カンムリカイツブリ (カイツブリ科カンムリカイツブリ属)【冠鳰】
(Podiceps cristatus)
「カイツブリ」の仲間ですが、カイツブリとはかなり印象の違う鳥です。
普通のカイツブリは子供のカモという感じの体形ですが、カンムリカイツブリは大型で首が長く全く違う体形です。
関東には冬鳥として飛来しますが、東北、北海道などでは国内繁殖しているそうです。
夏羽と冬羽で大きく姿が変わり、夏には茶色い襟巻のような羽毛と頭の上の冠状の飾り羽が特徴的です。
しかし冬羽では身体全体に白黒モノトーンぽくなり、頭の冠毛も黒いモヒカン刈りみたいになります。
湖や沼の水面に群をなして浮かんで、潜水しては魚をとって暮らし、陸にはほとんど上がらないようです。
飛び立つときには水面を直線的に長距離滑走して離陸します。
多摩湖には冬に大群で飛来し、多くの群が見られますが、警戒心が強いのか常に岸から遥か沖合を漂っていて、なかなか近くでみることはできません。
埼玉県:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
東京都:準絶滅危惧(NT)