ミズナラ (ブナ科コナラ属)【水楢】
(Quercus crispula var. crispula) 別名:オオナラ
「コナラ」と並んで楢の木のひとつで、コナラよりも寒冷地・山岳地寄りの分布となり、「ブナ」の生えるブナ帯の下部に位置する植生となります。
「コナラ」よりも葉が大きいため「オオナラ」とも言われ、葉の形は似ていますが鋸歯が大きくはっきりして枝先に集中し「カシワ」の葉にも似ています。
樹皮は縦に不規則な裂け目をもち、表面が剥がれます。
雌雄同株で、雄花序は葉腋から下垂します。
全国の山地の落葉広葉樹の主役でもあり、ブナに比べると明るい場所を好む陽樹です。
ブナ同様、ドングリはクマを始め山地の動物の重要な食料源となります。