ホソバクリハラン (ウラボシ科ノキシノブ属)【細葉栗葉蘭】
(Lepisorus boninensis)
小笠原諸島の固有種で、父島や母島の湿った岩上や樹幹に生える常緑の着生シダです。
普通の「クリハラン」とは別属のノキシノブ属で「ヒメノキシノブ」に近縁とのことですが、遥かに大きく葉が薄く波打ってイメージが随分違います。
また、同属で小笠原固有種の「ムニンサジラン」とよく似ていますが、幅が広く独特の葉脈がくっきり出るのが特徴的です。
栄養葉は幅広めで、胞子葉は細長く伸び、ソーラスは丸く大きなものが一列に並びます。
環境省カテゴリ:準絶滅危惧(NT)
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