カラクサナズナ (アブラナ科マメグンバイナズナ属)【唐草薺】
(Lepidium didymum)
南米原産とされる帰化植物で、関東以西に広く自生しています。
地面に低く這いロゼット状に広がります。
葉は深く切れ込み独特の羽状になるのを唐草模様と見なしています。
葉と対生して花序を出し、小さな目立たない花をつけます。
個々の花は1mm程度で緑色の4個の萼片に、花弁は無いか痕跡程度の白色のごく微小なものがつきます。
雄しべは2個または4個で、花後の丸い2連の実は「イヌノフグリ」のような形になります。
全草に強い悪臭があり、牧草に混じって牛が食べると牛乳が臭くなり商品にならなくなるそうです。