水生植物 オニビシ オニビシ (ミソハギ科ヒシ属)(旧ヒシ科)【鬼菱】(Trapa natans var. quadrispinosa)何種類かあるヒシの種類の中でも大型の実が生り、実には4本の棘をもち忍者の撒菱として使われたと言われています。葉の形には変異が... 2023.09.12 8月ミソハギ科水生植物
山岳の植物 オゼミズギク オゼミズギク (キク科オグルマ属)【尾瀬水菊】(Inula ciliaris var. glandulosa)本州の近畿地方以東に分布し、山地の湿原に生育する「ミズギク」の変種で、尾瀬・日光周辺と東北地方南部に分布します。茎の中部以上の葉裏... 2023.08.19 8月キク科夏山岳の植物
6月 タガネソウ タガネソウ (カヤツリグサ科スゲ属)【鏨草】(Carex siderosticta)一般におよそ目立たずどうでもいい「草」としか言いようがないような草ですが、スゲ類としては珍しく幅広で薄手の葉をもつので、植物に興味のある人はいったい何の葉... 2022.08.28 6月8月カヤツリグサ科野山の植物
野山の植物 クサコアカソ クサコアカソ (イラクサ科カラムシ属)【草小赤麻】(Boehmeria gracilis) 別名:マルバアカソ「アカソ」の仲間で葉の先が一本細く伸びる点で「コアカソ」に似ていますが、コアカソの葉の基部はくさび形となり全体が菱形となります。ま... 2024.01.20 8月イラクサ科夏野山の植物
夏 エゾシロネ エゾシロネ (シソ科シロネ属)【蝦夷白根】(Lycopus uniflorus)全国の山岳地の湿地に生える背の低い「シロネ」です。対生する葉は長楕円形で粗い鋸歯が目立ちます。葉腋に段々と2-3mmの小さな白色の唇形花が密にかたまってつきます... 2022.08.27 8月シソ科夏山岳の植物
山岳の植物 エゾスズラン エゾスズラン (ラン科カキラン属)【蝦夷鈴蘭】(Epipactis papillosa) 別名:アオスズラン「蝦夷」の名がつきますが北海道から九州まで産し、山地から亜高山の林下に咲く地生ランです。もちろん「スズラン」とは無縁で、ランの中では... 2023.08.14 8月ラン科夏山岳の植物
山岳の植物 オオシラビソ オオシラビソ (マツ科モミ属)【大白檜曽】(Abies mariesii) 別名:アオモリトドマツ中部地方から東北地方の亜高山帯を構成する代表的な針葉樹です。おおむね海抜1500-2500mぐらいに分布し、豪雪の環境に強い樹種のため東北地方... 2022.08.26 8月マツ科山岳の植物樹木
9月 オヤマリンドウ オヤマリンドウ (リンドウ科リンドウ属)【御山竜胆】(Gentiana makinoi)夏の終わりから秋口に、中部地方以北の山地から亜高山帯で草地や林縁に咲く小型のリンドウです。花は茎の上部のほうにだけ数個つき、花弁は5裂しますがすぼまった... 2024.10.27 8月9月リンドウ科夏秋高山植物
山岳の植物 ミヤマシシウド ミヤマシシウド (セリ科シシウド属)【深山猪独活】(Angelica pubescens var. matsumurae)名前の通り「シシウド」の高山型ですが、両者の区別は容易ではないようです。ミヤマシシウドは本州中部地方以北から東北地方に... 2024.08.04 8月セリ科夏山岳の植物
夏 オゼヌマアザミ オゼヌマアザミ (キク科アザミ属)【尾瀬沼薊】(Cirsium homolepis)「オゼヌマ」の名前の通り、尾瀬とその周辺山域の湿原だけに生育する特産種です。湿原の中に直立し、やや薄い色の頭花が上向きに1-3個ほどつき、葉は細く深裂します... 2023.01.29 8月アザミキク科夏山岳の植物
