ハシボソガラス (カラス科カラス属)【嘴細烏】
(Corvus corone)
もともと田園地帯に広く分布するカラスで、「ハシブトカラス」と違って今も都心部などにはいないようです。
「権兵衛が種まきゃカラスがほじくる」のカラスはきっとハシボソカラスでしょう。
じっさい、公園や野原の枯れ葉の地面をほじくって歩いている姿を目にします。
郊外の雑木林の木の上などに小枝を集めて巣をつくり、夕方にはねぐらに帰ります。
住宅街に近い巣には針金ハンガーが巣材に使われていることも多いです。
「ハシブトガラス」よりもやや小型で嘴から頭にかけスリムな体形で、もちろん雑食ですが比較的植物質の餌を好むとされます。