トドマツ (マツ科モミ属)【椴松】
(Abies sachalinensis)
北海道の針葉樹を代表する樹種で北海道内の針葉樹総量の約半分を占め、天然林も多いですが人工林も北海道内面積の約5割を占めるとされています。
内地の「シラビソ」にごく近縁で、氷期に本州まで南下して分布したトドマツが、氷期が終わると隔離されて分化したのがシラビソと考えられています。
その後生態的空白であった東北地方の亜高山に進出したのが「オオシラビソ(アオモリトドマツ)」となります。
枝が輪生状に水平か斜め上に出るのが特徴で、幹は灰色でわりあい平滑でシラビソに似ています。