シナノタンポポ （キク科タンポポ属）【信濃蒲公英】
（Taraxacum platycarpum subsp. hondoense）
2023/03/16 山梨県笛吹市
日本在来固有種のタンポポで、「カントウタンポポ」の亜種とされます。
栃木県、群馬県、山梨県、長野県、新潟県など、北関東から甲信地方にかけて分布し、盆地部の里に生育します。
総苞片が丸っこく、総苞外片が幅広く先端は内側に巻き込むようになり、角状突起が無いかごく小さいのが特徴です。
外見上は類似する「エゾタンポポ」と見分けが難しいので、分布が重なる中部地方では注意が必要。
シナノタンポポが2倍体なのに対し、エゾタンポポは3倍体、4倍体、5倍体とのことで、厳密には花粉の検鏡が必要なようです。
2023/03/16 山梨県笛吹市
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