オニノヤガラ (ラン科オニノヤガラ属)【鬼の矢柄】
(Gastrodia elata)
葉緑素を持たず、自らの光合成は一切行なわない菌従属栄養植物。
ときに樹木に病気を起こす木材腐朽菌であるナラタケ類から栄養を得ています。
大きいものでは120cmもの真っ直ぐ立ち上がった一本棒の茎の先に花序をつけ、20-50個の壺状の花が咲きます。
花後には楕円形の実になります。
日本全国に分布し、平地や山地の林下や林縁に生えます。
黄褐色から赤褐色まで色の変化が多いようですが、これの緑色品種は「アオテンマ」と呼ばれています。
東京都:絶滅危惧Ⅱ類(VU)