ヨウシュチョウセンアサガオ

ヨウシュチョウセンアサガオ (ナス科チョウセンアサガオ属)【洋種朝鮮朝顔】
Datura stramonium) 

ヨウシュチョウセンアサガオ

2023/10/24 裏高尾

「気違い茄子」の異名をもつ、有毒植物。

朝鮮半島原産というわけではなく、北アメリカ原産といわれています。

現在では全国的に広く帰化し野生化しているようです。

細長い筒状の花は薄紫色で先端が5裂して尖っています。

花後には、棘だらけの丸い実ができます。

全草が有毒で、スコポラミンやアトロピンなどのアルカロイドにより、「ハシリドコロ」などと同様に精神錯乱などの強い向精神毒性をもちます。

同属で似たものに、江戸時代に薬用植物として渡来して、華岡青洲が麻酔薬として使用したことで有名な「チョウセンアサガオ」、「ケチョウセンアサガオ」などがあります。

同様の毒性をもち「エンジェルトランペット」と呼ばれる「キダチチョウセンアサガオ」は別属です。

ヨウシュチョウセンアサガオ

2023/10/24 裏高尾

ヨウシュチョウセンアサガオの実

実  2023/10/24 裏高尾


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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