ニワウルシ (ニガキ科ニワウルシ属)【庭漆】
(Ailanthus altissima) 別名:シンジュ
中国原産の樹木で、明治期に伝来し現在では各地で野生化しています。
もともと、「シンジュサン(神樹蚕)」の養蚕目的に栽培するため移入されたようで、それが広がったようです。
葉は長い羽状複葉で、互生ですが葉序が放射状に広がります。
繁殖力が強く、成長すると20m以上の高木になります。
小葉の付け根に数個の緩い鋸歯をもち、小葉の先端が細長く伸びるのが特徴。
雌雄別株で夏に目立たない花をつけます。
「ウルシ」の名を冠されていますが、ウルシの仲間ではなく、かぶれることもありません。