ヤマイワカガミ (イワウメ科イワカガミ属)【山岩鏡】
(Schizocodon ilicifolius var. intercedens) 別名:カイイワカガミ
本州中部から東海地方の太平洋側に分布し、白い花を咲かせる「ヒメイワカガミ」の変種です。
主に南アルプス南部や甲府盆地周辺に見られ、甲州では「カイイワカガミ」と呼ばれています。
「ヒメイワカガミ」に似ていますが、葉が大き目で普通の「イワカガミ」ほどで、鋸歯が10-19対程度と多く、先端が鋭く尖ります。
葉の表面には光沢があり、葉裏はやや白っぽくなっています。
花はややクリーム色を帯びた白色で、ときにごく淡いピンクを帯びることがあるようです。
立ち上がった赤い花茎に5~10個の花序をつけ、萼片も赤みを帯びています。
岩っぽい地面のやや乾いた感じの低山に生育するようです。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】