アマギアマチャ (アジサイ科アジサイ属)【天城甘茶】
(Hydrangea serrata var. angustata)
「ヤマアジサイ」の変種で、通常の「アマチャ」よりも葉も装飾花も細長く、装飾花、両性花ともに白色です。
アマチャ同様に、フィロズルチン、イソフィロズルチンの甘味成分を含みますが、アマチャよりも甘味が少ないので飲用・薬用栽培はされていないようです。
装飾花は花柄が長く、萼片は4枚か3枚です。
伊豆半島や箱根に分布する固有変種で、特に天城山周辺の特産とされます。
そもそも、天城山の名前の由来は、この木が多く自生するので甘木の山というところからきているようです。