野山の植物

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ムニンタツナミソウ

ムニンタツナミソウ (シソ科タツナミソウ属)【無人立浪草】(Scutellaria longituba)「ムニン」の名が表すとおり、小笠原諸島の固有種です。小笠原諸島の中でも、父島と兄島だけに分布し林内や岩場に自生するようです。花は白色で、...
3月

モチツツジ

モチツツジ (ツツジ科ツツジ属)【黐躑躅】(Rhododendron macrosepalum)伊豆半島、山梨以西から近畿、四国に分布する、「ヤマツツジ」に近い普通種のツツジです。日当たりの良い丘陵や低山に生える小型のツツジで、茎や葉などと...
3月

サイゴクベニシダ

サイゴクベニシダ (シダ植物オシダ科オシダ属)【西国紅羊歯】(Dryopteris championii)東北南部以西に分布する常緑性のシダで、「ベニシダ」とよく似ています。ベニシダに比べ葉の質が厚く、羽軸の褐色の鱗片が多く、小羽片の基部が...
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シロバナセツブンソウ

シロバナセツブンソウ (キンポウゲ科セツブンソウ属)【白花節分草】(Eranthis pinnatifida f. albida)「セツブンソウ」は白い花の中心部が紫色で花茎が赤褐色なのが特徴ですが、ごく稀にいわゆる「素心」「青軸」のものが...
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ハイキンポウゲ

ハイキンポウゲ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【這金鳳花】(Ranunculus repens)キンポウゲ(ウマノアシガタ)と同様の花ですが、這性で匍匐枝を伸ばし節から根を伸ばし栄養繁殖します。花はやや小さく疎らで、根出葉は掌状に3全裂し裂片...
12月

ハゼノキ

ハゼノキ (ウルシ科ウルシ属)【櫨の木】(Toxicodendron succedaneum)晩秋から冬の雑木林に鮮烈な赤色の紅葉が目立ちます。関東地方南部以西に自生しますが、かつて木蝋を採取するために栽培されていたものの野生化が多いといわ...
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ツルギキョウ

ツルギキョウ (キキョウ科ツルニンジン属)【蔓桔梗】(Codonopsis javanica subsp. japonica)関東地方以西から九州に分布し、山地の沢沿いの半日蔭の林縁に稀に見られる蔓植物です。同属の「ツルニンジン」や「バアソ...
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ヤブハギ

ヤブハギ (マメ科ヌスビトハギ属)【藪萩】(Hylodesmum podocarpum subsp. oxyphyllum var. mandshuricum)「ヌスビトハギ」に似ていますが、葉が茎の上部に付かず下部にかたまってつきます。茎...
9月

マルバヌスビトハギ

マルバヌスビトハギ (マメ科ヌスビトハギ属)【丸葉盗人萩】(Desmodium podocarpum subsp. podocarpum)分類学上「ヌスビトハギ」の母種であり、「ヌスビトハギ」はこれの亜種にあたります。名前の通り、普通のヌス...
9月

オオアブラススキ

オオアブラススキ (イネ科オオアブラススキ属)【大油薄】(Spodiopogon sibiricus)山地の日当たりの良い草地に生える「ススキ」に似た葉の多年草。円錐花序は直立し、小穂は上向きにつきます。「アブラススキ」では、小穂は下にうな...
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アキザキヤツシロラン

アキザキヤツシロラン (ラン科オニノヤガラ属)【秋咲八代蘭】(Gastrodia confusa)昼でも薄暗い、荒れた竹林の落ち葉や朽ちた竹が横たわる中にひっそりと生える、とても花とも思えないようなランの花です。葉緑素を持たず光合成を行わな...
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クロヤツシロラン

クロヤツシロラン (ラン科オニノヤガラ属)【黒八代蘭】(Gastrodia pubilabiata)葉緑素をもたない、つまり光合成を放棄したランの花です。いわゆる菌従属栄養植物の仲間で、地中の菌類ネットワークの栄養素に依存して生きています。...
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アメリカネナシカズラ

アメリカネナシカズラ (ヒルガオ科ネナシカズラ属)【亜米利加根無葛】(Cuscuta campestris)葉緑素をもたず、従って自ら光合成せず、他の植物に絡まって吸盤状の寄生根で取り付き栄養分を得る寄生植物。宿主に取り付くと根はなくなるの...
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ササクサ

