ジンチョウゲ (ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属) 【沈丁花】
(Daphne odora)
春の訪れを香りで告げる沈丁花は、中国南部原産の植物ですが、室町時代には既に栽培されていたそうです。
庭木としてポピュラーな存在ですが、葉は有毒です。
独特の4裂した花は花弁ではなく先端が4裂した萼筒です。
この花の構造は同科の「オニシバリ」や「ナニワズ」「ミツマタ」などに共通です。
雌雄異株で、雄株と雌株があるのですが、日本国内に存在する株のほとんどは雄株で、実がなる様子を見る機会は少ないですが、赤い実は有毒です。