ヒイラギモクセイ (モクセイ科モクセイ属)【柊木犀】
(Osmanthus × fortunei)
生垣などによく利用される常緑樹で、野生種の「ヒイラギ」とは違い「ヒイラギ」と「ギンモクセイ」の交雑種です。
ヒイラギの葉のトゲトゲは5対以下の鋭い鋸歯ですが、ヒイラギモクセイでは8-10対の鋸歯で、ヒイラギほどには鋭くありません。
雌雄異株ですが雄株しかなく、秋に白い雄花が密集して咲き、同属の「キンモクセイ」に似た芳香を発します。
雄花の花冠は4深裂して開き、2本の雄しべを突き出し、中心部に雌蕊の痕跡があります。