チョウセンアサガオ (ナス科チョウセンアサガオ属)【朝鮮朝顔】
(Datura metel) ダチュラ、マンダラゲ、キチガイナスビ
「気違い茄子」の異名をもつ、有毒植物。
江戸時代に薬用植物として渡来して、華岡青洲が麻酔薬として使用したことで有名です。
現在では本州以南で広く帰化しているようです。
朝鮮半島原産というわけではなく、熱帯アジア原産といわれています。
細長い筒状の花は薄紫色で先端が5裂して尖っています。
花後には、棘だらけの丸い実ができます。
全草が有毒で、スコポラミンやアトロピンなどのアルカロイドにより、「ハシリドコロ」などと同様に精神錯乱などの強い向精神毒性をもちます。
同様の毒性をもち「エンジェルトランペット」と呼ばれる「キダチチョウセンアサガオ」は別属です。