ヤマノイモ (ヤマノイモ科ヤマノイモ属)【山の芋】
(Dioscorea japonica) ヤマイモ、ジネンジョ、トロロイモ
全国の野山に広く分布し、街中の雑草としても自生するつる植物です。
同じトロロイモの「ナガイモ」は中国原産の食用作物なのに対して、自然に生えるので自然薯(ジネンジョ)と称されます。
雌雄異株で、白い小さな花は、雄花では上に立ち上がり、雌花では下に垂れ下がります。
根を「トロロイモ」として食用にしますが、葉腋に実るムカゴ(珠芽)も食用になります。
同属の仲間を総称して野老(トコロ)と呼び、「オニドコロ」や「カエデドコロ」「タチドコロ」「キクバドコロ」など多くの種類があります。
葉の形がそれぞれ違うので見分けられます。