樹木

3月

ヒマラヤスギ

ヒマラヤスギ (マツ科ヒマラヤスギ属)【ヒマラヤ杉】(Cedrus deodara)公園や学校の巨大樹の定番ですが、最近はあまり流行らないのか新しい公園などでは少ないようですが、昔は何故か大病院によく見られました。日本には、明治12年に渡来...
6月

アメリカスズカケノキ

アメリカスズカケノキ (スズカケノキ科スズカケノキ属)【亜米利加鈴懸】(Platanus occidentalis)北アメリカ東部原産で、明治時代に渡来した落葉広葉樹です。いわゆる「プラタナス」の仲間ですが、街路樹に多い「プラタナス」は、本...
野山の植物

タイワンツクバネウツギ

タイワンツクバネウツギ (スイカズラ科ツクバネウツギ属)【台湾衝羽根空木】(Abelia chinensis var. ionandra)日本では奄美大島、沖縄本島、石垣島の海岸や山地の岩地に稀に生育する希少種で、「ツクバネウツギ」や「アベ...

サルスベリ

サルスベリ (ミソハギ科サルスベリ属)【百日紅】【猿滑】(Lagerstroemia indica)酷暑炎天の街路に鮮やかな色彩を与えてくれる、花木の少ない時季に貴重なお馴染みの花です。たいへん開花期間が長く、別名の通り100日前後も咲き続...
山岳の植物

オオシラビソ

オオシラビソ (マツ科モミ属)【大白檜曽】(Abies mariesii) 別名:アオモリトドマツ中部地方から東北地方の亜高山帯を構成する代表的な針葉樹です。おおむね海抜1500-2500mぐらいに分布し、豪雪の環境に強い樹種のため東北地方...
山岳の植物

ジゾウカンバ

ジゾウカンバ (カバノキ科カバノキ属)【地蔵樺】(Betula globispica) 別名:イヌブシ(写真は樹幹のみ 葉は別物)栃木から長野までの本州中部、ほとんど埼玉県、群馬県、山梨県、長野県の境界山地中心に限られた分布の希産種のカバノ...
6月

ハリギリ

ハリギリ (ウコギ科ハリギリ属)【針桐】(Kalopanax septemlobus)「桐」の名がついていますが、ウコギ科で、「タラノキ」や「ヤツデ」などの仲間です。日本全国に分布する落葉広葉樹で、とくに北海道に多いようです。最大30m近い...
6月

ヤチヤナギ

ヤチヤナギ (ヤマモモ科ヤチヤナギ属) 【谷地柳】(Myrica gale var. tomentosa)北方の寒冷地湿原や泥炭地に生える雌雄異株の小さな樹木で、日本では三重県以北と北海道に分布します。ヤナギの名がついていますがヤナギの仲間...
6月

アサノハカエデ

アサノハカエデ (ムクロジ科カエデ属)【麻の葉楓】(Acer argutum)本州の福島県・新潟県以西と四国に分布し、標高1000m-1900m程度の山地に生育するカエデです。雌雄異株で沢沿いに多く見られるようです。葉は重鋸歯でしわが多く、...
6月

タニガワハンノキ

タニガワハンノキ (カバノキ科ハンノキ属)【谷川榛の木】(Alnus inokumae) 別名:コバノヤマハンノキ本州中部以北~北海道南部に分布する日本固有種で「ハンノキ」よりも高地性で山岳地から亜高山に生育します。山地の河原や湿地など攪乱...
6月

シラビソ

シラビソ (マツ科モミ属)【白檜曽】(Abies veitchii) 別名:シラベ「コメツガ」などと並んで中部山岳の亜高山帯を代表する常緑針葉樹です。関東や中部山岳では海抜1,500メートルから2,500メートルの亜高山帯に分布し日本固有種...

オノエヤナギ

オノエヤナギ (ヤナギ科ヤナギ属)【尾上柳】(Salix udensis) 別名:ヤブヤナギ、ナガバヤナギ北海道、近畿以北の本州、四国に分布し、山地から亜高山までの河原や湿地など攪乱された水辺に生育します。雌雄別株で高さ5-15mほどになり...

