オナガ (カラス科オナガ属)【尾長】
(Cyanopica cyanus)
真っ黒い頭と水色の羽根、灰色と白色の体のクールなコントラストが美しい鳥です。
「ギューイ ギエーイ」と騒々しく鳴く鳥で、樹の上の方を群れで移動していることが多いです。
カラス科らしく知能が高く気の強い鳥で、猛禽やカラス、猫などの外敵には集団で共同して対抗します。
東京近辺では里山から住宅地まで普通に見られ、「カラス」や「スズメ」「ヒヨドリ」のようにあまりバードウォッチングの対象という感じではありません。
ところが、現在の分布域は、神奈川県、長野県、石川県のラインより東北側の本州だけで、西日本にはほぼ全く居ないそうです。
1970年代までは本州西部や九州でもに留鳥として見られたものの、1980年代以降西日本では急に姿が無くなってしまいました。
「カササギ」との競合に負けたなどの説がありますが、明らかな原因は判っていないようです。
水浴びの様子 2020/02/12 東村山中央公園
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】