タニガワハンノキ (カバノキ科ハンノキ属)【谷川榛の木】
(Alnus inokumae) 別名:コバノヤマハンノキ
本州中部以北~北海道南部に分布する日本固有種で「ハンノキ」よりも高地性で山岳地から亜高山に生育します。
山地の河原や湿地など攪乱された痩せた土地にいち早く進出する「パイオニアツリー」です。
根粒菌との共生により空気中の窒素を取り込むことができ成長が早いそうです。
類似で同様のところに生える「ケヤマハンノキ」とよく似ていますが葉が小さく横に広く鋸歯が尖っています。
葉の印象が荒い不定形に見えますが、6-7個の鋸歯が重鋸歯となっています。
葉脈は5-8対です。
去年の花穂が越年して初夏にも残っています。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】