ニシキギ

ニシキギ (ニシキギ科ニシキギ属)【錦木】(Euonymus alatus)全国の野山に自生する低木で、「錦」の名のように紅葉が見事です。枝に細長い板状のコルク質の翼が出るのが最大の特徴で、これが出ないタイプが「コマユミ」です。細長い柄の先...
山岳の植物

コマガタケスグリ

コマガタケスグリ (APG:スグリ科スグリ属)(ユキノシタ科)【駒ケ岳酸塊】(Ribes japonicum)亜高山の針葉樹林の沢沿いに1-2mの低木。掌状の葉を見ると一瞬カエデ類かと思うがキイチゴの類にも見える。15cmほどの細長い花序が...
6月

ミヤマニワトコ

ミヤマニワトコ (レンプクソウ科ニワトコ属)【深山接骨木】(Sambucus racemosa subsp. sieboldiana var. major) 別名:オオニワトコ「ニワトコ」の多雪地山地変種で、樹高1-1.5mほどと小さく、立...
6月

クロカンバ

クロカンバ (クロウメモドキ科クロウメモドキ属)【黒樺】(Rhamnus costata)深山の林中に生える落葉低木で、葉が似ているので「カンバ」の名がついていますが樺の仲間ではありません。雌雄異株で、束になった長い花柄の先に黄緑色の4弁の...
6月

シウリザクラ

シウリザクラ (バラ科ウワミズザクラ属)(Padus ssiori) 別名:ミヤマイヌザクラサクラの仲間には違いないがブラシ状の花序に多数の花をつける異形の桜です。「ウワミズザクラ」や「イヌザクラ」に似ていて、とくに花序の枝に葉がつく点で「...
6月

ツルツゲ

ツルツゲ (モチノキ科モチノキ属)【蔓黄楊】(Ilex rugosa)東北地方から関東地方、中部地方の亜高山の針葉樹林下に生える常緑樹です。常緑低木ですが蔓のように地を這うのでおよそ目立たず、枝に花が咲きますが緑白色でこれも目立たず地味な植...
12月

ウダイカンバ

ウダイカンバ (カバノキ科カバノキ属)【鵜松明樺】(Betula maximowicziana) 別名:マカバ日本に自生しているカバノキ類の中で最も大きくなる種類で、大きなものでは樹高30m、直径1mに達するそうです。北海道から本州中部以北...
野山の植物

キリ

キリ (キリ科キリ属)(旧ゴマノハグサ科)【桐】(Paulownia tomentosa)下駄や箪笥でお馴染みの木材である「桐」ですが、その原産地は中国らしいものの不明とのことです。弥生時代の遺跡からも見つかっているようで、それだけ昔から日...

ハナキササゲ

ハナキササゲ (ノウゼンカズラ科キササゲ属)【花木大角豆】(Catalpa speciosa) 別名:オオアメリカキササゲ北米原産の落葉樹で、園芸種として明治・大正時代に「黄金樹」の名で大量輸入されていたそうです。しかし、どういう訳か現存す...
樹木

ミズナラ

ミズナラ (ブナ科コナラ属)【水楢】(Quercus crispula var. crispula) 別名:オオナラ「コナラ」と並んで楢の木のひとつで、コナラよりも寒冷地・山岳地寄りの分布となり、「ブナ」の生えるブナ帯の下部に位置する植生と...
樹木

カラマツ

カラマツ (マツ科カラマツ属)【落葉松、唐松】(Larix kaempferi)信州の高原や山岳の風景を彩る日本固有種で、天然の分布の中心は中部山岳周辺で、富士山、奥日光や蔵王の一部などに隔離分布しています。北海道には分布ぜず、北海道の至る...
6月

コメツガ

コメツガ (マツ科ツガ属)【米栂】(Tsuga diversifolia)中部山岳などに登る登山者にとってはお馴染みの常緑針葉樹。日本の固有種で、青森から中部山岳地帯にかけて「シラビソ」や「トウヒ」などとともに亜高山帯の針葉樹林を形成する樹...
樹木

ヤエガワカンバ

ヤエガワカンバ (カバノキ科カバノキ属)【八重皮樺】(Betula dahurica) 別名:コオノオレ北海道東部の一部と、本州中部の一部地域に隔離分布し、中部地方では標高1500m前後の日当たりのよい高原に自生します。樹皮が浮き上がって剥...

