ショウジョウソウモドキ (トウダイグサ科トウダイグサ属)【猩々草擬】
(Euphorbia heterphylla)
熱帯アメリカ原産の帰化植物で、日本では主に沖縄を中心に分布し、関東などではまだ比較的珍しくマイナーな存在のようです。
茎はあまり分岐せずに直立し、1mぐらいまで伸びます。
葉は互生ですが、よく見ると上部では対生になるようです。
花の周りの包葉は「ショウジョウソウ」のような鮮やかな赤色にはならず白緑色。
杯状花序には2裂した3本の柱頭が見られ、果実は下垂します。
葉は卵形から披針形まで形状の変異が幅広く、葉縁が波状か鈍鋸歯になり葉裏は白く毛が多いようです。
画像のものは季節的に紅葉しているようですが、緑色の包葉部分を見ると基部が白色がかっているのが判ります。
よく似たものに「コバノショウジョウソウ」がありますが、こちらは葉が対生となります。
路傍や畑、荒れ地などの雑草となっているようで、日本では太平洋戦争後に沖縄県に帰化したものと考えられています。