山岳の植物 ミヤマワレモコウ ミヤマワレモコウ (バラ科ワレモコウ属)【深山吾亦紅】(Sanguisorba longifolia)「ワレモコウ」とよく似ていますが別種で、山地帯~亜高山帯の湿原や草地に生育します。普通のワレモコウよりもやや花序が長いことが多く暗い色味で... 2023.02.05 8月バラ科夏山岳の植物
水生植物 ヒシモドキ ヒシモドキ (オオバコ科ヒシモドキ属)【菱擬】(Trapella sinensis)葉や果実が「ヒシ」に似ていることから名付けられていますが、分類的には全く異なり独立のヒシモドキ科とされたりゴマ科とされたりしましたが、現在はオオバコ科となっ... 2022.08.24 8月オオバコ科水生植物
山岳の植物 オクトリカブト オクトリカブト (キンポウゲ科トリカブト属)【奥鳥兜】(Aconitum japonicum subsp. subcuneatum)みちのく(陸奥)を名前に冠する、東北地方中心に分布するトリカブトです。北海道南西部から中部にかけ日本海側や内... 2022.08.24 8月キンポウゲ科夏山岳の植物
山岳の植物 チョウジギク チョウジギク (キク科ウサギギク属)【丁子菊】(Arnica mallotopus) 別名:クマギク本州(日本海側)四国の一部の、山地から亜高山帯の湿った斜面に生育します。「ウサギギク」と同属ですが、何ともユニークな花で、筒状花のみの花序の... 2022.08.24 8月キク科夏山岳の植物
夏 シコクママコナ シコクママコナ (ハマウツボ科ママコナ属)【四国飯子菜】(Melampyrum laxum var. laxum)「ミヤマママコナ」の変種で、ミヤマママコナ同様に花冠喉部両脇に黄色斑があり、ミヤマママコナと違って苞葉の一部に刺状の歯牙があり... 2023.09.27 8月ハマウツボ科夏山岳の植物
山岳の植物 ジゾウカンバ ジゾウカンバ (カバノキ科カバノキ属)【地蔵樺】(Betula globispica) 別名:イヌブシ(写真は樹幹のみ 葉は別物)栃木から長野までの本州中部、ほとんど埼玉県、群馬県、山梨県、長野県の境界山地中心に限られた分布の希産種のカバノ... 2024.10.29 8月カバノキ科山岳の植物樹木
山岳の植物 オオキツネノカミソリ オオキツネノカミソリ (ヒガンバナ科ヒガンバナ属)【大狐の剃刀】(Lycoris sanguinea var. kiushiana)「キツネノカミソリ」の変種で、本州関東以南~九州の山地に自生し九州に有名な群生地があるようです。キツネノカミ... 2023.08.18 8月ヒガンバナ科夏山岳の植物
野山の植物 ツルラン ツルラン (ラン科エビネ属)【鶴蘭】(Calanthe triplicata)沖縄や奄美など南方の照葉樹林下で夏に咲く「エビネ」の仲間です。エビネによく似た幅広の葉が茂った中から高く花茎を立ち上げ、エビネ型でさらに複雑な白い花を咲かせます。... 2023.01.18 8月ラン科夏野山の植物
野山の植物 イヌホタルイ イヌホタルイ (カヤツリグサ科ホソガタホタルイ属)【犬蛍藺】(Schoenoplectiella juncoides)全国の平地から低山地の湿地や休耕田などに普通に見られる水田雑草。茎の先に数個の小穂をつけ、その先にそのままの形の苞葉が伸び... 2024.02.03 7月カヤツリグサ科夏野山の植物
野山の植物 ヌマゼリ ヌマゼリ (セリ科ムカゴニンジン属)【沼芹】(Sium suave var. nipponicum) 別名:サワゼリ全国の低地の湿地や沼の水辺に生育するセリで、葉はあまりセリ類らしくない奇数羽状複葉になり、細かいが鋭い鋸歯があります。先端に... 2022.08.13 8月セリ科夏野山の植物
