シロツメクサ

シロツメクサ (マメ科シャジクソウ属)【白詰草】
Trifolium repens) 別名:クローバー

シロツメクサ

2022/06/01 東村山市

公園やグラウンド、駐車場など開けた人為的な場所に日本中どこにでも見られる草ですが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。

そもそも「ツメクサ」という名は江戸時代にオランダから輸入されていたガラス製品の緩衝材として、乾燥させたクローバーを詰めてあったことからきているそうです。

生きている草としては、明治時代に「アカツメクサ」とともに牧草として導入されたことで全国に広がりました。

マメ科の特性として根粒菌による窒素固定作用があるので、「レンゲソウ(ゲンゲ)」のように地力を肥やす効果があり、養蜂の蜜源としても有用です。

三出複葉の「三つ葉」や、小さな花が数十個集まった球形の花序など「シャジクソウ属」の特徴の典型です。

因みに、「シャジクソウ属」は日本在来種は「シャジクソウ」一種のみです。

よく似た色違いの「アカツメクサ」は単なる赤花ではなく別種となります。

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