ササクサ (イネ科ササクサ属)【笹草】 (Lophatherum gracile) 笹に似た葉をもつ草だから笹草という、いささか安易に思えるネーミングの植物。確かによく似ていますが、単子葉植物の中には他にも似た葉はいくらでもありそうですがど...
9月

シオガマギク

シオガマギク (ハマウツボ科シオガマギク属)【塩竈菊】(Pedicularis resupinata subsp. oppositifolia)自分の葉で光合成を行なう一方、他の植物(イネ科)に寄生して栄養分を奪う「半寄生植物」です。山地の...
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シロバナノアザミ

シロバナノアザミ (キク科アザミ属)【白花野薊】(Cirsium japonicum f. leucanthum)名前そのままに、白花の「ノアザミ」です。あまり見慣れないので、アザミとしては妙な感じがしてしまいます。花の色以外まったく変わり...
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ナベナ

ナベナ (スイカズラ科ナベナ属)【鍋菜】(Dipsacus japonicus)以前はマツムシソウ科とされていたように「マツムシソウ」の仲間です。確かに花の構造自体は似た感じではあります。マツムシソウでは外側の裂片が大きく装飾的になっていま...
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ミツバ

ミツバ (セリ科ミツバ属)【三葉】(Cryptotaenia canadensis subsp. japonica)お吸い物や茶碗蒸しでお馴染みの、あのミツバです。全国の山野の沢沿いや湿地に生える日本原産種です。三つ葉の名の通り、3小葉の複...
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シチトウエビヅル

シチトウエビヅル (ブドウ科ブドウ属)【七島蝦蔓】(Vitis ficifolia var. izuinsularis)ブドウの仲間の「エビヅル」の変種で伊豆諸島に分布するものです。エビヅルに比べて3裂した葉が大きく、裏面には赤褐色の綿毛が...
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エビヅル

エビヅル (ブドウ科ブドウ属)【葡萄蔓】(Vitis ficifolia) 別名:ミツバブドウ「ブドウ」の名がつかないものの、ブドウ科ブドウ属で「ノブドウ」などとともに野生のブドウです。「エビ」というのはブドウの古名だそうです。本州、四国、...
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シンミズヒキ

シンミズヒキ (タデ科イヌタデ属)【新水引】(Persicaria neofiliformis)「ミズヒキ」とほぼ同じで見分けるのも困難なのですが別種の植物です。本州から九州の林内に「ミズヒキ」と同様のところに生育します。ミズヒキに較べ大き...
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ヘビノネゴザ

ヘビノネゴザ (シダ植物イワデンダ科)【蛇の寝茣蓙】(Athyrium yokoscense)全国の低山や山地の林内に普通に生える夏緑性シダで、姿かたちも普通のいかにも羊歯という感じで特に特別な個性はありません。しかし、このシダは植物に有害...
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サツマハギ

サツマハギ (マメ科ハギ属)【薩摩萩】(Lespedeza thunbergii subsp. satsumensis)「ミヤギノハギ」の亜種とされている、九州南部の薩摩半島に分布する地域固有種です。「マルバハギ」に似て葉が丸いですが、3出...
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トンボソウ

トンボソウ (ラン科ツレサギソウ属)【蜻蛉草】(Platanthera ussuriensis)「ツレサギソウ」の仲間は、どれもよく似たようなものが数多くあり、区別に困ることが多いのですが、「トンボソウ」は20cmほどと小型で、「オオバノト...
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シロテンマ

シロテンマ (ラン科オニノヤガラ属)【白天麻】(Gastrodia elata var. pallens)菌従属栄養性のランで、光合成を行わずナラタケ属の菌から養分を得る、葉のない植物です。「オニノヤガラ」や「アオテンマ」に似た姿で白花です...
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レブンソウ

レブンソウ (マメ科オヤマノエンドウ属)【礼文草】(Oxytropis megalantha)その名の通り北海道礼文島の固有種で、高山植物の「オヤマノエンドウ」の近縁種です。葉は奇数羽状複葉で小葉は17-23個。長く伸びた花茎の先に5-15...
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ケイワタバコ

ケイワタバコ (イワタバコ科イワタバコ属)【毛岩煙草】(Conandron ramondioides var. pilosus)「イワタバコ」の変種で、ほぼ同様ながら花茎や萼などに軟毛が生えているもの。また、葉が左右非対称な形で、主脈が偏っ...
6月