春 バイカモ バイカモ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【梅花藻】(Ranunculus nipponicus var. submersus)冷涼な流水中に生える沈水植物で、いわゆるキンギョモと言われるような水草の一種ですが何とキンポウゲ属です。水温15度前... 2023.05.25 5月8月キンポウゲ科夏春水生植物
夏 アオフタバラン アオフタバラン (ラン科サカネラン属)【青双葉蘭】(Neottia makinoana)薄暗い杉林の林床にへばりつくように生える双葉。多くあるフタバラン類の中で、暗い青緑色にぼやけた白筋が入るのが特徴です。茎は直立し、葉の下は無毛、葉の上の... 2023.01.17 7月8月ラン科夏山岳の植物
至仏山 ミヤマダイモンジソウ ミヤマダイモンジソウ (ユキノシタ科ユキノシタ属)【深山大文字草】(Saxifraga fortunei var. alpina)「ダイモンジソウ」の高山型品種とされ、高山帯の湿った岩場などに生える矮性種です。葉はすべて根生で毛が少なく、花... 2025.01.02 7月ユキノシタ科夏至仏山高山植物
至仏山 カトウハコベ カトウハコベ (ナデシコ科ノミノツヅリ属)【加藤繁縷】(Arenaria katoana)生育地の至仏山ではたくさんある「ホソバツメクサ」の花に似ていて、かつ同じようなところに生えていますが、個体数は少ないので探すのに意外と難渋します。しか... 2025.01.13 7月ナデシコ科夏至仏山高山植物
6月 キンロバイ キンロバイ (バラ科キンロバイ属)【金露梅】(Dasiphora fruticosa)亜高山帯から高山帯に生える低木ですが、主に蛇紋岩地や石灰岩地に生育し分布する山域が限られます。北海道の崕山、芦別岳、アポイ岳、本州では早池峰山、焼石岳、船... 2025.01.02 6月7月バラ科夏至仏山高山植物
野山の植物 イチョウウキゴケ イチョウウキゴケ (苔類ウキゴケ科イチョウウキゴケ属)【銀杏浮苔】(Ricciocarpos natans)日本で唯一の浮遊性のコケとして知られ、全国の水田などに生育します。イチョウの葉のような扇形のユニットを単位として増え、半円形や円形に... 2024.02.03 7月蘚苔類野山の植物
野山の植物 イガホオズキ イガホオズキ (ナス科イガホオズキ属)【毬鬼灯】(Physaliastrum echinatum)低山の林縁で小さな緑白色~クリーム色の花を疎らに咲かせる、あまり目立たない地味な植物です。大きめの葉は光沢がなく、先端が尾状に伸びます。釣鐘型... 2023.02.23 7月9月ナス科夏野山の植物
山岳の植物 ハクウンラン ハクウンラン (ラン科ハクウンラン属)【白雲蘭】(Odontochilus nakaianus) 別名:ムライラン、イセラン小さく目立たない、林下に生える地生ランで、本州~九州の落葉広葉樹や照葉樹の混交林の薄暗い林床に疎らに生えます。高さ5... 2023.01.17 7月8月ラン科夏山岳の植物
至仏山 ミヤマイ ミヤマイ (イグサ科イグサ属)【深山藺】(Juncus beringensis) 別名:タテヤマイ北海道~本州中部以北に分布し、亜高山や高山帯の湿原や湿地に生える高山性の「イグサ」です。地下の根茎から地上部を多数出し群生する形になります。茎... 2025.01.02 7月イグサ科夏至仏山高山植物
至仏山 ミヤマホツツジ ミヤマホツツジ (ツツジ科ホツツジ属)【深山穂躑躅】(Elliottia bracteata)「ホツツジ」と同属でもう少し高山性の矮性の低木です。北海道、本州中部地方以北、蒜山、大山など限られた分布域で、亜高山帯の湿地などに生えます。ホツツ... 2025.01.02 7月8月ツツジ科夏山岳の植物樹木至仏山
