エダウチチゴユリ (イヌサフラン科チゴユリ属)【枝打ち稚児百合】
(Disporum smilacinum var. ramosum)
「チゴユリ」は普通、分岐しない一本の茎がしなった先に1-2個の花をつけます。
ところが茎が直立し分岐して枝の先端に花をつけるものがあり、これをエダウチチゴユリと称しています。
たまたまの一個体ではなく、こればかり群生する場合があるので別の変種として扱う見方があります。
しかし、最近では特に分けて分類しないことが多いようです。
Ylistでも同種の別名として扱っています。
同様に分岐して群生する「オオチゴユリ」というものがありますが、これはさらに大型で50-70cmぐらいになるようです。
また、似たものに「チゴユリ」と「ホウチャクソウ」との雑種の「ホウチャクチゴユリ」というものがありますが、これはホウチャクソウのようにもっと大型で葉脈が目立つようです。
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