コゴメバオトギリ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【小米葉弟切】
(Hypericum perforatum subsp. chinense)
1930年代に千葉や三重などで発見され、東京湾の埋立地などから広がったとされる帰化植物です。
従来ヨーロッパ原産とされてきましたが、近年では中国原産の「セイヨウオトギリ」の亜種とされています。
対生の葉が小さく、茎がよく分岐し、地下茎でも増えるらしいので、ごちゃごちゃした茂みになるようです。
葉には多数の明点とわずかな黒点があり、花弁の縁には黒点があります。
精神安定のハーブとして有名な、セント・ジョーンズ・ワート (St. John’s wort) 「セイヨウオトギリ」の亜種ということになりますが、区別しない説もあるようです。