至仏山 ホソバコゴメグサ ホソバコゴメグサ (ハマウツボ科コゴメグサ属)(ゴマノハグサ科)【細葉小米草】(Euphrasia insignis subsp. insignis var. japonica)関東地方北部から東北地方の一部に分布、実際上は尾瀬、谷川岳、月... 2025.01.02 10月ハマウツボ科至仏山高山植物
至仏山 アリドオシラン アリドオシラン (ラン科アリドオシラン属)【蟻通蘭】(Odontochilus japonicus)近畿以北の本州、北海道、四国の一部などに分布する小さな野生蘭です。深山や亜高山帯下部の樹林下に点々と生え、白い小さな花を咲かせます。5-10... 2025.01.02 7月ラン科夏山岳の植物至仏山
高山植物 ハクサンサイコ ハクサンサイコ (セリ科ミシマサイコ属)【白山柴胡】(Bupleurum nipponicum) 別名:トウゴクサイコ本州中北部に分布し、亜高山帯から高山帯の草地に生育します。セリ科の一般的な花とは趣が異なり、ちょっとトウダイグサ系の雰囲気... 2025.01.02 7月セリ科夏至仏山高山植物
野山の植物 ホドイモ ホドイモ (マメ科ホドイモ属)(Apios fortunei)マメ科のつる植物で、全国の林内に分布し他の木に巻き付き、2-3mにまで巻き上がります。3-5枚の羽状複葉の葉が特徴的です。葉の付け根に丸い托葉があり、そこからひょろひょろした花序... 2022.07.23 7月マメ科夏山岳の植物野山の植物
7月 ベニシュスラン ベニシュスラン (ラン科シュスラン属)【紅繻子蘭】(Goodyera biflora)ランの中でも「シュスラン属」というと「ミヤマウズラ」などの仲間で、小さな花がずらっと並んでいるものが多いのですが、このベニシュスランは花序に基本2個の花を... 2023.01.18 7月ラン科夏山岳の植物
野山の植物 ヒルガオ ヒルガオ (ヒルガオ科ヒルガオ属)【昼顔】(Calystegia pubescens)夏の道端や空き地に涼しげな花を咲かせる季節の在来種ですが、地下茎と蔓で空き地やフェンスに増殖するのでもっぱら雑草としてしか見られないきらいがありますね。「... 2023.06.12 7月ヒルガオ科夏街での植物野山の植物
夏 スベリヒユ スベリヒユ (スベリヒユ科スベリヒユ属)(Portulaca oleracea)日本全土で畑や路傍に生える雑草で、世界の温帯から熱帯に広く分布しています。独特の多肉植物っぽい雰囲気は、やはり南方系の感じがしますね。丈夫で繁殖力が強いので雑草... 2022.07.19 7月スベリヒユ科夏街での植物
9月 タマサンゴ タマサンゴ (ナス科ナス属)【玉珊瑚】(Solanum pseudocapsicum) 別名:フユサンゴとある畑の脇にミニトマトを思わせる綺麗な実が生っていました。調べてみると「タマサンゴ」という園芸植物。実を観賞するために明治時代に導入さ... 2023.10.29 7月8月9月ナス科園芸植物夏帰化植物街での植物
山岳の植物 ホザキイチヨウラン ホザキイチヨウラン (ラン科ヤチラン属)【穂咲一葉蘭】(Malaxis monophyllos) 別名:ホザキフタバラン亜高山のブナ林や針葉樹林に生える小型の蘭で、1枚か2枚の葉から花茎を立ち上げ、2-3mmの多数の細かい黄緑の花が穂状の花... 2023.01.18 7月ラン科夏山岳の植物
山岳の植物 イトイ イトイ (イグサ科イグサ属)【糸藺】(Juncus maximowiczii)本州中部と関東の一部という限られた地域に分布し、深山や亜高山の湿った岩場に生える「イグサ」の仲間です。糸のように細い根生葉が長く伸び、茎の先端には1-4個の花をも... 2023.11.15 7月イグサ科夏山岳の植物