ケチョウセンアサガオ

ケチョウセンアサガオ (ナス科チョウセンアサガオ属)【毛朝鮮朝顔】
Datura wrightii) 別名:アメリカチョウセンアサガオ

2025/09/23 東京都薬用植物園

いわゆる「チョウセンアサガオ」の仲間は何種類かありますが、これは花柄などに微毛が密生する大型のもの。

北アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用と薬用として栽培され、その後各地で野生化しています。

同類の「チョウセンアサガオ」は似ていますがインド原産で毛が無く、「ヨウシュチョウセンアサガオ」は小型で葉に不定形の大きな鋸歯があります。

全草、アトロピン、スコポラミンなどのアルカロイド毒性をもち、それらの原料にもなります。

白い花は5弁が融合したような漏斗型で、「キダチチョウセンアサガオ」同様に「エンジェルトランペット」の異名をもちます。

ただし、「キダチチョウセンアサガオ」は花の形はそっくりですが別科の植物となります。

この花は、夕方から翌朝まで咲く一夜花だそうです。

花のあとの果実は棘だらけの禍々しい姿で、中に種子がたくさん入っています。

2025/09/23 東京都薬用植物園

2025/09/23 東京都薬用植物園

2025/09/23 東京都薬用植物園

果実  2025/09/23 東京都薬用植物園


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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