タツタソウ (メギ科タツタソウ属)【竜田草】
(Jeffersonia dubia) 別名:イトマキグサ
朝鮮半島北部から中国東北部、アムール地方に分布し、山地の林床に生育します。
日露戦争当時、軍艦「竜田」の乗員が持ち帰ったことから名付けられたとのことです。
早春に花茎を伸ばし先端に淡紫色の花を咲かせ、赤紫色を帯びた葉を展開します。
園芸用の山野草として人気のある植物のようです。
花は5-8弁で、どうやら不定のようです。
葉柄や花茎が長く伸びた姿は、「トガクシソウ」や「イカリソウ」を思わせる形で「メギ科」らしいのですが、世界に1属2種しかないマイナーな植物です。