フイリゲンジスミレ(白花) (スミレ科)【白花斑入り源氏菫】
(Viola variegata sp.)
「フイリゲンジスミレ」は、日本自生の「ゲンジスミレ」の母種とされる朝鮮半島や中国東北部に分布するものです。
丸い葉の葉脈に沿ってたいへんくっきりした白い斑が入り、鑑賞価値が高いので園芸品として流通しています。
元来、赤紫の花であり、これはそれの白花園芸品種と思われます。
高尾山のケーブル乗り場に生えていましたが、当然園芸逸出と思われます。
日本のゲンジスミレはこれの変種という扱いですが、単に斑入りか無しかではなく全体の存在感が全く違うので、本当に変種関係なのか疑わしい気もします。