ムラサキオニシバリ (ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属)【紫鬼縛】
(Daphne pseudomezereum f. atropurpurea)
「ジンチョウゲ」の仲間の「オニシバリ」は、黄緑色の花で目立たないものですが、その萼筒の外側が紫褐色になるものをムラサキオニシバリとして品種扱いしています。
もともとオニシバリの花は花弁が無く、4裂する萼が花となっています。
黄緑色ですが、黄色味が強いものもあり個体差があるようで、鮮やかな黄色だと日本海側に多い「ナニワズ」です。
普通のオニシバリと言われるものでも萼筒が紫を帯びたものも多く、ムラサキオニシバリでも萼片の外側が緑のものもあり、その境目は判然としません。
ムラサキオニシバリは南高尾で初めて発見・発表されたとのことで、高尾山近辺に多い傾向なのかもしれません。