ムシャリンドウ

ムシャリンドウ (シソ科ムシャリンドウ属)【武者竜胆】(Dracocephalum argunense)「リンドウ」の名を持ちますが、「リンドウ」とは全く異なるシソ科の花で、「ラショウモンカズラ」に似ています。ラショウモンカズラよりもやや青...
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トキリマメ

トキリマメ (マメ科タンキリマメ属)【吐切豆】(Rhynchosia acuminatifolia)「ノササゲ」、「タンキリマメ」と並んで、似た感じの黄色いマメの花です。特にタンキリマメと良く似ていますが、葉の付け根側が広く、葉先が細く尖り...

アオダモ

アオダモ (モクセイ科トネリコ属)【青梻】(Fraxinus lanuginosa f. serrata)全国の山地に広く分布し、春-初夏に枝先に細く細かい花をたくさん咲かせます。雌雄異株で、雄株の雄花には2本の雄しべが、雌株の雌花には1本...
6月

コシジシモツケソウ

コシジシモツケソウ (バラ科シモツケソウ属)【越路下野草】(Filipendula auriculata)「シモツケソウ」の日本海側タイプで、山形から富山県にかけての豪雪地帯に分布します。「シモツケソウ」や「アカバナシモツケソウ」などとよく...
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オオカモメヅル

オオカモメヅル (キョウチクトウ科カモメヅル属)【大鴎蔓】(Vincetoxicum aristolochioides)「大」カモメヅルという名前なのにかなり小さな花。「コバノカモメヅル」と較べると花弁が短かく、半分近くしかありません。花の...
6月

ヒメユリ

ヒメユリ (ユリ科ユリ属)【姫百合】(Lilium concolor)東北南部以南から四国、九州の山地に稀に咲く小型の百合。「コオニユリ」などのように花被片が反り返らず、花は上向きに咲きます。花色はとても鮮やかな濃い朱赤で、内側に濃い朱赤の...
9月

アマギアマチャ

アマギアマチャ (アジサイ科アジサイ属)【天城甘茶】(Hydrangea serrata var. angustata)「ヤマアジサイ」の変種で、通常の「アマチャ」よりも葉も装飾花も細長く、装飾花、両性花ともに白色です。アマチャ同様に、フィ...
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ヌルデ

ヌルデ (ウルシ科ヌルデ属)【白膠木】(Rhus javanica var. chinensis)「ウルシ」の仲間で、同様な成分をもっていますが少ないのでかぶれることは少ないようです。奇数羽状複葉の葉が互生しますが、小葉の間の葉軸にはっきり...
6月

バイカアマチャ

バイカアマチャ (アジサイ科バイカアマチャ属) 【梅花甘茶】(Hydrangea platyarguta)「アマチャ」の名前が付いているものの、「ガクアジサイ」の変種の「アマチャ」とは全く異なる、一属一種の妙な植物です。アジサイの仲間らしく...

ハルザキヤマガラシ

ハルザキヤマガラシ (アブラナ科ヤマガラシ属)【春咲山芥子】(Barbarea vulgaris) 別名:セイヨウヤマガラシヨーロッパからの帰化植物で明治時代から渡来しており、現在は全国に帰化自生し、街中から高原にまで進出しています。鮮やか...
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フナバラソウ

フナバラソウ (キョウチクトウ科カモメヅル属)【舟腹草】(Vincetoxicum atratum)ほぼ日本全国に分布しますが、ほとんどの所で絶滅危惧指定となっています。里山や山地の草原に生育しますが、生育適地の茅場や棚田など人手が適度に入...
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オニグルミ

オニグルミ (クルミ科クルミ属)【鬼胡桃】(Juglans mandshurica var. sachalinensis)全国に広く分布して、野山の川沿いや湿気の多いところに生育します。日本のクルミ類の中で唯一食用に適した種類で、リスやネズ...
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タチドコロ

タチドコロ (ヤマノイモ科ヤマノイモ属)【立野老】(Dioscorea gracillima)早い時期に花が咲く「ヤマノイモ」類で、茎がはじめ立ち上がり、その後伸びた上部がつる状となります。葉は互生で、楕円形からハート形、先端が尖り浅く3裂...