ツメクサ」...

オランダミミナグサ

オランダミミナグサ (ナデシコ科ミミナグサ属) (Cerastium glomeratum) 別名:アオミミナグサ ヨーロッパ原産の帰化植物で、道端や畑や空き地に普通に分布し、在来種の「ミミナグサ」を圧倒しています。 花弁の先端が割れた白い...

ハマダイコン

ハマダイコン (アブラナ科ダイコン属)【浜大根】 (Raphanus sativus var. hortensis f. raphanistroides) 海岸の砂地や後背地に群生し、白と淡紅色の花が目を引く野草です。 従来、栽培ダイコンが...
野山の植物

エゾヘビイチゴ

エゾヘビイチゴ(バラ科オランダイチゴ属)【蝦夷蛇苺】 (Fragaria vesca) 園芸作物の「イチゴ」の原種のひとつで、明治時代に渡来し北海道に帰化し、現在各地に野生化して見られます。 ヘビイチゴの名がついていますが「ヘビイチゴ」の仲...
野山の植物

ホソアオゲイトウ

ホソアオゲイトウ (ヒユ科ヒユ属)【細青鶏頭】 (Amaranthus hybridus) 市街地の空き地や路傍、河原などに多い帰化植物。 熱帯アメリカ原産で明治時代に日本に入ってきた雑草です。 大きくなると2m近くまでにもなり、葉には長い...
9月

ヤノネボンテンカ

ヤノネボンテンカ (アオイ科ヤノネボンテンカ属)【矢の根梵天花】 (Pavonia hastata) 別名:タカサゴフヨウ 南アメリカ原産の園芸植物で、最近街中の道端などで野草化している姿をよく見かけるようになりました。 繁殖力が旺盛なよう...
野山の植物

メリケンムグラ

メリケンムグラ (アカネ科オオフタバムグラ属)【亜米利加葎】 (Diodia virginiana) 北アメリカ原産の帰化植物で、1969年に発見され関東以西で広がっています。 湿気のある地面や湿地、畦などに匍匐して広がり、グランドカバー的...
アリノトウグサ科

オオフサモ

オオフサモ (アリノトウグサ科フサモ属)【大房藻】 (Myriophyllum aquaticum) 別名:パロットフェザー ブラジル・アマゾン川原産の水草で、1920年ごろに移入され、その後日本各地に広がっています。 雌雄異株で、日本には...
9月

セイバンモロコシ

セイバンモロコシ (イネ科モロコシ属)【西蕃蜀黍】 (Sorghum propinquum) 路傍の草地や河原などに普通に多く見られる雑草で、戦後に日本に入った地中海地域原産の帰化植物です。 成長すると背丈ほどになり、花の無い株だけ見ると「...
9月

ホソバヒメミソハギ

ホソバヒメミソハギ (ミソハギ科ヒメミソハギ属)【葉姫禊萩】 (Ammannia coccinea) 熱帯アメリカ原産の帰化植物で、1952年に長崎県で見つかって以来、現在では関東北部あたりまで水田雑草として広がっています。 在来種の「ヒメ...
野山の植物

アレチヌスビトハギ

アレチヌスビトハギ (マメ科ヌスビトハギ属)【荒れ地盗人萩】 (Desmodium paniculatum) 「ヌスビトハギ」の名がついていますが、普通の「ヌスビトハギ」より大きな淡紅色の花を咲かせます。 花は柄の先に咲き、旗弁に淡い黄緑色...
9月

アレチニシキソウ

アレチニシキソウ (トウダイグサ科ニシキソウ属)【荒地錦草】 (Euphorbia sp. aff. prostrata) [ハイニシキソウ類似の学名未確定種] ニシキソウ属の帰化植物は「コニシキソウ」を代表に何種かありますが、これは「ハイ...
9月

シマスズメノヒエ

シマスズメノヒエ (イネ科スズメノヒエ属)【島雀の稗】 (Paspalum dilatatum) 日本では関東以西に広く分布し、田んぼ周りや路傍などの湿った土地に生育する雑草として普通に見られる帰化植物です。 南アメリカ原産で、牧草や緑化に...

アザミゲシ

アザミゲシ (ケシ科アザミゲシ属)【薊芥子】 (Argemone mexicana) 別名:メキシカンポピー アザミに似た葉にケシのような花だからアザミゲシ(笑)。 メキシコ原産で、江戸時代に観賞用、薬草用に渡来したようです。 ツキミソウの...
野山の植物

アメリカアゼナ

アメリカアゼナ (アゼナ科アゼナ属)(ゴマノハグサ科)【亜米利加畦菜】 (Lindernia dubia subsp. major) 在来種の「アゼナ」によく似た北米原産の帰化植物。 葉に低い鋸歯があり、花の口から葯の無い雄しべが2本突き出...

ナガバギシギシ

ナガバギシギシ (タデ科ギシギシ属)【長葉羊蹄】 (Rumex crispus) ギシギシの仲間は在来種の「ギシギシ」以外に、似て非なる帰化種がいろいろあって判りづらい種類です。 そもそも、地味だしどうでもいいい雑草のトップクラスかもしれま...
野山の植物

カキネガラシ

カキネガラシ (アブラナ科キバナハタザオ属)【垣根芥子】 (Sisymbrium officinale) 「ヤマハタザオ」を黄色い花にして、横にひょろひょろ伸ばしたような草で、ヨーロッパ原産の帰化植物です。 茎はよく分枝して四方に広がり、密...