マルバアサガオ (ヒルガオ科サツマイモ属)【丸葉朝顔】
(Ipomoea purpurea) 別名:メキシコアサガオ
近所の空き地の雑草が生い茂る中に、場違いなほど綺麗な花が目につきました。
調べてみると、どうやら「マルバアサガオ」という園芸種です。
中央アメリカ原産で、17世紀ごろのヨーロッパで庭園で園芸栽培されて多くの品種が作られ、今も品種改良されているようです。
日本には江戸時代に園芸品として渡来し、現在では各地で野生化しているようです。
葉は分裂せず綺麗なハート形で、花は小型で「マメアサガオ」や「ルコウソウ」よりは大きく「コヒルガオ」よりはかなり小さく、園芸種だけに多様な色や柄があるようです。
写真の花は透明感のある白色に放射状のうす紫の柄が入り、「ミルキーウェイ」と呼ばれる品種と思われます。
元は園芸品種とはいえ、ゴミの散らばる空き地で「カナムグラ」や「コセンダングサ」などと渡り合って蔓延っているのでかなりの生命力があるのでしょう。