シラネヒゴタイ

シラネヒゴタイ (キク科トウヒレン属)【白峰平江帯】
Saussurea kaialpina

シラネヒゴタイ

蕾 黒い総苞片  2025/07/03 北岳

「ヤハズヒゴタイ」の高山型である「タカネヒゴタイ」の、そのまた高山型である「シラネヒゴタイ」は、名前の通り白峰三山を代表とする南アルプスと八ヶ岳に分布。

3000m級の高所稜線の風衝地帯の岩場や砂礫地に生育します。

もともと、「ヤハズヒゴタイ」の変種とされていましたが、現在のYlistや「日本の野生植物」ではそれぞれ別種扱いとなっています。

タカネヒゴタイよりも小型で花つきも少ないですが、風衝地で矮性化した個体と見えなくもなく、これらを変種、品種、またまた同一種とみる説もあるようです。

花期にも根生葉があり、葉がやや暗色で不規則に羽状に裂け、葉縁がよれたような感じです。

花の総苞は黒紫色で総苞片は5-6列となっています。

タカネヒゴタイ 仙丈岳(標高約2900m)

2015年8月 仙丈岳(標高約2900m)

シラネヒゴタイ

昨年の花が枯れ残っているようだ  2025/07/03 北岳


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

タイトルとURLをコピーしました