マメガキ

マメガキ (カキノキ科カキノキ属)【豆柿】(Diospyros lotus var. laevis)「豆柿」の名の通り、僅か2cm弱のミニチュアサイズの実が生る柿の木。中国からユーラシア原産で、江戸時代に柿渋をとるために日本に持ち込まれたも...
野山の植物

ヤマグワ

ヤマグワ (クワ科クワ属)【山桑】(Morus australis)全国の丘陵地や山地に広く自生する桑で、養蚕のために中国から導入された「マグワ」とともに栽培されていました。何故か住宅地を流れる河川敷や街中の雑木林に増えていますが栽培由来な...
野山の植物

シバヤナギ

シバヤナギ (ヤナギ科ヤナギ属)【柴柳】(Salix japonica) 別名:イシヤナギ東北南部から東海地方の太平洋側の山地や丘陵に生え、枝はよく分枝して広がるので、ごちゃごちゃした感じになります。雌雄異株で、3~4月頃に葉が出だすと同時...
野山の植物

ウリカエデ

ウリカエデ (ムクロジ科カエデ属)【瓜楓】(Acer crataegifolium)福島県以南に分布する日本固有種のカエデですが、葉が無裂または浅い3-5裂であまりカエデらしくない種類。春にははより先に花が咲き、黄緑色の花を10個ほどつけた...
3月

ユキツバキ

ユキツバキ (ツバキ科ツバキ属)【雪椿】(Camellia rusticana)椿の原種のひとつである「ヤブツバキ」が青森以南の太平洋側照葉樹林に分布するのに対し、東北から北陸の日本海側多雪地に分布するのがユキツバキです。豪雪に埋もれた冬季...
3月

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ (ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属) 【沈丁花】(Daphne odora)春の訪れを香りで告げる沈丁花は、中国南部原産の植物ですが、室町時代には既に栽培されていたそうです。庭木としてポピュラーな存在ですが、葉は有毒です。独特の4...
3月

マルバマンサク

マルバマンサク (マンサク科マンサク属)【丸葉満作】(Hamamelis japonica var. discolor f. obtusata)主に太平洋側に咲く「マンサク」の多雪地寒冷地型変種で、東北地方~鳥取県の日本海側に分布します。葉...
3月

オクチョウジザクラ

オクチョウジザクラ (バラ科サクラ属)【奥丁字桜】(Cerasus apetala var. pilosa)日本海側の多雪地帯に自生分布する野生種で、太平洋側に分布する「チョウジザクラ」の変種とされます。チョウジザクラよりも花弁が大きく、萼...
3月

ハチジョウキブシ

ハチジョウキブシ (キブシ科キブシ属)【八丈木五倍子】(Stachyurus praecox var. matsuzakii) 別名:ナンバンキブシ「キブシ」の変種で花序や葉が大きめとされ、伊豆七島や関東以西の太平洋岸に分布します。キブシ同...
野山の植物

コブシ

コブシ (モクレン科モクレン属)【辛夷】(Magnolia kobus)まだ肌寒い春のころに毛深い花芽をつけ、急に陽気が暖かく春めいた数日にいきなり一気に咲きだす印象があります。「モクレン」の仲間の中でも早めに咲きだし葉の展開よりも先に満開...
野山の植物

シデコブシ

シデコブシ (モクレン科モクレン属)【幣辛夷】(Magnolia stellata)春先に公園や街路樹として薄ピンクの見事な花を見ることも多く、葉が出る前に花が満開となるのでたいへん目立ちます。最近は庭木などでもわりあい見るようになりました...

サクラツツジ

サクラツツジ (ツツジ科ツツジ属)【桜躑躅】(Rhododendron tashiroi)早い時期に咲く「ミツバツツジ」の仲間ですが、暖地性で常緑です。新しい葉が展開した後に、桜色から白色の花を咲かせます。雄しべ10本、雌しべ1本で子房に毛...
3月

アカガシ

アカガシ (ブナ科コナラ属)【赤樫】(Quercus acuta)東北以南の山地に自生する常緑樹で、「シラカシ」「アラカシ」などに比べて赤っぽい幹ですが、実際は材が赤褐色であることからきた名前のようです。若い樹では他の樫と同様に平滑で灰色の...
野山の植物

ムクロジ

ムクロジ (ムクロジ科ムクロジ属)【無患子】(Sapindus mukorossi)関東以南の山地に自生する落葉樹ですが、寺社の境内などにもよく植えられています。丸い果実の中に入っている種子が黒い球形でとても硬く、数珠玉に使われたようです。...
野山の植物

タラヨウ

タラヨウ (モチノキ科モチノキ属)【多羅葉】(Ilex latifolia)静岡以西~九州に分布する常緑高木ですが、寺院や庭園などに植えられていることも多いようです。雌雄異株で、春から初夏に淡黄緑色の花が咲き、秋には赤い実が生ります。光沢の...